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- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発売日:2006/09/22
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/273p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:4-06-213605-8
紙の本
一瞬の風になれ 2 ヨウイ
著者 佐藤 多佳子 (著)
少しずつ陸上経験値を上げる新二と連。才能の残酷さ、勝負の厳しさに出会いながらも強烈に感じる、走ることの楽しさ。意味なんかない。でも走ることが、単純に、尊いのだ。今年いちば...
一瞬の風になれ 2 ヨウイ
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セット商品 |
- 税込価格:4,730円(43pt)
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商品説明
少しずつ陸上経験値を上げる新二と連。才能の残酷さ、勝負の厳しさに出会いながらも強烈に感じる、走ることの楽しさ。意味なんかない。でも走ることが、単純に、尊いのだ。今年いちばんの陸上青春小説、第2巻。【「BOOK」データベースの商品解説】
【吉川英治文学新人賞(第28回)】【本屋大賞(第4回)】少しずつ陸上経験値を上げる新二と連。才能の残酷さ、勝負の厳しさに出会いながらも強烈に感じる、走ることの楽しさ。意味なんかない。でも走ることが単純に尊いのだ。何かに夢中だったすべての人に贈る陸上青春小説。【「TRC MARC」の商品解説】
何かに夢中だった、すべての人へ贈る青春小説
「最高だ」
――直線をかっとんでいく感覚。このスピードの爽快感。身体が飛ぶんだ……。
少しずつ陸上経験値を上げる新二と連。才能の残酷さ、勝負の厳しさに出会いながらも強烈に感じる、走ることの楽しさ。意味なんかない。でも走ることが、単純に、尊いのだ。
「そういうレースがあるよね。きっと誰にも。一生に一回……みたいな」
今年いちばんの陸上青春小説、第2巻!
第28回吉川英治文学新人賞受賞
2007年本屋大賞受賞
【商品解説】
著者紹介
佐藤 多佳子
- 略歴
- 〈佐藤多佳子〉1962年東京都生まれ。89年「サマータイム」で月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。「イグアナくんのおじゃまな毎日」で路傍の石文学賞などを受賞。ほかの著書に「黄色い目の魚」など。
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やはり、大変なことになりました。「ヨウイ」もとい「一瞬の風になれ2」
2006/11/28 22:30
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校陸上部を舞台に、走ることに魅せられた者たちの青春小説第2巻です。相変わらず熱いです。特にリレーの描写が圧巻で、バトンを渡すシーンや、コンマ何秒の差に胸がドキドキします。あんな風に走ったら気持ち良いだろうなと思わせてくれるシリーズも、「承」から「転」へと動き出しました。
2年生になった新二はドンドン陸上にのめり込んでいきます。彼に触発されるように、何ごとにも今ひとつやる気が感じられない天才スプリンター連にも目覚めの時が。
新二と連が所属する春野台高校陸上部というのが、現実に有りえないくらい良い部なのですね。家族的でありながら馴れ合うことはなく、ライバルでありながら手を取りあえる。才能や技量では測れない器を持つ先輩、部員たちの自主性を重んじながら必要なところではしっかり手綱を取ることができる顧問。新二はともかく、超マイペース人間の連は春野台高校陸上でなければ、確実に潰れてしまったでしょう、ランナーとしてだけでなく人間としても。
素晴らしい仲間たちに囲まれている新二ですが、そこはシリーズも中盤、数々の試練が降りかかります。自分の可能性との闘い(何しろ幼なじみは天才ですから)、試合に対するメンタル面での不安、恋の揺らぎ……でももっと重く厳しい現実が、新二を打ちのめすのです。狭く長く、暗いトンネルに入り込んでしまった新二は、道を見失いかけます。読んでいても息が苦しくなってくる展開ですが、新二は一人ではありませんでした。陸上部の仲間がいて、家族がいます。新二の家族については、1巻を読んだ時点では、熱烈のサッカーファンの両親とサッカーの天才選手である兄に対して、コンプレックスを持つ新二の視点が強く、(困った親と兄ちゃんだ)という感じがしたのですが、どうしてどうして。新二、しっかり愛されていますよ、家族から。
真剣に何かを求め真っ直ぐに進もうとすれば必ずぶつかる壁、人の力では動かしがたい運命のようなもの、だけどグッと踏ん張った新二がトンネルをくぐり抜ける瞬間も間近、珍しく主人公を応援しつつ(普段はたいてい脇役派なのですが)3巻に期待を繋ぎます。
紙の本
やや型どおりだが、それでも読ませる
2011/12/20 12:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
引き続き面白いが、ちょっとパターン化している。つまり陸上を新たに始めた主人公が、記録を縮めながら、友情やら恋愛やら青春の諸々でもがんばるという基本線だが、これがあまりにはっきりしているのでちょっと退屈しかけないでもない。と思っていたら、ドラマチックなハプニング。が、それもまあ定番といえば定番で、困ったらこれではずるいぞ、安易だぞ、という気もする。それでも、与えられた素材が非常にしっかり書けていて、その筆力が最後は魅力だろう。現代の若者に訴えそうな文体なのもいい。