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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発行年月:2006.10
- 出版社: 集英社
- サイズ:27cm/69p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:978-4-08-299016-9
紙の本
絵本星の王子さま
池澤夏樹訳による初めての絵本化。子供が読める!子供と読める!声に出して読める!原作の魅力を一層鮮明にした新しい『王子さま』です。【「BOOK」データベースの商品解説】「星...
絵本星の王子さま
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商品説明
池澤夏樹訳による初めての絵本化。子供が読める!子供と読める!声に出して読める!原作の魅力を一層鮮明にした新しい『王子さま』です。【「BOOK」データベースの商品解説】
「星の王子さま」の文章の全部ではなく、ある程度まで短く簡略にした、子供が自分で読める、親子で読める、声に出して読める、新しい形の絵本版「星の王子さま」。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
サンテグジュペリ
- 略歴
- 〈サンテグジュペリ〉1900〜44年。フランス生まれ。作家、飛行士。著書に「夜間飛行」「南方郵便機」「人間の土地」など。
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紙の本
架け橋は掛けられた。
2009/02/09 14:14
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
この原作はサン・テグジュペリの名作『Le Petit Prince』である。
この著作権が切れた2005年以降、
数多くの新訳が生まれたことは記憶に新しい。
なかでも、この作品『絵本版 星の王子さま』は、
池澤夏樹氏の翻訳によるものの一つで
とりわけ子どもでも読めるようなやさしい言葉で
書き起こされた初めての絵本として、
集英社より2006年10月に出版された。
08年現在で7刷となっている。
子どもへの贈物としていただいたものが
我が家に届いたので
7歳、2歳半のこどもたちの
寝る前の1冊として選んで、読んでみた。
帯に
『子供が読める!子供と読める!声に出して読める!』
と、ある通り
するするとわたしと子供たちの想像のなかで
星の王子さまと、すべての登場人物たち
そのそれぞれのシーンとが
きらきらと光を帯びながら
浮かんでは消えていった。
1冊を数日に分けて読んだのだけれども
少しずつなら、そのうちに
子供たちでもたやすく読めるだろう
という予感があった。
この古典名著を、あえて絵本にするにあたって
全編翻訳ではなく、むしろやや大胆に
内容の一部を省き、やさしい言葉に変えた試みは
発売当初、大きな話題となったであろうし
今でも、読者の間では賛否両論あるところだと思う。
なぜ、抄録で絵本なのかという
答えは、「大人のための訳者のあとがき」に語られている。
本来はサン・テグジュペリの名作『星の王子さま』は
子供のために書かれている。
ただ、この作品が深い魅力をもつあまり、
すばらしい絵があったとしても
このもともとの作品のすべての文章や比喩がはたして
子供に分かるだろうか……?
分からないままにそれっきり縁が切れてしまわないだろうか?
それは、その子供にとって、とてももったいないことだ。
ゆえに訳者は決意する。
「 そういう部分を省いて、言い回しも少し変えて、
幼い子がすらすら読める特別版を作ったらどうか、
というのがこの本を作った意図である。
だからこれは元の文章に忠実な翻訳ではない。
……(略)……
だから、これで王子さまと親しくなった子が
少し大きくなったら、理解する力がついたら、
その時は元のままの版を手渡してやっていただきたい。」
……つまり、こういうことだ。
この本をきっかけに、子供たちが王子さまと仲良くなったならば
もう少し先の世界へも連れて行ってあげてほしい。
架け橋をかけて、その向こう側へ。
成長と共に、味わえるもっと広い作品世界へ。
昔読んで、はっきりとは分からなかった大人が
今度は、この1冊をきっかけに
子供たちともに新たな気持ちで
大人向きの訳、そして原著へも架け橋を渡っていけるのだ。
もちろん頼まれるまでもなく
わたしは、そうしてしまうだろう。
そして
大人味の世界へと子供たちをいざないながら
旅を続けることだろう。
紙の本
子どもの視点
2019/08/31 23:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨日は妻の誕生日。 サプライズで箱根旅行をプレゼント。 星の王子さまミュージアムもプランに入れたので、より楽しむために復習として数年ぶりに再読。 ストーリーは、シンプルかつ幻想的。 子どもの気持ちを理解できない大人、大人の醜さなどが感じられ、大人になって読むと違った思いになる。 ミュージアムを周り、筆者の生涯がストーリーに深く関わっていることを知り、より筆者とこの話が好きになった。 『「じゃ秘密を言うよ。簡単なことなんだ―ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」』
紙の本
深い話!
2017/01/11 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の頃に学校の図書館で借りて読んでいた時はわからなかったこの本の深さが、改めて購入して自分の手元に置いて読んでみたことでわかったので良かった!
紙の本
永遠の王子さま
2016/02/25 04:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は多くの読者だけではなく、翻訳家にも愛されている1冊だ。数多くの名訳があるが、学国文学の紹介者でもある著者らしく新しい世界が広がっていった。