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- カテゴリ:小学生
- 発行年月:2006.11
- 出版社: 岩崎書店
- サイズ:21cm/191p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-265-06772-7
紙の本
西瓜流し (現代ミステリー短編集)
お盆のあと、川に西瓜を流して供養するというある地方に、首のない死体が。はたして、あの西瓜とは…「西瓜流し」の表題作や、同級会で四十年ぶりに会った旧友が大金をポンとかしてく...
西瓜流し (現代ミステリー短編集)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:15,400円(140pt)
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商品説明
お盆のあと、川に西瓜を流して供養するというある地方に、首のない死体が。はたして、あの西瓜とは…「西瓜流し」の表題作や、同級会で四十年ぶりに会った旧友が大金をポンとかしてくれるというが、その真意のうらには、恐るべきことが…「茜色の色」のほか5短編を収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
お盆のあと、川に西瓜を流して供養するというある地方に、首のない死体が。はたして、あの西瓜とは…。表題作ほか、大金を貸してくれた旧友の真意を描く「茜色の空」など、ブラック・ユーモアの短編を全7作品収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
茜色の空 | 5-28 | |
---|---|---|
柳の下のジンクス | 29-46 | |
演技 | 47-72 |
著者紹介
阿刀田 高
- 略歴
- 〈阿刀田高〉1935年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。78年「冷蔵庫より愛をこめて」でデビュー。短編集「ナポレオン狂」で直木賞、「新トロイア物語」で吉川英治文学賞を受賞。
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紙の本
もしかすると短篇集に収められる作品数って、5〜6篇がベストかもしれない、なんて思っちゃいました。今までになく楽しんだ阿刀田ワールド
2007/02/14 21:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シンプルで幼児的だけれど、かなりシュール。夢の世界、というか奇妙な、いえいえちょっと面白い場所を歩く不思議な少年。彼がいるのはどんなところなのでしょう?思わず手に取って開いてみたくなるようなカバーイラストが魅力的な本です。ただし、その絵は収められている特定の作品から発想されたものではありませんので、この絵の話を読みたい!と思っても無理です。
で、この作品集は「現代ミステリー短編集 清張から有栖まで」の2にあたります。阿刀田高・作、古村耀子・絵、装丁 こやまたかこ、となっていますが阿刀田の本が児童書として出版されるのは、これが初めてのことではないでしょうか。収められているのは七編。タイトル、( )内に底本(何で初出じゃないのでしょう?)、:以下に簡単な内容を書きましょう。
・茜色の空 (『危険な童話』/新潮文庫):40年ぶりに同窓会で会った親友に、ふと自分の苦境を漏らして・・・
・柳の下のジンクス (『夢判断』/新潮文庫):驚異的な打率を誇る代打者、その秘訣は・・・
・演技 (『夢判断』/新潮文庫):妻と訪れた町は、学生時代に一度だけバイトをしたところだった。自分の演技が・・・
・干魚と漏電 (『夢判断』/新潮文庫):しっかりものの老婦人は自分の家の電気代に納得がいかない。全ての電気を止めてみて・・・
・幸福を交換する男 (『過去を運ぶ足』/文春文庫):切手を集めることが唯一の趣味、そんな男の前に現れたのは・・・
・冥い道 (『コーヒー・ブレイク11夜』/文春文庫):絶対に擦れ違っているはずなのに見かけなかった叔父、その理由は・・・
・西瓜流し (『待っている男』/角川文庫):五年程前に訪れた土地で出会った美しい女性、彼女に頼まれたのは西瓜を川に流すこと・・・
解説は、この叢書10巻すべてを担当している山前譲のもので、特に今回の阿刀田についての文は、じつによくその本質をついていて、何も付け足す必要がないほどのものです。無論、文章も平易で子供から大人まで読み違えのない、分りやすくしっかりしたものです。こういう解説は基調です。
で、私は底本である文庫が我が家の書棚にあるのを見つけていて、読んだつもりでいたのですが、この本を読んでそれが全くの錯覚であることに気付きました。呆けが入ってきてはいますが、絶対に読んでいない。だって、実に楽しく読んだんです。再読だったらこうまで楽しめるはずがありません。
でも、もう一つ要因があると思います。収録数です。7篇は阿刀田の作品集にしては決して多いものではありません。普通であれば10篇以上は収められるはず。それが、こういった傾向のお話の場合、マイナスに作用するのではないでしょうか。なんとなく、全体で奇妙、という印象を与えて、個別のものとして強く印象に残らない。
ところが、このくらいの量だと一つ一つが際立つ。無論、傑作ばかりが載っている、というわけではありません。「茜色の空」と「幸福を交換する男」は共通テーマですし、「西瓜流し」はカーの傑作中篇に似ている。「干魚と漏電」は結果が読める。でも、それがマイナスに働かないのがこの本でしょう。「柳の下のジンクス」「冥い道」のちょっとダークな感じ、或は「演技」の仕掛け、バラエティが印象的なせいかもしれません。お子さんに与える前に、まず自分で楽しみましょう。
紙の本
ブラックユーモア
2016/10/19 18:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブラックユーモアな感じの短編が7本収録されています。
こういったテイストは好みで面白かったです。
この作者のほかの本もちょっとチェックしてみようかな。