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紙の本
銀星みつあみ航海記 LOG.00 俺らが出帆した動機 (角川文庫 角川スニーカー文庫)
著者 鷹見 一幸 (著)
機動戦闘艇の撃墜王コンビとして名を馳せ、地獄の戦場から帰還したハヤトとハインツ。そんな彼らも、戦争が終わればただのプー、バイトもクビ続き。しかし、その手にあった唯一の命綱...
銀星みつあみ航海記 LOG.00 俺らが出帆した動機 (角川文庫 角川スニーカー文庫)
銀星みつあみ航海記 LOG.00 俺らが出帆した動機
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商品説明
機動戦闘艇の撃墜王コンビとして名を馳せ、地獄の戦場から帰還したハヤトとハインツ。そんな彼らも、戦争が終わればただのプー、バイトもクビ続き。しかし、その手にあった唯一の命綱—僚友から託された宝くじが、1等22億クレジに大当たり!やったぜっ!!…と飛び上がったのもつかの間、引き換え期限は1時間後、だって!?全篇に鷹見流ジェットコースター的展開をちりばめた、オールドファッション・スペースオペラ。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
出鱈目な設定歪なキャラクター
2007/03/09 19:11
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
エピソードに当てはめるために歪められた設定とキャラクター
イカダ乗りの一度のミスで大惨事となるような何の安全設計思想もない輸送体系はSF的にあまりに不自然
光速の42パーセントもの速度で一時間近くかかる距離があって、30度もの角度をつけないと避けられないというのもありえないだろう
逆にそれだけ近付いたのだとしても、その間ハヤトが碌な減速もせず追走してきた事となってしまい、それもまた不自然だしクビになって当然の行為だ
キャラクターも言う事がコロコロ変わり統一感がない
特にハヤトはほんの2,3年でスーパーパイロットとなる腕と反比例した幼稚な精神をしており、思考描写に違和感があって気持ち悪い
主人公のピンチを演出するためにでたらめな設定を展開し、キャラクターの思考をむりやり方向転換させる手法はまったく好きになれない
娯楽優先のスペースファンタジーに細かく突っ込むのは良くないのかも知れないが、設定はともかく歪なキャラクターは受け付けなかった
紙の本
十人十色
2007/03/11 00:54
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イヌヤマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
−メシが美味いと感じられる生き方をしているか−
この著者の作品に触れる度、内省を余儀なくされる。
たかがライトノベルと侮るなかれ。
実社会では、実力に因らない権威を振りかざす奴、
バレなければ罪ではないと言い切る奴、
要領のみの奴etcが結構幅を利かせている。
おまえはどうする?ワリを喰っていても自分の物差しを曲げないか?
曲げないような要領の悪い人に、この著者の作品をお奨めする。
無論、主人公達が様々な障害を実力と信念と僅かばかりの援助で
(これすらも本人達の行動に起因するのだけれど)
乗り越えてゆく様は痛快である。
半径5mの人間関係だけで人は生きているわけではない。
何を思ったかではなく、行動により信頼の輪が築かれ、広がってゆく。
−やらぬ善より、やる偽善−
彼らを幼稚と呼ぶか、愚直と呼ぶかはヒトそれぞれ。
ついで実体験からいうと、第一線級のスゴイ研究者だが、
唖然とするほど子供っぽい人〜反論されるとむくれる、
人の話を途中で遮る、気にくわないことはしない、人参嫌い…etc
〜は結構居る。(最期のは関係ないか)
技量というか才能と人格の成熟にあまり相関はないようだ。
想定外で起こるからアクシデント。
人間および人間に作られた機械に100%は無い。
伝統があるとか権威的な組織では、
かけるコストのうち安全が後回しに
なりがちなのは某乳業・菓子会社の例を見ても明白。
なおアクシデントに遭遇した場合、
実行可能でより被害の少ない選択肢をするのが
現場に居合わせてしまった者の努め。
さて、彼らの内面への言及は少ないけれど、
ちょっと前までは、単に危険というだけではない
”殺し合い”をしていた訳だから、
その内に抱え込んでいる闇の深さを想像すると....。
彼らは行動によって心の闇に対抗しているのかなと
勝手に理屈をつけながら、(大きなお世話かも知れないけれど)
”私は”わくわくしながらページを捲っている。
ひとつ不満をいえば、権威をカサに着た小役人は
もっとひどい目に遭えばいいと思う(つい私情が。)
ところで書評って何のためにあるのだろう。
自分が気に入るかどうかだから、
他人の感想はあまりアテにならないとは思うのだけれど。
実際、ベストセラーでも自分に合うかどうかは、
読んでみるまでは判らない訳だし。
つまるところ、読んで自分で判断するしかないと。