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投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな思いを抱えて相手の前に立つ。その決意は、気概に満ちたものだが、ひとたび時代が違えばむなしくもうつってしまう。
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強いものが勝ってーそれをまた追うものたちがいてー、たぶんそれに対しても強い武蔵が勝つし、そうじゃなきゃ史実的におかしい。ただ、そうなると、井上の上手な絵と構図しかみるところはなくなるかも。でもそれをうちくだくプロットを敷いてくれるはず。あと2,3年とかだけどねえ。
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今巻は伝七郎と武蔵の決闘。まるで、その息遣いが聞こえてくるかのような気迫の戦いは圧巻。「バガボンド」は読んでいて全く気を抜くことができない素晴らしい作品。
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対伝七郎。戦えば戦うほど遺恨ができ、その螺旋から抜け出すことができない。にしても。回を重ねるごとに又八がやな奴になってくなぁ。。。原作よりも。あと、登場人物の感情が眼にすごい表れて手好きです。
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強くなったところで、年を取って動けなくなれば?
絶対に来る寿命は?
前に立つ人間がいなくなるまで、殺しつづけるのか?
それでも、迷いながらこの螺旋を行く。
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ついに伝七郎、散る。半紙に水でお通の顔を描くシーンで、あー、こういうことしたなぁ、昔。と思った。そうそう、書道の半紙に水で描くと鈍いグレーになるんだよなぁ、濡れてるうちだけ。あとは、沢庵坊の「強い人は皆優しい」という台詞にぐっときた。「強い」ということは「弱さを知っている」ということ。だから、優しい。のだ。(07/4/7)
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『迷惑かけたこと数知れず
人を傷つけたこと数知れず
それでも何か描こうとする
何かいいこと言おうとする
この本能には抗えず
マシになりたい本能がある』
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(2007.09.26読了)
蓮華王院での武蔵と吉岡伝七郎の戦いは続く。武蔵の顔に甘さはない。
伝七郎がいくら切りつけても、武蔵の体には届かない。「刀の声を聞けば、斬れないものはないのに」
武蔵は、伝七郎を斬り下ろし、不足と判断し、伝七郎の脇差で、止めを刺した。頭での判断はしていない。したがって、何をどうしたかの記憶はない。
おつうも又八のオババも果し合いを見ていたが、オババは舌打ちして立ち去った。おつうも武蔵に声をかけることなく立ち去った。
吉岡道場は、植田良平に託された。(原作はどうだったでしょう。)
吉岡一門は、今度は一乗寺下り松での果し合いを申し込んできた。植田良平の名前で。
(原作では、吉岡の10歳ぐらいの少年を立てて申し込んできたと思うのですが)
武蔵は、街で見かけた本位田又八と昔話などをする。又八には武蔵が自慢だ。
武蔵は、まだ「わからんことだらけでよ」。
吉岡一門は、70人総がかりで武蔵に当たるつもりでいる。
武蔵は、70人相手に勝てる見込みはないので、逃げることにしたのだが。
(2007年9月26日・記)
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図書館の本
又八と武蔵のひさしぶりの語らい。
そうだよね、幼馴染み、よくわかっている。
そして逃げることの出来ない自分に気がつく武蔵がいた。
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出版社/著者からの内容紹介
1年という時が、2人の生死を残酷に分かつ。伝七よ、その刀はもう俺には届かない。
伝七は、武蔵の中で斬られていた。何度も、何度も。残酷なまでの力の差は、自分だけが痛感していた。絶望を経て、伝七は“前”に進む決意を固めた。
なりたかった自分となれなかった自分という差は時として人を成長させたり、絶望させたりしますよね。。。
自分はどうだろう?
考えさせられます。。。
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僕が最も頻繁に読み返せる漫画の一冊です。内容ももちろん楽しめますが、ただ眺めているだけですら楽しめる数少ない漫画ではないでしょうか。一コマがひとつの海外として完成しています。何かを超越している武蔵と小次郎に対して、醜い部分、小心者丸出しの又八の苦悩と葛藤が人間らしく、また寂しげです。
もう連載開始から10年ですよね。これからの展開が楽しみです。
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レ。
武蔵 対 伝ちゃんの結果はとっくに知ってしまってるから軽ーく読み終えてしまった。
《殺し合いの螺旋》は「やったらやりかえされる」って意味でも合ったんですね。
いくら吉岡最強の兄弟を打ち破ったからといって武蔵も、70人近くに一斉にこられたらそりゃかなわん。
そう考えると武蔵も人の子だ。
一方、こなせてしまえそうという思いもある。
又八は絶好調。
友の次は母を失くしてしまったり?
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人が変わっていく様をこんなに不自然じゃく描いてる井上先生やっぱりすごい。武蔵の成長。又八のばかーっ!
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彼岸 剣術らしく見せるための剣 雪 その先は捨てた おつう つかまえた 栄枯盛衰 鰻 吉岡十剣 尊敬と憎悪 旧友 三条大橋 樹上
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「お前の剣の目的は何だ。かたちを整えもっともらしく剣術らしく見せるための剣。何も聞こえてこねえ。」「刀はただ人を斬る為だけに在る刃物。刀は刀をやめることはできない。」「おまえの頭の中の『俺』。お前の頭ん中の物語。その物語こそがお前自身の姿を映してる。今のお前を映しているよ。」「おつう。俺の姿はどう見えた?俺の目にはお前はそのままだった。拍子抜けするくらいに。おつう。俺の中にいつもお前がいる。そしてそれもまた俺のこしらえた『おつう』なんだろう。一人だ。もともと。」