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商品説明
自宅をエコハウスに建て直した著者が、動機、準備、取り組みの中身、経済面の検証、環境対策の効果、問題点と改善策を報告する。住宅建築の施主の立場に立って、実際的な知識、ノウハウも述べる。【「TRC MARC」の商品解説】
「足元から始めよう」……現在も環境省の要職にある著者が、フルコースのエコハウスづくりに挑戦。導入した環境対策は実に50項目。太陽光発電、太陽熱による床暖房・給湯、雨水の利用、風力発電、壁面緑化、リサイクル可能な建材の利用など、あらゆる環境対策が講じられた三世代同居住宅は、地球とも同居できるエコハウスでもあった。エコハウスの潜在力を知ることができる絶好の書。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 親との同居、地球との同居
- ○老いの暮らしと古い家
- ○戦後の急造住宅と街並みの変化
- ○借地権の解消方法をどう選ぶか
- ○同居と親孝行との関係
- ○地球の親孝行息子になろう
- ○エコハウス計画、始動
- ○地球温暖化対策の担当課長に
著者紹介
小林 光
- 略歴
- 1949年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
1973年環境庁(当時)入庁後、主に環境と経済、環境のための計画、地球環境等にかかわる諸課題を担当。
1995年以降は、同庁地球環境部環境保全対策課長として、気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)の日本への誘致、同条約の京都議定書の国際交渉、わが国初の地球温暖化防止法制(地球温暖化対策推進法)の国会提出などを担当した。
環境管理局長、地球環境局長などを経て、2006年9月より環境省大臣官房長。
この間、省外では、パリ大学都市研究所に留学。
大阪大学大学院、東京大学大学院の客員教授なども併任し、講義を担当。著書に『日本の公害経験』など。
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私論に少々異論
2007/05/22 16:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エコロジスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変深い思索と実践に裏付けられているなと感心いたしました。是非、次の書籍も今後の著者のご発展に有益と思い、まず推薦させていただきます。省エネルギーセンター刊、シュミットブレーク編 エコリュックサック。ここには、オーストリーのクラーゲンフルト市で行った交共調達で、配慮された環境(特に資源の有効利用)指標の紹介と、材料の指標が載っています。著者が、普通使われるアルミサッシを選択しなかった根拠として、アルミが熱が入ったり逃げたりしやすい弱点に加えて、このエコリュックサック評価からも、劣っていると判断したものと推察します。しかし、断熱性能が優れ、さらにメンテのしやすさから欧州でブルー・エンジェル対象品である塩ビサッシを、検討されたのかが分からないのは、温暖化防止の重要性に鑑み、合点が行きかねます。
著者の旧宅の解体の観察、調査が、具体性を持っているのは、これまで余り、紹介されてこなかったので、大いに有意義と思います。建築廃材については、分別の徹底を、行政が指導しています。この成果を、環境配慮上、生かすためには、建材業界や材料業界での再資源化が必須と思います。アルミも再資源化を十分に行えば、塩ビ同等の優位性が出ると、上記のエコリュックサックで記載しています。日本で焼却に伴う、ダイオキシンの心配や、シックハウスへの懸念から、忌避されがちな塩ビ壁紙について、世間の風評に影響されたのだと思いますが、エコハウスにふさわしくないと判断されたのは、短慮に過ぎるのかなと感じました。小職が業務で関係していた数年前から、シックハウス対策は十分取るようになり、さらに、いわゆるケミカルリサイクルにも、手をつけています。著者の再度の検討を望みます。
全体的に、具体性は十二分に伝わってきました。例えば、指標を数個ご提示頂き、(断熱性、資源の有効利用性、メンテのしやすさ、リサイクルできるかリサイクルされたものか、コストなど)、それぞれを、材料、建材、施工法などで点数付けをして、総合的に判断するようになるような、簡易な評価シートを、著者が先導して、お造りいただけると、エコハウスの普及に弾みがつくと確信しています。成果を期待しております。