「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
キャンディーカラー
2017/11/11 10:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンガの合間に小説が数ページマリアージュしてます。
マンガの方が、全てサインペンで描いてあるっぽくて、線が太くて圧迫感があるのが個人的には残念ですね。
電子書籍
半分詩
2017/11/11 03:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
断片的に詩的に恋愛を描いている。 若い頃の思い出とか 別れた男の話とかハッピーエンドがないところが辛いけど。。。 ふんふん、といい感じなんだけど それ以上どうって思わないのは私感受性のせい?
紙の本
キャンディの、削り取られた、露の
2007/12/05 02:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私的で詩的な世界。現実のリアル。
世界ってものはここにいる自分が思うもので、
だけどあいつにとっては、今ここにいるあたしがなくても平気なもので…。
痛みを伴う現実。感じる…。
すべてだったものの消失とか、過去のこととか。
未来を思えないこととか、それでも未来に向かうこととか。
魚喃の描く世界は、個人の錆と核を映し出す。
その核は多くが向かっていた恋愛による。
そのものの歓喜と破綻。そしてその後の人の姿。
彼女が匂いで映すもの。
映写で写し、削り取る。抽出し、残った姿を露に見せる。
削って削って削って。余計なものがすべてなくなるまで削ぎ落として。
そして過剰が消えて残った。
残ったものはしかし、もしかしたら、まだ余分かもしれなくて。
尖ったそのものを見ると、頼りなくて、弱くて、
些細に加えて貧弱で、
吹けば飛ぶようなものもので、
だけれどたぶん、必要なもの。
そのときの自分が必要だったもの。
たぶん、大切なコアの動力。
石ころみたいなかけらのもの。
真っ黒かもしれない。傍目には炭素のかたまりというだけの。
角度を変えれば、だけれどそれは。
痛みを通り越して、エッジを効かせて眺めてみれば。
それは未来では、きっと。
硬い手ざわり、ひやりと硬い。
透明に、綺麗になるため通り抜けること。
それは通り抜ける過程の…。
きっと歩ける。そのためのこと。
削り残った本質。
それはそのままの、あたりまえで尊い、痛みもよろこびも伴う。願いの…。
純化された露。それはキャンディの赤い色。
かつて甘かったそのものの、赤い色を真に感じるとき…。
生きる本質というものの確かに近くに魚喃はいる。