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- カテゴリ:一般
- 発売日:2007/07/01
- 出版社: 誠文堂新光社
- サイズ:21cm/79p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-416-70728-9
紙の本
スイレン鉢でメダカを飼おう! スイレン鉢で楽しむ日本メダカの飼育
著者 小林 道信 (文・写真)
スイレン鉢で日本のメダカを飼おう! スイレン鉢を使ったメダカの飼育法と繁殖法を解説するほか、温帯性スイレン・熱帯性スイレンの仲間を紹介。メダカ飼育とスイレン栽培に関するQ...
スイレン鉢でメダカを飼おう! スイレン鉢で楽しむ日本メダカの飼育
紙の本 |
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- 税込価格:6,490円(59pt)
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商品説明
スイレン鉢で日本のメダカを飼おう! スイレン鉢を使ったメダカの飼育法と繁殖法を解説するほか、温帯性スイレン・熱帯性スイレンの仲間を紹介。メダカ飼育とスイレン栽培に関するQ&Aも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小林 道信
- 略歴
- 〈小林道信〉1960年東京都生まれ。熱帯魚専門の水槽写真家。著書に「熱帯魚・水草スーパーカタログ」「海水魚・海の無脊椎動物スーパーカタログ」「熱帯魚大図鑑」など。
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写真は上手、さすがプロ。でも、内容はちょっと物足りません。古いことわざのとおり、二兎追うものは一兎も得ず、かな・・・
2007/10/26 19:37
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう二年ほど前になりますが、知人から春先にスイレンの株が送られてきました。今では自然採取ができなくなったという河骨というものと、小さなスイレン、そして普通サイズのもの。株ですから葉っぱと根っこそかなくて、いったいこれをどうやって栽培すればいいかも分らず途方に暮れてしまいました。
とりあえず、ネットで栽培法を調べ河骨とミニスイレンだけは何とか夏には花を咲かせることが出来ましたが、あとの一種は葉っぱばかりが生い茂り、花の影すら見えません。むしろ、その年楽しんだのは、ボウフラ除けにと知人が教えてくれたメダカの飼育でした。何とか探し出した日当たりに置いた三つの鉢に合計20匹のメダカ。
不思議なことに、ひと月も経たないうちにその数は半分に減ってしまいましたが、面白くなったのはそれからです。なんと産卵をして、それに気づいた娘たちが小学生のときの飼育時の悲劇を思い出し「大人が卵を食べちゃうよ」と言ったのに動かされ、余っていた鉢に水草を移し変え、室内に移動しました。
どれくらい経ったかは忘れましたが、或る日、その鉢を覗くと本当に小さな線のようなものがスイスイというか、ヒョッヒョッと直線的に動いています。それらの小さな生き物は、最盛時には50匹を越えましたが、結局無事に育ったのは30匹。そのうち25匹を今年の春先に外にだしたのですが、これまたなぜか数は半減どころか5匹に。でも、卵ではありませんが、今年は外の鉢で親に食べられなかった子供を三匹見つけ、春に外に出さなかった五匹とは別の鉢で現在室内で飼育中。
でも、スイレンの方は昨年とは打って変わって河骨が殆ど花を咲かさず、ミニスイレンと普通のスイレンは綺麗な花をつけました。メダカとスイレン、何とか飼育・栽培をしてはいるものの方法は手探り、しかもどちらも順調とはいえない状況。今年でどちらもやめようかな、と思っていたときに目にしたのがこの本です。同じ悩みを持つ人が多いのかな、と思って手にしました。
文と写真は1960年東京都生まれの熱帯魚専門の水槽写真家、小林道信です。文章よりは圧倒的に写真のボリュームが大きいので、少なくとも写真があるものについては分りやすいものとなっています。ただし、二兎を追ったせいでしょうか、概要だけは理解できるものの、詳細では疑問に思える点があります。
まず、メダカですが卵の写真がありません。その前段として妊娠中のメダカの画像もありません。妊娠がわかれば、その時点から産卵に備えるでしょうし、卵がどういうものかが分れば、親に食べられないように気をつけます。その重要な配慮がありませんし、では産卵後は特になにもしなくていいのかも見えません。
それと鉢が大きいほうがいいのはわかりますし、高価なものではなくプラスチック製の容器でいいということや、それらが手に入るショップの名前が出ているのはありがたいのですが、それ以上の酸素を与える機械などはメダカには不要ではないでしょうか。あって当然の記述には疑問を感じます。
ただし、メダカの種類は面白い。メダカに似ていても色が違えば熱帯魚、と判断していた私にはメダカが交配で進化していたなんて驚きです。とはいえ、白いメダカではシラスみたいで私には可愛くない、やっぱメダカは橙色でしょ。
それとスイレン。これまた大きい鉢がいいのはわかります。でも、その鉢のどこにスイレン株を置くのか。Webで検索してもらえばわかりますが、スイレンをポッドに入れたまま鉢に入れるのはダメだ、という記事がかなりあります。そういう人たちは、浅底の鉢に粘度質の土を入れ、そこに株を埋める。水深は10CM程度、とあります。
水深や日照についての記述は同じでも、鉢に直に土を入れるのかポッドで置くかはレイアウトだけではなく、一つの鉢に何株入れたら適当なのかとかいうことにも影響します。スイレンの伸びる方向をどちら向きにするのか、なぜメダカは消えるのか、スイレンでも花が咲いたり葉だけが伸びたり、その違いは何によるのか、そういう疑問は私だけかもしれませんが、この本では解決しません。帯に短し、襷でも短い、そういう感が拭えない一冊でした。
目次を写しておきます。
スイレン鉢で日本のメダカを飼おう!
第1章 メダカの飼育と繁殖
スイレン鉢を使ったメダカの飼育例
スイレン鉢カタログ
その他の飼育容器カタログ
その他の容器を使う
メダカの飼育例
メダカが暮らす
スイレン鉢のメンテナンス
メダカのための飼育用品カタログ
日本メダカ・カタログ
第2章 温帯性スイレンの仲間
スイレン・サルフェリア
スイレン 赤花
姫スイレン 桃花
姫スイレン 白花
スイレンの花の一日
第3章 熱帯性スイレンの仲間
熱帯性スイレ・花カタログ
第4章 ハスとスイレン
第5章 そのほかの水生植物カタログ
〈メダカ・コラム〉メダカの飼育でやってはいけないこと
第6章 メダカ飼育、スイレン栽培
Q&A