江頭２：５０のエィガ批評宣言

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なんかね、彼のこと好きなんです。これで紹介されてる映画はプラダを着た悪魔から北朝鮮映画まで多岐って言葉じゃ表せないくらい多岐にわたってます。
んで、すごいのが序文。どんなつまらない映画でも、その監督は映画を批評してるだけの自分より偉い、と言い切ってる。かっこいい。謙虚な人柄、でも言うときは言う。ちょっと見習いたいな、と思いました。１２００円であれだけの映画評が読めるならオトクだと思う。

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ワリとエガちゃん好きです。えぇ。何のてらいも無く、自分の主観で批評･･･というか感想を述べられる所が小気味良い。趣味が合うかどうかは別だけど。

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いろんなひとが偉そうにいろんなことをいうから
誰を信じるべきなのか見極めるのは非常に困難だ。

けれど、エガちゃんの映画評は何より映画を愛しているのが
伝わってくる。だから信じてみようと思った。

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お笑い界の原子爆弾江頭2：50の超マジメな映画批評集。江頭の映画に対しての思いを炸裂させた彼のもう一つの一面が見れる。特に北朝鮮映画について語るなど、他の人が真似できないような特集もあるので、批評本としても江頭を知る上でも大変おススメな一冊。

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どんな映画であっても素晴らしい部分は理由をあげて褒める反面、ダメな部分は容赦なく批判する。
その一方で、どんなダメな映画であっても作った人達に敬意を払い「映画がクソなら俺はそのクソにたかるハエだ」「批評するのは簡単だが、作るのは難しいぜ！」というコメントを残しているのがとても素敵だし、映画に対する強い愛を感じた。それにエガちゃんは簡単って言ってるけど批評するのも難しいと思う。
この本のおかげで観たい映画が増えた。
評価が高い作品はもちろんだけどあまりにも評価が低いと（低い理由もきちんと書かれていることもあって）逆に観たくなった。

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江頭さんの映画評論コーナーは最高に面白い。
見てない人を今すぐ映画館に駆け出したいくらい見させたくなる話術の凄さ。
どうして映画好きになったかのバックボーンとかも書かれていて面白かった。映画館に行くまでが大変で、体を使いまくって大変な思いをして見に行ってたからよく内容も覚えてるとか、なるほどなぁ、なんかいいなぁーと思った。
映画館が3つも徒歩圏内にある自分は観るのに楽しすぎてるなぁとなんか損してる気すらしてきた不思議（笑）
松本人志の映画感想本も読んだけど、江頭さんの方が100倍いいから！！みんなに読んでほしい。



世界最速のインディアン。Perfume。戦国自衛隊。人間の証明。復活の日。角川映画。オアシス。悪い男。マルクス兄弟。キートンの探偵学入門。チャップリンの黄金狂時代。ビッグリボウスキ。ゴッドファーザー2。良き人のためのソナタ。奇跡の海。12モンキーズ。スティング

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著者が相当の映画ファンだとを最近知って手に取ったもの。
ほぼ私と同世代であるので、映画に目覚めている少年期がほぼダブっているのに笑わされる。
中高生あたりの角川映画など非常に重なった批評をしている。
（「戦国自衛隊」いいよね）

しかし、やはり、著者の幅広い守備範囲には改めて驚かされる。
韓国映画、クラシックな白黒映画、フランス映画などなど。
もちろん、時代を映すハリウッド大作も押さえている。
そこでの人生ベスト１は、「ゴッドフャーザーPART?」と来た。

エガちゃんは、つい最近も、ひと騒ぎ起こしたようだが、五十を過ぎたら本格的に映画評論活動を始めてはいかがだろうか。
あと、完全に抜けているのが、邦画でもはや外せないアニメ映画ジャンル。彼はどう見ているのか興味を持った。

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あの江頭が批評⁉︎と侮ることなかれ。自身が本当に好きな映画を、借りものの言葉でなく地に足のついた言葉で語るから、とにかく読んでて面白い！映画好きとして、こんな風に語れたらなぁ、と思う憧れの一冊なのです。