電子書籍
40代、恋愛
2023/04/26 20:00
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
40代の恋愛モノですが……、女性は独身、男性は既婚で妻と別居している……となるとよくある不倫モノか、となりますが……。始まりがね。女性の親友の葬儀のあと、親友の不倫相手と、今度は女性が不倫関係にという……個人的には好きにはなれなくて
紙の本
小池真理子氏による現代の愛の不毛に迫った長編傑作です!
2020/10/05 10:10
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『妻の女友達』(日本推理作家協会賞)、『恋』(直木賞)、『欲望』(島清恋愛文学賞)、『虹の彼方』(柴田錬三郎賞)など数々の傑作を世に送り出してこられた小池真理子氏による作品です。同書は、急逝した親友の告別式の夜、その不倫相手と、二人で飲んだのをきっかけに、主人公のエリカは、いつしか彼との恋愛にのめり込んでいくという物語です。逢瀬を重ねていった先には一体、何があったのでしょうか。高ぶるほど空虚、充たされるほど孤独といった現代の愛の不毛に迫った長篇です。
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どろどろした〜。ひっさしぶりにどろどろしたぁ〜。
40才の未婚女性(起業家)と、43才?くらいの既婚男性(嫁と別居中)の
なんともベーシックな不倫のお話。
細かい仕込みはいろいろあるわけだけど、そんなのただの飾り。
まぁホントにまぁ。よくもまぁここまで、典型的な女の気持ちを書けるもんですね。
8割方、はい、おっしゃるとおり。おっしゃるとーーーりっ!
でも。読みながら。だから何なんだろうって思う。
グダグダ言ったころで、どこにも出口はないわけだし。
って、そんなこと言ってしまったら、書くほうも読むほうも、まったく甲斐ないね(笑)
それなりに楽しかったです。値段分の価値はあり。
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小池真理子の世界。克明な表現。ついついつられて読んでします。友人、蘭子の死をきっかけとして、蘭子の不倫の相手、湯浅と恋に落ちていく。エリカは最初は、亡くなったすぐに不倫を求める湯浅に毛嫌いをしていたが、41歳の誕生日を契機に、プレイボーイの湯浅の恋のわなに落ちていく。ハンバーガの店員「宮本洗一」が仕掛けた盗聴器に愕然でする。会って問いただすと「好きだったと、あなたは湯浅にだまされているという」いわれる。正直な青年に引かれる。最後は、その青年からも拒絶される。何不自由なく生きている思われる都会の寂しい女性の姿を描き出している。2008.04.27
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小池真理子さんの長編小説です。
280ページほどあります。
図書館から借りて読みました。
選んだ動機はよく分かりません。
なにかの影響があったとは思います。
小池真理子さんの作品は「望みは何と訊かれたら」「瑠璃の海」を読んで、「虹の彼方に」を読みたいと思っていた時期でした。
41歳のエリカという未婚の独身女性はキャリアウーマンでオフィスを経営しています。
亡くなった友人の愛人と不倫に落ちます。
不倫に落ちるまでのエリカの心理の変化を時間をかけて丁寧に描いています。
エリカが住むマンションの部屋の正面に東京タワーが見えます。
東京タワーとあわせて、煙草が作品の小道具として使われています。
エリカの父は既に亡くなり、68歳の母には10年以上つきあっている恋人がいます。
70近くになって幸福な恋をしています。
恋というのはひとたび落ちてしまえば、理性や遺志の力はものの役に立たなくなる。
後戻りできなくなる。
恋は狂気である。
冷静に適度な距離を置いて眺めようとする目を失わないのは難しい。
このあたりは小池真理子さんの思想なのでしょうか。
逆説的に言うと、家族持ちとしてはそういう恐れがないように注意しなくてはいけない、ということなのでしょう。
愛人との別れは意外にあっけなく描かれています。
愛人のイタリア出張に同伴するためにエリカは必死で仕事のやりくりをします。
出発の数日前に愛人は「女房がついてくるから連れて行けない」と言い出します。
これにエリカは切れ、愛人の帰国後に別れることになります。
バーガーショップの店員の盗聴事件も描かれています。
これはエピソードですが、好き嫌いは分かれることでしょう。
ミクシイレビューを読むと、エリカは自分のようだ、将来自分はエリカのようになるのではないか、という女性が多いようです。
私は自分の娘が良くも悪くもエリカのような人生を送るのではないかと感じました。
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結構面白かったです!
20代の私にとっては、40代の働くキャリアウーマンの恋愛は凄く大人の感覚?というか
印象を受けて
感情移入もしやすかったです
だけど、同時に男の人の気持ちもなかなか細密に書かれてあって
「あ-、やっぱり男の人だなあ-」と共感する部分も多々ありました
結構印象強い一冊です
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小池真理子の中ではちょっと異色な感じがした。
ラストが意外というか、面白いと思う作品にわたしはなかなか巡りあわないので、これはかなりよかった。
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亡くなった親友の恋人と恋に落ちてしまう主人公。
信用ならない彼だなーと思いながら読んでいたら、やっぱり、信用ならない男でした。。
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人を好きになるってどういうことか、そんな事が描かれていた感じがする。猜疑心にとらわれて、傷ついて苦しんで、そんな女の心情が重なるようでひどく痛い。
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
急逝した親友の告別式の夜、その不倫相手と、二人で飲んだのをきっかけに、エリカは、いつしか彼との恋愛にのめり込んでいく。逢瀬を重ねていった先には何が…。高ぶるほど空虚、充たされるほど孤独。現代の愛の不毛に迫る長篇。
人を愛してからの孤独感が冷たさとなって感じられる物語。
人を愛するまでは孤独も虚無感も感じないで澄んでいたはずなのに、恋が始まり焦燥かんがつのる。
不倫という形のアンバランスをがうまく書かれていた作品だったと思う。
親友の恋人、というスタンスも不安定感を増すのだと思う。
バーガー亭の男の子との今後、親友との思い出の変わり方が気になる終わりでした。
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誰もが不毛の愛に悩み、苦しんでいるこの時代に
自分はまた、性懲りもなく真実だと錯覚できる愛を求め、
愛し、愛されていこうとするのだろうか。
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41歳、独身女性のエリカ。急死した女友達の彼氏に迫られる。
大人の恋愛の話では終わらない。
エリカの生活を盗み聞きする若者を交えて、最後は独りで生きていく孤独を浮き彫りにする。
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なんだか、読み終わった後は、エリカみたいに、枕に顔をうずめて眠りたくなってしまった(^_^;)
なんでだろぉ???
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正直、不倫相手の湯浅が最後まで好きになれませんでした。
聡明なエリカが、なぜこんな男を本気で愛してしまうのか、腹立たしい気持ちで読みました。「バーガー亭」の洸一には好感持てたけど、ただ純粋に想い続けた彼に対してとったエリカの行動は、湯浅と何ら変わらず。
小池さんの小説の中では、少々退屈に感じられる作品。重そうに見えて軽い内容なので、不倫物であまり罪悪感を感じたくない人にお薦めします!!
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40を過ぎて独身のエリカは親友蘭子の死を機に不倫相手の湯浅と出会う。湯浅の甘ったるい口説き文句に気障なサプライズ。愛してると言われる程に愛されていないと感じる。盗聴していた洸一に自分とは何かを尋ねる。誰もが不毛の愛に悩み、愛を求め愛し愛されようとしている。