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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 12件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.3
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/423p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-327161-2
文庫

紙の本

山猫 (岩波文庫)

著者 トマージ・ディ・ランペドゥーサ (作),小林 惺 (訳)

一八六〇年春、ガリバルディ上陸に動揺するシチリア。祖国統一戦争のさなか改革派の甥と新興階級の娘の結婚に滅びを予感する貴族。ストレーガ賞に輝く長篇、ヴィスコンティ映画の原作...

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山猫 (岩波文庫)

税込 1,034 9pt

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商品説明

一八六〇年春、ガリバルディ上陸に動揺するシチリア。祖国統一戦争のさなか改革派の甥と新興階級の娘の結婚に滅びを予感する貴族。ストレーガ賞に輝く長篇、ヴィスコンティ映画の原作を、初めてイタリア語原典から翻訳。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー12件

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評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

太陽とオレンジの道

2010/10/07 22:46

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

偉丈夫で天文学を愛するシチリア貴族、ドン・ファブリーツィオ・コルベーラ、山猫を紋章とするサリーナ公爵家の当主、シチリア島と南イタリアを勢力下に置く両シチリア王国の重鎮。対外交渉も領地経営も、表も裏もその地位にふさわしい実力と風格を身につけるに至った。だが時代はイタリア統一の気運が満ち、王政から共和制への移行が現実味を帯びる。フランスなど近隣国を見れば、その流れは止められないだろう。ガリバルディの軍の、シチリア島上陸が近づいている。
公爵にとって道は二つある。時勢に従って生きるか、あくまで現体制を守り抜くために戦うか。後者を選ぶには彼は明晰すぎた。
そして一族、貴族達は、その栄華を食い潰していくプロセスに突入する。新興の事業家が、旧世代の遺産を浸食しにかかる。
ただこの”山猫”に関しては、衰退の気配を窺わせることない。広大な屋敷、別荘での休暇、華やかな社交。上院議員にも推されるほど、依然として強壮な勢力を十分に活用し、地位にふさわしく振る舞い続ける。新しい秩序、新しい階層、新しい世代を育てることが課された生き方なのだろう。だが一方で、シチリアの(イタリアの)未来が明るいと信じているわけでもない。
彼は言う「真実がシチリアほど短命なところはどこにもない。」灼ける太陽の下、広がるオレンジ畑。砂埃だらけの道。フランス、スペイン支配下の記憶。そうした環境や領民たちに彼はある種の倦怠を見て取るのだし、そして1950年代に本作を書いた著者は、ファシズムが吹き荒れ、核の恐怖に怯える未来をも対比させる。
同時にここには爛熟の気配も濃厚に漂っている。一つには会食や舞踏会における食事の風景がある。登場する料理が解説でまとめてあるのだけど、マカロニ入りパイを始めとした豪華な食事がテーブルに並べられるとみんなの目は釘付けになり、食べ始めると口も手も脂まみれにして、それまでの険悪な雰囲気も諍いも吹き飛んでしまう。
公爵の屋敷や別荘の豪華さもまた吃驚するほどで、今や誰も存在を知らない部屋や回廊がたくさんある。甥と婚約者が遊びにくるたびに、その迷路に走り込んでそれぞれの従者をまいてしまうというのだから、なかなか隠靡な豪勢さだ。(この屋敷は実在したそうだ)
ダイナミックな歴史の流れの中に置かれた人間像と言ってしまうと陳腐かもしれないが、聖人でも悪人でも奇人でもなし、非凡ではあるが市井に埋もれることをよしとして生涯をまっとうする人物。その内面よりも、発散されるエネルギーや、豊潤さが 、この作品を特異な傑作にしている。

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紙の本

映画原作

2023/03/25 22:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:monsieurbutter - この投稿者のレビュー一覧を見る

この人の作品はこれしか知らない。他にもあるのだろうか。ルキノ・ヴィスコンティにより映画化されたが、長い!三時間二十五分って、さすがにもう少し編集できなかったろうか。

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2011/08/24 23:31

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2012/03/01 12:45

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2014/02/26 22:07

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2014/11/01 18:45

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2015/12/18 10:42

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2017/01/09 18:28

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2016/09/04 12:23

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2016/09/20 18:34

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2021/02/22 19:24

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2023/06/27 00:19

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