「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
発展コラム式中学理科の教科書 第2分野 生物・地球・宇宙 (ブルーバックス)
中学理科の基本的な内容プラス世界標準の理科の内容を押さえた、一話読み切り型のコラム教科書。第2分野では「植物が生きるためのしくみ」「天気の変化」「地球の運動と天体の動き」...
発展コラム式中学理科の教科書 第2分野 生物・地球・宇宙 (ブルーバックス)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
中学理科の基本的な内容プラス世界標準の理科の内容を押さえた、一話読み切り型のコラム教科書。第2分野では「植物が生きるためのしくみ」「天気の変化」「地球の運動と天体の動き」など、生物・地球・宇宙に関する話を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
結構高度だけれども大人も楽しく読める中学理科副読本。
2008/05/22 09:41
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今使われている科学技術・知識の基礎を中学理科で学びなおそう、という本である。「第一分野物理・化学」も同時に出版されている。「中学理科の教科書」とあるが、結構厚いし字も細かい。中学の内容はこんなに多いのか!と読むのに躊躇しそうであるが、心配には及ばない。
各章それぞれ、3~5ページが教科書のエッセンス。そこに「発展コラム」が幾つかあわせて20ページほどと英語表現のページが3ページほどという構成。つまり、ほとんどは「中学教科書内容の発展したもの」。今学んでいる中学生には「副読本として」も読めるというには少し難しいかもしれない内容もあるが、それぞれ少ないページ数でまとめてあるので、ちょっとした時間を探して読んでいける。
大人が科学を「中学程度から」読み直そうと思って本書を開いたなら、この「発展コラム」は面白いだろう。第二分野なら、冥王星が惑星から外された話や遺伝子操作といった話などもとりあげられている。
各章末にある「読んでみよう!科学英語の部屋」というページも、発展したものとして面白いとりあげかたである。ちょっと英語の力試しにもなる。DNAも、英語の頭文字をとったものであることがわかれば、記憶にも残りやすくなるかもしれない。温暖前線はwarm front(p286)と、とても簡単な単語で表現できることにはちょっと驚いた。
この本には「チェック!」というコラムで平成10年度現在の教科書検定への批判がかなり入っている。その後変更があったので現在のものとは少しずれてしまったところが少々惜しい気がするが、批判してある部分がどうなっていくのか、それこそチェックして読んでみたらよいのかもしれない。
二年ほど前、同じブルーバックスから「新しい高校生物の教科書」(化学、物理、地学もある)というシリーズが出ている。こちらもすっきりまとまっていて「大人ももう一度学びなおす」のによい本であるが、「高校程度」なので難度は少し高い。教養として知っておきたい科学の知識もどんどん変化しているし、新しいものを時々読んで知識の「アップデート」という観点では、どちらも捨てがたい。
ブルーバックスにしては厚めの方なので、電車の中で開くには少し辛い。各分野を2分冊にしてくださったらもっとよかったのに、とは思う。