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商品説明
500年前、琉球は仏教王国だった! 琉球時代における仏教展開の実態を分析・考察し、その歴史的全体像を解明。これまで欠けていた琉球史像の側面に新たな肉付けをする。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
知られざる琉球仏教
2021/06/29 11:06
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
尚泰久の時代に仏教が盛んだったことしか知らなかったが琉球仏教がどのようなものだったかが本書では詳述されており勉強になった。
古琉球時代は大和との外交など仏教界が政治に強い影響力を持っていたこと、近世琉球では力を失っていったことがわかった。とはいえ近世でも王府の高官と交流を持ったり子弟の教育係を務めたりと従来言われていたような堕落した近世琉球仏教像とは違う面を知ることができた。
琉球仏教は王府と強く結びついた鎮護仏教で民衆との接点が希薄だったため王朝と運命を共にし明治以降廃れたため現在の沖縄県に仏教の印象が薄いということも分かったが、全く民衆との関わりがなかったわけでもなくエイサーが念仏が起源だったり薩摩の隠れ念仏者が浄土真宗を布教に来てたりしていた一面も興味深い。
知られざるそして琉球の歴史に大きな影響を与えた琉球仏教史を知ることができる名著。