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紙の本
雨あがる (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 山本 周五郎 (著)
映画の原作にもなり、貧しいながらも心優しい人々のお互いを信じ合う姿が深い感動をよぶ表題作「雨あがる」、その続編「雪の上の霜」、侍という生き方よりも人間らしい生き方を選ぶ主...
雨あがる (ハルキ文庫 時代小説文庫)
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商品説明
映画の原作にもなり、貧しいながらも心優しい人々のお互いを信じ合う姿が深い感動をよぶ表題作「雨あがる」、その続編「雪の上の霜」、侍という生き方よりも人間らしい生き方を選ぶ主人公を描き、著者の曲軒ぶりがいかんなく発揮されている「よじょう」など、武家ものを中心とした名作全五篇を収載。生きにくい時代だからこそ浮かび上がってくる、“人間の人間らしさ”を描き続けた昭和の文豪・山本周五郎の魅力が光る、オリジナル名作短篇集。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
深川安楽亭 | 7−82 | |
---|---|---|
よじょう | 83−127 | |
義理なさけ | 129−152 |
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風景や天気が、いかに人の気持ちを変えてくれるか
2018/05/29 22:48
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『雨あがる』は山本周五郎の初期短編集。
暗い話から始まるのだけど、表題作の「雨あがる」と、その続編の「雪の上の霜」がいい。
人柄もいいし才能もあるのになぜかうまくいかない、そんな切ない展開のあとに、ぱっと明るい場面が来る。
「峠の上へ出て、幕でも切って落としたように、眼の下にとつぜん隣国の山野がうちひらけ、爽やかな風が吹きあげて来ると、彼はぱっと顔を輝かして、「やあやあ」と叫びだした。」
風景や天気が、いかに人の気持ちを変えてくれるか、しみじみ感じる話です。