ネットで話題になっていたのを
2017/12/24 02:45
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投稿者:hirok - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットで話題になっていたのを遅ればせながら読了。 名作へのオマージュ的な描写が多々あり、ミステリ好きはニヤリとする箇所多数あり。 相撲とミステリが好きな人へ…はオススメ出来ないかな?
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2008/11/10 ジュンク堂シーア住吉店にて購入。
2013/4/27〜4/30
久しぶりの小森本。五年ものの積読本。小森氏といえば、歴史に題材を取った密室もの、というイメージであったが、今作は相撲部屋が舞台のユーモア系。角力さんが主役というと、筒井康隆氏の「走る取的」、京極夏彦氏の「どすこい」などを思い出すが、それらとは違った感じ。
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タイトル買いした。本気で読むと損した気分になるのでそのつもりで読むことをおススメ。
内容は定番の推理モノで特に目新しさはなく、角界をテーマにするという発想だけというかんじ。会話だけで1ページ埋まったりやたら人が殺されたり、小説としては稚拙。推理小説の定番トリックや古典的舞台設定を大相撲(力士)でパロディにしたかったのかな。
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2014.4.16処分
日本の大学入学を希望している外国人マークが、勘違いから相撲部屋の門を叩き、そのまま入門して力士になる。
角界に次々と起こる殺人事件を解決するマーク。
しかし力士たちの大量殺人で角界は壊滅状態では⁉︎
という馬鹿馬鹿しくも本格の要素も入った?ミステリー。
小森先生と同僚でもある奥泉先生の解説がまた面白かった。
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「大相撲殺人事件」
相撲を舞台に殺人事件が起こり過ぎ。
男と男がぶつかり合う大相撲。近年は不祥事ばかりが注目を集め、国技としての誇りを落とし続けているが、正しい心を持った力士同士の戦いは見ていて清々しい。
しかし、ダメな力士や関係者がいるからこそ、不祥事が生まれる訳なのだが、この小説で描かれる相撲の世界は現代を遥かに越えている。不祥事どころでは無い。目次を見てもらえれば分かるが、とにかく力士が死んでいくのだ。まぁ、ミステリーなのだから当たり前だが。
ある事件では、力士が10何人連続で殺される。全く警察は何をしているんだ。これだけでも、なんじゃこりゃ!?なのだが、捕まった犯人の動機もなんじゃこりゃなのだ。そんな動機でここまでしますか?と言いたくなる。
全事件で共通して言えるのが、事件は残酷なのだが、結末は妙にあっさりしている上、推理も簡潔と言う事。
探偵役は、外国人力士のマーク。彼は、日本の大学を受験しに来たのだが、何故か相撲部屋を試験会場と勘違いし、そのまま力士として学費を稼ぐ為に在籍する。その彼がカタコトの日本語で事件を解いていくのだが、その推理はとても簡略的。こんな簡単で言いのかと思っちゃう。事件は残酷過ぎるものばかりな為、なんか釣り合いが取れない。まぁ、取れる必要は無いのだけど。
注目は御前山。部屋のお荷物的存在になっているこの力士は、事件を解くわけではないが、何やら色んな理論を展開する騒がしい奴。何なの、こいつw
解説者曰く、この小説は馬鹿馬鹿しいが、本格ミステリーらしい。へー、そうなのか。
え、そうなの!?
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バカミス。おそらく,狙って書いたバカミスだと思うのだが,狙った以上にバカになっていると思われる。ある意味,バカミスとしては正解か。
主人公はアメリカン人のマークという青年。日本の大学に入るつもりが,間違って相撲部屋に入門してしまう(おいおい…。)。
全部で6つの短篇からなるのだが,どれもぶっとんだバカミス。
第一話,土俵爆殺事件は,タイトルから見てバカミス。土俵で爆殺って…。ニトロゲトロンというニトログリセリンを貼って,爆殺させる薬のシップを貼って相撲をして爆殺というトリック。ひどい。
第二話は頭のない前頭。これは,この6つの話の中では,ややまともなトリック。とはいえ,タイトルはダジャレ。首を切って運ぶことでアリバイ工作をする話。昭和っぽい。
第三話の対戦力士連続殺害事件は,コズミックを彷彿させる作品。マークの対戦相手となる力士が次々殺害されていき,不戦勝が続く。真犯人は,マークに恋をしたゲイの横綱。マークと対戦したく,ほかの力士と組ませたくないから事件を起こしていたというオチ。すごい。これはすごい。
第四話以降も問題作ばかり。第五話は占星術殺人事件を思わせるアゾートもの。第六話は黒相撲館の殺人。まさかの黒死館殺人事件のオマージュ。
狙って書いたバカミスであったとしても,バカミス。バカミスとしては十分な出来だが,ミステリとしてはイマイチ。ただ,「対戦力士連続殺害事件」だけは伝説級の作品だと思う。すごいバカ。
トータルでは★2かな。
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山口雅也氏の日本殺人事件のようなウイットに富んだ内容を期待し、 期待値を上げすぎた自分が悪い。 変なパロディ小説であった。バカミスといわれるのですね。
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首を斬られて頭のない前頭。
女人禁制の土俵密室。
占星術殺人パロディ的最強力士アゾート。
そして黒相撲館の殺人...。
次々と力士がジェノサイドされていく。それはもうすごい勢いで。角界が危ない!
出オチ的シチュエーションバカミス。
バカミスとがっぷり四つ!
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ハワイ出身の金髪青年マークが手違いで相撲部屋に入門、そして巻き起こる力士殺人事件の話。
密林での評価が高かったので期待して読んだら盛大な肩透かしを食らった。
まず、ミステリとして面白くない。
連作短編的な作りなのだが、トリックは簡易で、さらにそれへつながるヒントの出し方も雑(おおよそここがヒントだろうなという箇所があり、トリックはその一つのヒントだけでおおよそ完結する)、答え合わせを読んでも「はぁ、、、」といった感じで驚きがない。
次に、パロディとしてもイマイチ。
作中に有名ミステリの名前を挙げてパロディ風味を出していたりするが名前を出しているだけ、といった感じで特にそれの上を行くことも下を行くこともない。
最後に、普通にストーリー小説としても面白くはない。
マークが金髪力士で片言の日本語しか話さない設定だが、それでややこしいことになることもなく普通にさとこが翻訳して解決。道化的な御前山の何か行動がきっかけで事件が解決することもあるのかと思いきや特になく単なる完全なボンクラなだけ(いちおう密室土俵では、少しだけヒント要員、、、?でもいなくても十分)
キャラ付けしようと設定だけはあるのに活かしきれてないのでキャラに魅力がない。
話にひねりはなく、ミステリもイマイチで、キャラも好きになるほどの魅力はなく、パロディもさしてできてなく、伏線は「これ!伏線です!!!!」ってのがわかりやすい場所にうっすらあるのみ。
新幹線本にするにしても微妙。
これを読むなら京極夏彦のどすこいを読んだ方がいい。
(どすこいは普通に名作パロディ)
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『これは、犯人は、最強力士の人肉人形(アゾート)を作ろうとしているのではないでしょうか。』
角界が不穏な空気に包まれている今だからこそ読むべき作品。というわけではなく、冒瀆的でふざけた内容。でも、ミステリのパロディ満載なのでかなり面白い!特に「最強力士アゾート」と「黒相撲館の殺人」は歴史的名著のパロディネタなので、それだけで嬉しくて震える。
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「いきなり第1章でお相撲さんが爆死するっていうすごい展開!」
とあるネット情報で読んでおもしろそう~って思って読んでみた。
いや~確かに、アメリカ人が勘違いからお相撲さんになったり、お相撲さんが爆死したり、首がない前頭の殺人事件が起こったり…タイトルがおもしろかったんだけど…
うむ~なんだろね~
この物足りなさは…。
あっ!そうだわ!
真面目に読むからそう思うんだわ。
ギャグ小説として読んだらおもしろいのかも。
なんだけど…ラストはなんやそれっ!って感じ。
安っぽい恋愛で終わってくれるなよ~!!
あと、お相撲さん死にすぎ…。
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本格ミステリの王道。初心者におすすめ!!そんなことはありません。
バカミスだということ以外、いまいち的を得ない噂が出回る本作。なるほど。これはバカミス最高峰だ笑
マークという青年がこの物語のメインキーパーソンである。とんだ爆笑もんのひょんなことから、相撲部屋に入門することになる。
さて彼がみた力士とは…土俵で爆破された力士笑。首を切断された力士笑。女人禁制の土俵密室笑。連続力士殺人事件が多発笑。黒相撲笑笑。
しかも名探偵マーク笑。聡子と御前山の無能爆笑コンビときた。もう無茶苦茶である。だがしかし。大傑作である。
まったくもって本格ミステリである。(いや、正確にはコメディミステリ…
ページをめくるたびに、力士が死ぬことに気を取られてしまいがちですが、しっかり不可解な謎があり、トリックがあり、きちんと解決がある…文句のつけようがない!!(いや、あるんだけどさ笑
もう愛しかない。絶対布教するわ。
ここで名シーン↓
「一年前に幕内にいた力士も、この一年で四十パーセントくらいいなくなっちゃったわねぇ」
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くだらない、のが、好きなら……。日本語がやけに流暢なマークさんが殺人事件を解き明かしていく、コメディ、なのか、齟齬とか論理とかは考えてはいけない。
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タイトルが一番面白い。何かのミステリが下敷きになってんのかもしれないけど、全然わからん。とにかく事件も謎解きも突然すぎる
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以前、ネットで話題になって一瞬入手困難になった本。普通に古本屋で買えました。
簡単にいえばバカミス。事件それぞれにインパクトがあるし、お話の中心人物になるマークも最初は派手でツカミはOK(後にだんだん目立たなくなるけど)
バカミスがどういうものか分からない人には分かりづらいノリかもしれないけれど、マンガでミステリーを表現しようとすると絵面勝負でヘンテコでツッコミどころの多いものができることがある(コナンや金田一少年であっても)
そういうのがずっと続く。馬鹿馬鹿しいまま。そんなノリ。
で、この小説はもちろん作者が狙って書いている。だから読みやすい。でも読み終わっても何も残らない(いや、インパクト大なシーンやセリフは残るかな)一応、有名なミステリーのパロディがあったりするけど、知らなくてもいい。むしろ元ネタ読んでないなら読まずに忘れて、忘れた頃に偶然読んでください。もったいないので。
読んで腹は立たないけれど、時間の無駄である、正しいバカミスでした。