「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発売日:2009/02/10
- 出版社: アスキー・メディアワークス
- レーベル: 電撃文庫
- サイズ:15cm/297p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-04-867523-9
読割 50
紙の本
雪蟷螂 (電撃文庫)
著者 紅玉 いづき (著)
涙も凍る冬の山脈に雪蟷螂の女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を—。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。...
雪蟷螂 (電撃文庫)
雪蟷螂
05/23まで通常605円
税込 182 円 1ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
涙も凍る冬の山脈に雪蟷螂の女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を—。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族ミルデ族長オウガとの政略結婚だった。しかし、その約束の儀は、世代を超えて交錯する人々の想いにより阻まれる。果たして、山脈の地に平和は訪れるのか。そして、極寒の地に舞う恋の行方は…。『ミミズクと夜の王』『MAMA』に続く“人喰い物語”最終譚。【「BOOK」データベースの商品解説】
涙氷の降るその山脈で雪蟷螂の女が起つ。 この婚礼に永遠の祝福を。 長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族ミルデ族長オウガの政略結婚だった。しかし、その約束の儀は、世代を超えた様々な思惑が交錯することによって阻まれる。果たして、極寒の地に舞う恋の行方は……。【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
寒々しい雪景色を溶かすような激しい想い
2009/02/08 21:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
十年前、フェルビエ族とミルデ族の族長は、盟約の魔女の仲介により、どちらかが滅ぶまで続くと思われた戦争を停戦させた。魔女が出した停戦の条件は、フェルビエの族長の娘アルテシアとミルデ族の族長の息子オウガを結婚させること。そして十年の月日が経ち、婚礼の準備が進められているときに事件が起こる。ミルデ族の先の族長の永遠生の首が何者かにより奪われたのだ。
そもそも、山脈に住む蛮族であるフェルビエ族と、下界の風習を持ち込み永遠生というミイラ信仰を持つミルデ族では、風習も何もが違うし、長年にわたる遺恨が染み付いている。おそらくは婚礼に賛成しない者の起こしたことだろう。アルテシアはオウガに釈明するため、近衛のトーチカのみを連れ、盟約の魔女の住む谷を目指す。果たして事件の真相は、そして、想い人を喰らうとまで言われるフェルビエの激情はどこに向かうのか。
凍てつくような雪の大地と、唇からわずかにこぼれる血の赤。ほとばしり叩きつけるようなセリフ。冒頭の数ページで一気に世界観の中に呑み込まれる気がする。鉄と血、争いの中で生まれる激情。ある意味では悲しい愛の物語であり、ある意味では幸せな恋の物語といえるだろう。