紙の本
上巻 期待が膨らむ
2013/06/23 23:20
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすく物語も掴みやすい。飽きることはない。
物語の発想は面白く、序盤から中盤にかけては惹きつけられる。
紙の本
突然動き出す、20年前の事件。
2015/08/25 23:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKがドラマ化したので原作も読んでみた。中三の京都修学旅行で行方不明になった女子生徒の同級生5人が、20年経って届いた彼女からのメールをきっかけに事件に巻き込まれていく、という内容。主人公たちが、35歳という多少の若さも残しつつ大人の分別も身に付いた年齢であり、それを背景にした彼らの思考や事情が秀逸に描かれていた。
事件そのものもなぞめいて先が読めない展開であり、下巻が楽しみである。
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上下巻で読み応えたっぷり。
柴田よしきの「ふたたびの虹」とか「好きよ」あたりが好きだった人にオススメだと思う。シリーズ物(RIKOや花咲)・ファンタジー系(炎都)を読んでコレをチョイスするとちょっと違う。
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京都。修学旅行でグループ行動をしていた七人の中学生。知恩院に向かうバスで、その中の一人の女生徒・小野寺冬葉が忽然と消息を絶った。
物語は上記の序章から始まり、20年後、35歳になった6人へと続く。
「わたしを憶えていますか?」冬葉から送られてくメール。
中学のひと時をともにした同級生が、今はそれぞれの人生をさまざまな困難を抱えながら生きている。
そこに送られてきた1通のメール。
6人それぞれの個性もうまく描かれていて、読みやすい。
冬葉の謎も深まりどきどきしながら下巻へと手を伸ばしていく。
上巻はかなりよかった。さて、冬葉の謎が明らかになる下巻はいかに?
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京都に修学旅行をしていた7人の中学生のうち一人が失踪した。
それから20年。残りの6人はそれぞれの人生を送っているが、突然、その失踪した女の子から「私を覚えていますか」と書いたメールが届く。
生きているのか?
中学生で失踪して生きているはずはないと思いながら、今の生活を送りつつ、失踪した彼女を助けられないかと動き回る。
これは面白い。
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これ読むたび、東京駅丸の内口が何故か思い浮かびます。
行方不明になる少女のクラスでのポジションがとてもよく描かれています。こうゆう子、いるよなーって。
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ひきこまれ度がスゴイ!
初めて読む作家さんだったので上巻のみ買って
帰省時に持って行って読み始めたら止まらなくなって
翌日、下巻を買いに車出してもらい
その日のうちに明け方までかかって読破!
続きが気になって寝てる場合じゃない。
(2010年5月)
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文庫が出て1年も経ってるのに、本屋さんに平積みになってたので購入。
シリーズものの続きが読みたくて、それ以外のものはなかなか手を出す気分じゃなかったのだけど、久しぶりに柴田よしきの本がよみたくなったのだ。
そして、やっぱりおもしろい。解説に少女達がいた街のことが書いてあったけど、それよりも四つの嘘のほうが構成的に似てるかも。
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修学旅行のバスから忽然と消えた冬葉
20年後、当時同じバスに乗っていたものに
なぞのメールが送られる
「私を覚えていますか 冬葉」
上下2冊、一気読み(^_^;)
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心理描写と謎にぐいぐい引き込まれて一気に読めました。
ただ、オチは期待よりちいさくまとまってしまったかんじ。
でも、20年間を行き来しての人間の描き方はとてもリアルでした。
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これは面白い。
こんな作者がいたんだね。
本屋でたまたま手にとった。
本屋の店員によるテロップで。
是非、読んでみてください。
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6月くらい? 夢中になった。いままで読んだ柴田よしきの中でも1、2を争うおもしろさ。話だけじゃなくてキャラクターやディティールの細かさが過不足なく活きている。
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お話しとしては
中学時代の修学旅行で同じ班になった7人の男女
京都旅行のグループ行動中に一人の女子生徒が忽然と姿を消した
捜索を行うも消息はつかめない
その失踪事件を自分の心の中の傷として抱え、20年が経過しそれぞれの人生を歩んでいる彼らに失踪した女性とから突然のメールが届く
「私を覚えていますか・・・」
誰が何の目的で・・・
35才の彼らは私生活でも様々な悩みを抱えながらメールの謎を解き明かそうとするが、彼らの周りでは次々と不可解な事が・・・
女学生は生きているのか???
結末部分が少し私の好みではありませんが、「じゃあどうだったら良いの」と聞かれると困ってしまう。。。
登場人物のキャラクター設定が非常にハッキリしていて場面の展開も早く900頁の長編ですがスラスラ読めました。
作者はお名前だけみて勝手に男性だと思っていましたが、どうも女性のようです。
登場人物の女性の心理描写がかなりしっかり書き込まれており、男性は割とあっさりしていたので納得です。
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それぞれの登場人物がこれからどうなっていくのか、どう繋がっていくのか、メールの送り主は?冬葉は果たして?など続きがすごく気になる。けれどさんざん思わせぶりに展開しておいてそんな結末なの?という感じでした。
どうでもいいけど美弥は結局そっち選ぶんかい!と思ってしまった。まあ刑事である限り仕方ないのかもだけど、ちょっとハギコーかわいそう(笑)。
あと、改行がちょっとおかしいのが気になりました。そこ空ける必要あるの…?というところで改行されていて読みにくい。まあ好みの問題かもしれません。
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登場人物とほぼ同じ世代である自分が、このタイミングでこの本と出会えたことに感謝したい。書店で何気に内容に惹かれたので買ってみたのだが、読み進むうちにどんどん惹きこまれてしまい、本当にあっという間に読み終えた。途中、終わらないでほしいとさえ思った。誰もが戻ることは決してできない過去、忘れられない過去、忘れたい過去とさまざまな過去があるが、ふと、そう言えばこんなこともあったな~ということが現在を生きる糧にもなったりする。話のなかで、そんなんありか?みたいな内容がないとは言えないが、一人の人間ではなく、複数の人間の視点を描いた、心理をみることができた、また、それらの複数の視点と次々に起きる出来事をまとめるためには多大な労力を要するはずだが、それを一つの形にした著者にありがとうと言いたい。この本に出てくる人にとってはまさに「激流」である。いろんな人の視点で読める本だと思う。また一つ、いいタイミングで良い本に出会えた。またいつか読み返そうと思う。