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参考になる「考える」力の付け方
2021/11/07 12:10
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
大前さんの本は何冊か読んだことがある。
本書が書かれたのは2004年。少し賞味期限のように思える当時の時事ネタが含まれているが、
その時点から見た将来予測やその根拠には大前氏の慧眼が有り、驚かされる。
問題解決の第一歩は「解決すべき問題の定義」。これはわかっているようでかわっていない、
実は出来ていないことだと痛感した。
「考える」とは自分に質問すること、自らの足で検証せよという教えに共感した。
本書は具体的な設問を用意し、その解答を考えさせたうえで、どのように考えるべきを示す形式で進められている。
「考える」力の付け方について大いに参考になる一冊だ。
紙の本
大前さんの回顧録?
2017/09/16 12:10
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル買いしましたけど、内容は方法論というよりかは、大前さんのコンサル時代の経験談がメインです。勿論、これもいろいろ参考にはなります。
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・問題解決の根本−論理的思考力
・仮説→証拠→分析→実証→結論
最も大事な事は「原因を明確に」する事
・根本的な原因は一つ、現象を個別に考えるのは愚
・仮説が出るまではフィールドインタビュー=現場主義
・自分が2階級上のポジションにいたらどうするかを考える
【プレゼンテーション】
・「提言」は1つに
・全体の結論→業界の動向→競合他社の動き→当社の状況分析
→改善機会のための条件→解決策→提言→実行計画
・「相手が納得する順序」で
・MECE (Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive) =「重なりがなく、漏れがない」
・実態把握→問題点の整理→解決方向の模索
・始めに全員が同意する「原則」を打ち立てる
・本質を見抜く=本当の原因を見極め、正しい解決法を導き出す
・事実に対して忠実になる
・「空は青い」と言われて、
科学的アプローチ=「どうして?」と青い理由を探求しようとする
文学的アプローチ=「そうか、青いのか」と思ってしまう
・線形思考=方程式に当てはめれば必ず正解が得られる思考方法
しかし今は非線形→複雑系
・説明できないことが出てきたらチャンス→「それはなぜか」と質問が出来る
・何を知っているかではなく、知らないことを頼まれたときに、どういう思考回路を取るのかが重要
・「大前の法則」=インターネット利用5年目になると、皆挙動が似てくる
・先見性の思考回路を鍛える考え方のポイント→それがもつ「機能を分解」する
【経営者の成功パターン】
1.事業領域の定義が明確=一つの方向に特化
2.現状分析から将来を推察、因果関係について簡潔な論旨の仮説が立てられる
3.選択肢があっても、どれか1つに集中する
4.基本の仮定を忘れず、原則から外れない
・大きなビジネスチャンス=「今の10倍効果的にやる方法」を考える
【4つの経済空間】
1.実体経済
2.ボーダーレス経済
3.サイバー経済
4.マルチプル(倍率)経済 ← レバレッジ?
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複雑系の世界では非常に多くのファクターがある。
新しい経済は複雑系の世界だから、モデル化することは不可能である。これまでの経済学を微調整したようなフレームワークは通用しなくなる。
科学的思考に文型も理系もない。というかこういう区分け事態がナンセンス。
問題なのは、自分が何であるかを買ってに決め付けて自分の殻の中に閉じこもってしまうこと。これは最悪。
文型であれば、オレは理系のヤツに負けない思考法ができるぞ、と思えばいい。単純でよい。
5年後にはどうなっているか、を考えればわかるようになると思う。
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ところどころ、「うわーすごい書き方だな・・・」と思うところもあるが、それを言えるだけの実績があるから説得力があるのだろう。
論理的思考で仮説を立て、徹底的なフィールドワークで検証する。
これは大事だし、見習いたいと思う。
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ビジネスマン、というより社会に出る人間のマインドセットに焦点を当てた本。もはや頭を使わない人間が淘汰される今、マインドセットを変更することが、生き残るどころか成功するために必要な第1歩である。
・論理的思考
・非線形思考
などが必要だと説く。
何よりも重要なのは、ものごとをしっかりと(論理的に)納得できるレベルまで考えつめること、自分の足で調べに行くこと。自分から動かない人間がこれから伸びていくことはあり得ない。「自ら」動くことの重要性を説いた本。文庫の値段でこれだったら割に合っているかなー。
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まず、著者の溢れんばかりの自信と自負に多くの人は拒否反応を起こすと思う(笑)
自分の本で自画自賛するのは、単純にあんまりカッコ良くないですよ。
とはいっても、さすがは伝説のコンサルタント。
何事も徹底的に考え抜く姿勢は素晴らしい。
また、フィールドワークを大切にしていることにも共感した。
コンサルタントといえば、綺麗なオフィスで資料と格闘しているイメージだったが、
意外に現場を大事にしているんですね。
多分この本は賛否両論あると思うけど、自分を常に高めたい人には最適かな。
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語り口や、結論として「断言」していることのいくつかについて「それはどうなんだろう」という異論はあるけれど、いくつかのアプローチ(具体例ではなく)は参考になる。
この断言口調でないと、だめなのかなあ。他にいいようがあると思うんだけど。
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初・大前本。よく分からないところもあったが、満足。
以下、気になった言葉
・言いたい順序ではなく相手が納得する順序
・米国は高校からパブリックスピーチの訓練を行う
・覚えさせる教育の限界
・民族や言語の違い、国民性の違いは、結局、刷り込みから生じているに過ぎない
・値札に見合う名札を持っているか
3月13日 読了7
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・7/16 かおりちゃんに買って来て貰った大前シリーズ3冊のうち、これから読むことにした.
・7/24 読了.他の著作に載っている内容も時々見られるが、考えるということはひとつひとつの細かい分析と仮説、検証の繰り返しだというのは気づかなかった.無意識のうちにこれができているといいんだけど.そうでないと訓練が必要だから大変かもしれない.この辺に気づくところが科学者ってことか.
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自慢しいのところはあるがそれだけのことをやってきた人なので謹聴するしかない。
提言も予言もかなりの割合でどんぴしゃで、つくづく感心する。
ただ、みんながみんな、この人の言うとおりの発想をし、生き方をしていったら、それはそれで息苦しい世の中になってしまうなと思う。
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●仮説を立て、検証し、結論を出すこと。「この結論で絶対に間違いはない」という信念を持てるまで、検証を繰り返すこと。そうでなければ、人を説得することはできない。
●「目的(問題)は何か?」「言いたいことは何か?」「証拠はあるのか?」「仮説を証明するには、何が分かればいいのか?」
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2005年当時の政治経済が考える技術の参考例として書かれています。
6年経った現在読むと、予言めいて著者が述べたことの多くが、面白いほどに現実になっている。
この辺りの先見性は著者の面目躍如たるところ。
多分に著者の自慢話が出て来てウンザリする部分もあるが、そこに目をつぶれば、ロジックを鍛えたい人にはとても参考になる書。
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コンサルタント大前研一さんの本。
著者が理系出身かつマッキンゼー出身ということもあり、話がロジカルで納得させられてしまいます。
自慢話が少し多いのがちょっと気になりますが…w
日頃から頭を使うことの重要性を再認識させてくれる本です。
さぁアウトプットで鍛えなければ!
以下、備忘録
◆人の2倍考える人間は10倍の収入を得る事が出来る
◆現象はあくまでも現象にすぎず、原因ではない。この当たり前のことがなかなか理解できず、現象のさかさまは解決だと思っている人が実に多い。
◆問題解決力とは、仮説を裏付けて行く為に労を惜しまない行動力であり、それが絶対に正しいと結論付けられるまで徹底的に考える思考力であるともいえるだろう。
◆世の中のビジネスマンのほとんどは、仕事に直接結びつかないような訓練をやろうとしない。しかし、実はそれをやるかやらないかで大きな差がつくのである。
◆自己否定する勇気を持った企業は、常にベストを求めて変革する力が働いている。
◆言いたい順序でいうのではない。相手が納得する順序でプレゼンすべきである。
◆日常のトレーニングで重要なのは、知的好奇心をもつこと
◆考えるとは、自分に質問する事である
◆つねに緊張感を持って同じ態度で臨む姿勢がなければ問題解決力は向上しないし、よい発想も浮かばない。
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大前さんの思考力は誰でも身に着けようと思えば身に着けられるものなのか!と思った。自分で疑問をもってそれをとことん考えることが当たり前のように思うけどやはり重要なんだなと思う。