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- カテゴリ:一般
- 発売日:2009/04/01
- 出版社: 中経出版
- サイズ:19cm/224p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8061-3332-2
読割 50
紙の本
仕事の見える化 1.会社の未来 2.社員の頭のなか 3.顧客の頭のなか
著者 長尾 一洋 (著)
会社の未来、社員の頭のなか、顧客の頭のなかという、「実際には目で見ることができないもの」を「見える化」し、仕事の効率をアップする方法を紹介する。書き込み式の見える化日報&...
仕事の見える化 1.会社の未来 2.社員の頭のなか 3.顧客の頭のなか
仕事の見える化
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商品説明
会社の未来、社員の頭のなか、顧客の頭のなかという、「実際には目で見ることができないもの」を「見える化」し、仕事の効率をアップする方法を紹介する。書き込み式の見える化日報&ライフカレンダー付き。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
長尾 一洋
- 略歴
- 〈長尾一洋〉横浜市立大学商学部経営学科卒業。NIコンサルティング代表取締役。中小企業診断士。著書に「すべての「見える化」で会社は変わる」「可視化経営」など。
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紙の本
明日はどっちだ
2011/04/14 08:09
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社には盛衰があります。一部の優良会社を除けば、業績があがりつづけるというのはとても困難です。
業績が下降しだした時、社員の士気も下がります。負のスパイラルに陥ることで衰退の速度が早まります。それをどうくいとめるか。まさにここが経営幹部の思案のしどころです。
本書にも書かれていますが、その時こそ、「会社の未来」を示すしかないでしょう。
それがないと、社員は今の仕事に不安を持ちますし、不安は不平につながります。生産性が落ちるのは間違いありません。そんな時の特効薬が「会社の未来」です。
自分たちの会社が3年後、5年後、10年後どうなっているかをきちんと社員に示すことです。その未来に疑問を持つ社員は去っていくでしょうし、賛同できる社員はともに歩き出せます。
そして、できるだけ短期間でその成果を少しでも実現させることです。未来の姿がいつまでも提案だけではむしろ逆効果です。
小さな成功体験の積み重ねこそ大事なのです。変化の「見える化」です。
本書はなかなか見えにくい「会社の未来」(これはいうなれば「経営層の頭のなか」ということ)「社員の頭のなか」「顧客の頭のなか」を「見える化」する方法を、それは基本的にはメールを使い「日報」を共有するという方法ですが、教えています。
もちろん、これはひとつの方法ですから、それぞれの会社でアレンジすることも必要でしょう。こういうビジネス教本のような本はそのまま活用するのではなく、会社の規模や風土に合わせて行わないと失敗します。
会社では「報連相(報告・連絡・相談)」ということをしばしば学びます。どうすればそれが実行されるかは、組織の永遠の課題でしょう。
本書では、「見える化」でそれを解決しようとしています。全員でそのことを共有できるか、それが多分この「見える化」の実現ができるかの鍵となります。
なにもしないまま死を迎えるか、まずやってみることから始めるか。
これこそ、会社の運命の、そしてそれは社員の運命の、分かれ目といえるでしょう。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。