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紙の本
慶次のとらわれない心と優しさと
2009/08/28 00:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いちろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「花の慶次」には、私は、各巻、必ず一つか二つ、慟哭させられる場面がある。この第一巻ではそれは一番最後にあった。1万5千の敵に囲まれた末森城。守る兵は500。そこへ慶次と村井若水、陽水の親子が援軍として城へ入る。だが、息子の陽水は死にたくなくて、逃げようとする。そんな陽水に慶次は言う。「さむらいなんて そんな堅苦しいことじゃないんだ 生きる自由もあれば死ぬ自由もあるさ 俺はいくさ人 ここで退けば俺ではなくなる 俺には退くことは美しくなく思えるだけさ」
陽水はいったん逃げるのだが結局戻ってくる。その陽水に慶次が「飲(や)るか」とさかずきを出すところで終わっている。
この場面が何ともいい場面なのだ。原作者の隆慶一郎の奥深い優しさはどう表現すれば良いだろう。隆慶一郎は映画「にあんちゃん」のシナリオを書いた。そしてその元となった「にあんちゃん」の本は小学生の少女が書いた日記だ。この日記は、両親に死なれて貧乏のどん底にあって助け合っていく兄弟姉妹の一番末のいもうとが書いたものだ。貧乏のどん底にあっても小学生であっても優しくて心が高貴なのだ。隆慶一郎その人に似ている。だから、花の慶次の好きな人には「にあんちゃん」を読むことをお勧めしたい。そしてもう一冊、「不落樽号の旅」も紹介しよう。この本の作者が隆慶一郎のファンなのだ。これについては私もレビューを書いているので参考にしてください。
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快男児登場
2021/10/06 16:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて少年ジャンプに掲載されたとことん間違えない、人としてど真ん中を行く男・前田慶次の一代記。
今の少年ジャンプじゃ絶対に連載なんて無理(笑)