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プルートウ 豪華版(BIG COMICS SP) 8巻セット
- 税込価格:13,096円(119pt)
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商品説明
【文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(第9回)】【手塚治虫文化賞マンガ大賞(第9回)】【星雲賞コミック部門(第41回)】【「TRC MARC」の商品解説】
▼第56話/破壊の数式の巻▼第57話/心の行方の巻▼第58話/オールドフレンドの巻▼第59話/さまざまな再会の巻▼第60話/真実の真相の巻▼第61話/滅亡の時の巻▼第62話/ゲジヒトの遺言の巻▼第63話/星に願いをの巻▼第64話/終わりの音の巻▼第65話/史上最大のロボットの巻
●主な登場人物/アトム(日本の科学技術を結集させた、高性能の少年型ロボット)
●あらすじ/トラキア合衆国大統領・アレクサンダーは、彼のブレーンである人工知脳ロボット“Dr.ルーズベルト”に、世界中の高性能ロボットが次々と破壊された一連の事件を「計画通り」だと語る。一方、日本ではついにアトムが長い眠りから覚醒する。だが突然、一心不乱に数式を書き始め…(第56話)。
●本巻の特徴/すべての真相が明らかになるとき、想像をはるかに超越した最悪の事態が迫っていた。人類最後の希望であるアトムが、最終決戦に挑む…! 新『鉄腕アトム』伝説、ついに完結!! 豪華版は、連載時のカラーページを完全再現+一部追加。ラスト2話をそれぞれ別冊付録とし、一部をカラー化した特典付き!!
●その他の登場人物/お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)、ウラン(アトムの妹でロボット)、天馬博士(ロボット工学の権威で元科学省長官。亡き息子トビオとそっくりにアトムを作った)、アブラー博士(ペルシア共和国科学省長官。戦争で妻と子と、自身の体の大半を失う)、アレクサンダー(トラキア合衆国大統領。ボラー調査団の派遣とそれに続く第39次中央アジア紛争を主導した)、Dr.ルーズベルト(世界有数のロボットたちの人工知能を圧倒する容量を持つコンピュータ。トラキア合衆国大統領のブレーンで、クマのぬいぐるみ型端末を介して会話する)、ブラウ1589(8年前、史上初めて人を殺したロボット。ドイツの人工知脳矯正キャンプに収監されている)、ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)、エプシロン(ゲジヒトやアトムと並ぶ高性能ロボット)【商品解説】
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別冊付録の表紙を見ただけでワクワクしてしまった
2009/06/23 18:47
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやあ、終わりました!
この頃の浦沢直樹は雑誌連載と言う制約のせいもあるものの、話がどうしても冗長気味になっていましたが、これは8巻できっちり終わってくれました。もちろんオリジナルである『鉄腕アトム 地上最大のロボットの巻』自体が現在のマンガの尺でいくと短めの話ですから、どんなにがんばっても話の伸ばしようがないということもあったのでしょうが。
それでも7巻から引き続き、物語が確実に収束へ向かっていく雰囲気というかリズムが感じられて、これまでのエピソードを積み重ねていくストーリーよりも小気味よい読みやすさがあります。
そして何と言ってもアトムの活躍があるからこそ、小気味よさが伝わってくるのかもしれません。
当初物語はゲジヒトをメインに話が進んで行きましたし、彼の記憶が重要な役割を果たしているので、あたかもゲジヒトが主人公と思って読み続けてきましたが、やっぱりアトムですよ。
確かに最後にきてアトムの活躍で締めてしまうと、ゲジヒトの苦悩はどこへ行ってしまったのか、人工知能が感情を持つことがどんな事態をもたらすのかといったこの物語で何度も語られてきたものがどこかへ行ってしまったような気もします。
それでも、アトムで締めてしまう。そこか『鉄腕アトム』のアトム足るところだと思いますし、浦沢にとってのアトムもこのアトムだったのだろうと思います。
最終巻の豪華付録は何と2冊!
雑誌連載の最終回と最終回1回前の分がそれぞれ1冊になり、往年の月間少年マンガ誌の付録のような装丁で付けられています。
この作品を一気に楽しむという点では、この肝心の2回分を分けてしまうのは勢いを削がれる感じもありますが、これもまたアトム足るところなのでしょう。そう、昔はこの別冊付録こそがマンガの醍醐味だったのですから。