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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.5
  • 出版社: 国書刊行会
  • サイズ:28cm/371p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-336-05121-9
  • 国内送料無料
写真集

紙の本

憂魂、高倉健

著者 横尾 忠則 (編集)

遠藤努撮影による「俳優・高倉健」のスチール写真のほか、貴重なプライベート写真やスナップを収録。ほかに、細江英公、立木義浩、森山大道ら豪華写真家が手がけた作品、横尾忠則によ...

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憂魂、高倉健

税込 16,500 150pt

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商品説明

遠藤努撮影による「俳優・高倉健」のスチール写真のほか、貴重なプライベート写真やスナップを収録。ほかに、細江英公、立木義浩、森山大道ら豪華写真家が手がけた作品、横尾忠則によるインタビュー、年譜なども掲載する。〔都市出版社 1971年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー4件

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評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 3 (0件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

待ってました、健さん

2009/12/02 08:40

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 グラフィック・デザイナー横尾忠則の編集による役者高倉健の、豪華写真集である。
 一冊まるごと高倉健なのであるが、同時にこの本全体が横尾の作品であるともいえる。
 そもそもこの写真集は復刻版である。その経緯は、「付録」リーフレットに収められた、今回の出版元である国書刊行会の「プロダクション・ノート」に詳しいが、本書のオリジナル版は1971年に刊行されたものなのだが、色々な事情があってそのオリジナル版が書店に並ぶことはなく、その一部は古書店に流通しただけだという。それに、それよりも以前に、この本のもとになった『高倉健賛江』にいたっては見本数冊を作っただけで出版さえ実現しなかった。
 それから38年めにして、ようやくこうして復刻したのである。

 ただ時代があまりにも変わってしまって、当時の高倉健を支持する大衆の熱もすっかり冷めてしまったといえる。高倉健という役者は、ヤクザ映画のそれではなく、『幸福の黄色いハンカチ』や『鉄道員(ぽっぽや)』を演じた俳優として記憶されている。
 「あの時代の空気を胸いっぱいに吸い込んでぼくはこの本を編集、製作をした」という横尾忠則は今回の出版に関して、「当時の映画をオンタイムで観ていない現在の若者にぜひこの本を手に取らせたい」と綴っている。
 しかし、これはもはや、役者高倉健の写真集というよりも、1970年という時代の写真集だといっていい。
 東映やくざ映画のなかの高倉健はたしかにカッコよかったが、そのカッコよさそれさえもがあの時代の残光に思える。
 うらぶれた映画館の固い座席にうづくまりながら、オールナイトで高倉健の忍従と刹那にしびれて、「待ってました、健さん」と大向こうから声を発した多くのファンたちもまた、あの時代の風景となっている。
 実際この写真集でもっとも強く見入ってのは、高倉健の姿ではなく、当時の映画館のロビーのベンチに転がり眠る男たちであり、臭いまで思い出しそうな映画館のトイレの写真だった。
 それらを見ていると、70年代は、映画館の暗闇が時代に疲れた者たちを慰撫した、最後の時代だったかもしれないと思える。

 現在の若者たちにとって、父親や母親が青春を生きた時代はどのように映るだろうか。高倉健という役者に熱狂した時代をどのように見るだろうか。
 健さんの背中一面の唐獅子牡丹に飛び散った血に涙した時代を想像することさえできないのではないだろうか。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でご覧いただけます。

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紙の本

日本を代表するスーパースター二人がのこした幻のコラボレーション作品!

2009/06/09 18:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:国書刊行会 - この投稿者のレビュー一覧を見る

60年代後半、高倉健に心酔した横尾氏が数年の歳月をかけて編集したものの諸事情により書店店頭に並ぶことのなかった写真集『憂魂、高倉健』が38年ぶりに複刻されました。遠藤努撮影による<俳優・高倉健>のスチール写真を中心に、門外不出の貴重なプライベート写真やスナップを横尾忠則が編集した圧巻の370ページ! 横尾忠則によるインタビュー・年譜も収録され、他では知ることのできない高倉健の素顔・真実がわかる貴重な内容となっています。さらに細江英公、立木義浩、森山大道、石黒健治といった豪華写真家の競演による作品も収録。横尾忠則監修により、当時の造本・体裁を大幅にグレードアップ、最新の高精細印刷技術によりオリジナルの写真をより美しく再現し、美麗貼函におさめた豪華愛蔵版仕様です。定価:15750円(税込) 体裁・造本:B5変型・上製・美麗函入・モノクロ370頁(内カラー8頁) 

●健さん映画特集上映も大好評! 
本書の刊行を記念して、5月28日~6月10日まで開催された特集上映《 孤高のスタア 高倉健》(池袋・新文芸坐)は代表作「網走番外地」「昭和残侠伝」シリーズから近作「鉄道員(ぽっぽや)」まで一挙28本上映、連日100人を越える観客で大盛況、健さんの変わらぬ人気を証明しました。

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紙の本

不思議な本、そして不思議な本の運命

2011/04/02 15:51

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本を読むひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書の元をなす1971年発行の本が、73年ごろだろうか、ある倉庫で他の色々な本の山とともに積まれていたのを見た記憶がある。後日その『憂魂、高倉健』を手にし、近年まで持ってもいた。
 本書付録リーフレットのなかの「復刻版『憂魂、高倉健』プロダクション・ノート」を読むまで、その本が新刊書店に一切並んだことがないなどとは思ってみなかった。かつて倉庫で見たのは、たんに売れ残った本が山になっているだけだと思っていたのである。
 さらに『憂魂、高倉健』以前に、『高倉健賛江』という本が製作され、「見本」までが完成されていることも初めて知った。つまり多部数の印刷が可能な「フィルム」は完成されていたと推測できるが、その原版の行方はどうなったのだろうか。また数冊しかない『高倉健賛江』を見ることはできないのだろうか。
 だが同じリーフレットの非常に興味深い横尾忠則の文章(『PIC』という雑誌に当時載ったものの再録)を読むかぎり、また推測するかぎり『高倉健賛江』再発行に尽力するよりも、新しい高倉健の本をつくることに努力が傾注されたようである。
 ともかくその写真の選択、配列はふざけているとも言えるのだが、今回いかにも横尾らしい説明の言葉を読み、納得するところが多かった。
 普通、俳優の写真集など、どう冒険しようと、高が知れているところがある。格好のいい写真、美しい写真をできるだけ体裁よく並べるしか作りようがない。しかるに、この本においては、初めに細江英公の静かな海の写真が7ページあり、次いで立木義浩による女性ヌード5枚とヘンリー・フォンダやら乳牛やらの写真とがサンドイッチ状態で続く。しかも写真の向きが、タテ・ヨコかまわず並べられる。
 私には、このタテ・ヨコへの配慮を欠いたように思われる写真配列が、この本の暴力的な魅力の一端を形づくっているように感じられた。通常の写真集レイアウトのネックを逆手にとっているとも言える。
 おそらく高倉健のような(この「ような」というのも書いている自分でもよく分からないのだが)俳優でなければ、自身の名を冠したこんな変な写真集の刊行を許可しなかったような気がする。
 また横尾忠則にしても、他のどんな映画俳優に対してであろうと、このような本をつくろうとするエネルギーをもてなかっただろう。
 リーフレットに当時のテレビ番組「11PM」に出演したときの二人の写真が載っているが、「横尾によれば、出演時お互いテレてしまい、ついに一言も発さぬまま終了した」ということである。そんな二人の、「時代」があふれんばかりに匂う写真集の、忠実という以上の復刻本がこれなのだ。
 
 この本の強烈な横尾性(横尾忠則的なるもの)にあてられ、横尾の本を所持本のなかから探したが、『横尾忠則スピリチュアル・ポップ』という、すさまじく凝った変な本しかない。これも十二分に魅力的だが、それだけで横尾熱は冷めない。図書館で横尾本をできるかぎり見たが、この天才への、私の気持ちを冷ますのは大変だ。ずっと以前、大部の画集に熱中したことを思い出したが、私はたぶん彼の普通ではないところが好きなのだと思う。本書は、その写真の並べ方の普通でなさに、ありとあらゆる映画スターの写真集の普通っぽさとの対極を見て、ひそかに感嘆する。

 本書は復刻であり、原版からの増刷ではない(もちろん原版は存在しない)。前記「プロダクション・ノート」を読むと、「オリジナル版を凌駕するクオリティを目指した」だけあって、驚くほどの努力が製作についやされている。残念なのは以前の本を手放したために比較ができないことで、たとえば「版権の都合上図版の差し替え・削除をおこなった」箇所などをチェックしたかった。
 こうした原版がなく増刷できない本の「復刻」を近年いくつか眼にしている。たとえば渋沢龍彦編集の『血と薔薇』全3号分や森山大道の『写真よさようなら』だが、たまたま私はそれらも持っていた(今はない)。『憂魂、高倉健』は書店に一度も置かれなかった本の復刻ということで、さらに興味深い試みである。
 このなかに高倉健への年を隔てた二度にわたる、まったく同じ質問のページがあるが、「高倉健」をイメージしながら、この喋り言葉に徹底して忠実なインタビューを読むと、「忠実」であることの面白さにワクワクする。この部分、「ノート」によれば、「新たに文字を打ち直した」という。
 写真ページがきれいなのだ。「本文収録写真のほとんどはすでに廃棄処分されているためオリジナル版からスキャンすることを余儀なくされたが、一色印刷だったものを二色(ダブルトーン)印刷にし(本文紙も変更)、最新の高精度印刷技術を施した結果、オリジナルよりも鮮やかなものになっているはずである」と「プロダクション・ノート」に説明があるが、記憶のなかの以前の本と比較して、そう思う。今だから可能だった復刻なのかもしれない。
 40年前に普通に書店に並び、たとえば増刷でもしていたら希少価値がなくなり、復刻はなかったであろう。売れなかったら? いや、この本の後の評価からすれば、売れて増刷したと考えるべきだ。


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2011/09/19 17:15

投稿元:ブクログ

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