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紙の本
旅うなぎ (ハルキ文庫 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)
著者 和田 はつ子 (著)
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”で毎年恒例の“筍尽くし”料理が始まった日、見知らぬ浪人者がふらりと店に入ってきた。病妻のためにと“筍の田楽”を土産にいそいそと帰っていったが...
旅うなぎ (ハルキ文庫 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)
旅うなぎ 料理人季蔵捕物控
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商品説明
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”で毎年恒例の“筍尽くし”料理が始まった日、見知らぬ浪人者がふらりと店に入ってきた。病妻のためにと“筍の田楽”を土産にいそいそと帰っていったが、次の日、怖い顔をして再びやってきた。浪人の態度に、季蔵たちは不審なものを感じるが…(第一話「想い筍」)。他に「早水無月」「鯛供養」「旅うなぎ」全四話を収録。美味しい料理に義理と人情が息づく大人気捕物帖シリーズ、待望の第五弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
想い筍 | 5−58 | |
---|---|---|
早水無月 | 59−114 | |
鯛供養 | 115−169 |
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益々快調で、これまでの6冊の内で一番面白かった気がする。
2016/11/28 10:01
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
益々快調で、これまでの6冊の内で一番面白かった気がする。1話ごとにそれなりの決着をつけつつ、更に大きな根源悪を巡る大捕物を4話を通じる一つの話にまとめる流れは変わらないが、本作の仕組みはなかなかに手が込んでいたし、主役の一人である“塩梅屋”の看板娘である“おき玖”の恋の行方が絡んでくるとあっては、読者としては目が離せなくなるのは当然である。前作辺りから、季蔵が北町奉行・烏谷とタッグを組んで本格的に裏稼業に入ったことから、日本人好みの「勧善懲悪」スタイルが明確になったのも安心して読めるようになった所以かもしれない。