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商品説明
高座で「罠」を打ち返し、怪談噺で謎を解き、ついには「あの人」を引っ張り出して…動き出す木彫りのねずみ、落語競演会で仕掛けられた「陰謀」学校での「妙ちきりんな事件」と義兄の結婚問題、そして師匠と十五センチの謎と駐車場で見たもの、これがあんなでそんなことに…。大好評「本格落語」シリーズ第三弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
落語会の準備にいそしむ二つ目の「八ちゃん」に、奥さんがふと漏らした不可解な「事件」とは…。ちょっとしたきっかけから落語のネタが転がって、高座に上がれば事件も解ける。本格落語ミステリー第3弾。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
ねずみととらとねこ | 5−118 | |
---|---|---|
うまや怪談 | 119−241 | |
宮戸川四丁目 | 243−327 |
著者紹介
愛川 晶
- 略歴
- 〈愛川晶〉1957年福島生まれ。筑波大学卒業。94年「化身」で鮎川哲也賞を受賞。落語への造詣が深く、本格落語にミステリーを融合させた「道具屋殺人事件」は演芸関係者からも高く評価された。
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紙の本
シリーズものは読み終わるとすぐに次のものが読みたくなるのが曲者ですな
2009/12/02 17:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kako - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズが重なるごとに事件自体はショビョショボ~っと影をひそめていっているのに、なんて面白いんだぁ!!!
と、落語ファンでも無く、全くといってもいいほど落語に知識も興味ない私が、何故かシリーズを心待ちにしてしまう神田紅梅亭寄席物語帳の第三弾です。
第一弾である「道具屋殺人事件」では立派な?殺人推理小説でありましたが、今回の作品より・・・というよりも前回の芝浜謎噺からゆるやか日常事件簿みたいな軽ぅうい推理小説っぽくなっています(笑)。
でもそれでいいんです。
こちらは何といっても落語小説なのですから!
このシリーズは全くの落語初心者である私をちょびっとだけ「落語を知ってるっぽい」気分にさせてくれます。
落語用語の説明、偉大な落語家、話の内容、まさにありとあらゆる落語に関する丁寧な説明が、話を邪魔することなく、あまりさりげなくない感じで書かれています。
えぇ、沢山説明していただかないと落語の噺のポイントも何も解らないので、こちらとしても有難いでございます。
反対に落語通の人は「何を今更」という気持ちになるのかもしれませんが。
さて感動の前作を踏まえて、馬春師匠は高座に復活してくださるのか?
相も変わらず意地悪な福太夫の策略にどう対応していくのか?
うまや怪談をラストまで読み切ると・・・「え?ここで切っちゃうの?」という無情な終わり方。。。
早く、早く次を出してくれぇぇぇぇ!
と悶絶したのであります。