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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/12/10
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/227p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-328760-7

紙の本

夜のだれかの玩具箱

著者 あさの あつこ (著)

死期を前に忘れえぬ女性の面影を追って妻娘と旅に出る男。恋女房に去られ落ち込む職人を案じる若旦那の胸の内。少年時代の悔恨と、満開の桜の思い出が甦る亡き友の作文。父を看取る日...

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夜のだれかの玩具箱

税込 1,320 12pt

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商品説明

死期を前に忘れえぬ女性の面影を追って妻娘と旅に出る男。恋女房に去られ落ち込む職人を案じる若旦那の胸の内。少年時代の悔恨と、満開の桜の思い出が甦る亡き友の作文。父を看取る日を前に、夫との関係に揺れる娘に訪れた奇跡。切ない恋愛から艶めく時代小説まで自在に描き出す著者の才がしっとり冴えわたる六篇があふれだす小説の玩具箱。【「BOOK」データベースの商品解説】

父が秘めた生涯1度の恋、消えた女房が見せる奇妙な夢、深山に逃げ込んだ盗賊の顚末など、切ない恋愛から艶めく時代小説まで、自在に描き出す著者の才がしっとり冴えわたる6つの物語。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

仕舞い夏の海 5−42
うちの猫は鼠を捕りません 43−75
夢女房 77−115

著者紹介

あさの あつこ

略歴
〈あさのあつこ〉1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。「バッテリー」で野間児童文芸賞、同シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞。ほかの著書に「木練柿」「朝のこどもの玩具箱」など。

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紙の本

あさのあつこさんの引き出しの多さに脱帽!

2009/12/31 21:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nyanco - この投稿者のレビュー一覧を見る

『朝のこどもの玩具箱』の姉妹編。
前作は、朝で、こどもだったので、青春小説や、ファンタジー、SFと明るく夢のある作品でした。
なのでクリスマスの夜に読むのは、ぜったいこの玩具箱が相応しい!と思って読み始めたのですが、予想よりも大人向き。
今回は、闇のイメージの夜、そして対象は子供でなくなり誰か…に。
そのせいか、死が物語のKeyになっていたり、ダークな作品や妖しい物語に…。
「うちの猫は…」は、ブラックが効いた作品。
「夢女房」「蛍女」は、時代物。
「仕舞い夏の海」と「もう一度さようなら」は、対をなす作品でどちらも心が掛け違ってしまっていた夫婦の話で、じんわりと暖かくなる。
流石、間口が広く、引き出しが多いあさのさんらしい短編集でした。

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