「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
こんどは、これが読みたいな!読むことが体験を支え、体験することがまた読書の楽しみを広げてくれる。小さな一歩を踏み出す手助けをしてくれる本、わからないから考える魅力、「好き」ということから生まれてくるパワー…。親子で楽しむ読書の時間は、いつも新たな発見ばかり。朝日新聞好評連載のエッセイ集。【「BOOK」データベースの商品解説】
小さな一歩を踏み出す手助けをしてくれる本、「好き」ということから生まれてくるパワー…。子どもの成長とともに綴る育児&読書日記第2弾。絵本案内としても楽しめる。『朝日新聞』夕刊の連載をまとめたもの。【「TRC MARC」の商品解説】
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
いろんな絵本の紹介 万智さんの短歌も…
2010/02/13 22:07
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『かーかん、はあい』のパート2が誕生したのですね。
前作は去年の五月に書評投稿をしていました。
俵万智さんの息子さん、たくみん君もあっという間に幼稚園に通うお年頃、ほんとよそのお子さんの成長は早いものです。^^;
今回も息子さんのかわいらしいエピソードを交えて、いろんな絵本が紹介されます。例えば、園バスを待つ時間に、読むのに最適な絵本が谷川俊太郎さん・文の『すーびょーるーみゅー』。
たとえ園バスが約束の時間より早く来ようが遅く来ようが、読み方で伸縮自在なんだそう!これは実に魅力的ですね。
たくみん君は成長するにつれて、どんどん世界が広がっていきます。絵本を通じていろんなものに興味を持っていきます。妖怪に、いるかに、お折り紙に、国旗に、ドラえもんに…。ときおり登場する万智さんの短歌が、これがまたいいのです。
『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪パーフェクトBOOK』を熟読してちょっとした妖怪博士となった、たくみん君。どうやら沖縄のキジムナーが気になるらしい。
「おきなわにしかいないんだって。がっかりだよ」というたくみん君に、「いや、沖縄に行っても、必ず会えるとはかぎらないと思うけど…子どもにだったら見えるのかなぁ」と万智さん。
「たくみんは、キジムナーがいたら、ぜったい、わかる。おかあさんにも、おしえてあげる」そんなたくみん君の言葉に思わずほろりとしてしまうのでした。
そして万智さんの短歌にも…。ちょっといくつかご紹介しますね。
「キジムナーに会いたいと言うキジムナーもたぶんおまえに会いたいだろう」
「一人遊びしつつ時おり我を見るいつでもいるよ大丈夫だよ」
「たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかおまえも飛んでゆくから」
あとがきをよれば、たくみん君はこの春から小学生なんだそうです。嬉しい春も、もうすぐですね。