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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.12
  • 出版社: バジリコ
  • サイズ:20cm/369p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86238-158-3

紙の本

美しき天然 嘉仁皇太子の修学旅行

著者 田中 聡 (著)

大正天皇は皇太子時代に日本国内をくまなく旅した。旅先では、厳しいスケジュールにも関わらず、一人で散歩にでたり、人々に話しかけたり、思いがけない言動で人々を驚かせた。その史...

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美しき天然 嘉仁皇太子の修学旅行

税込 1,980 18pt

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商品説明

大正天皇は皇太子時代に日本国内をくまなく旅した。旅先では、厳しいスケジュールにも関わらず、一人で散歩にでたり、人々に話しかけたり、思いがけない言動で人々を驚かせた。その史実を下敷きとして、皇太子のお伴をしていた有栖川宮威仁、新聞記者だった「電通」の創設者のひとり権藤震二、同じく新聞記者の山路愛山、ときの政治家・山県有朋、小説家・江見水蔭、人類学者・坪井正五郎、そして日本の山を守っているという謎の民スクナ衆…その巫女であるサワ、スクナ衆から離れて今は都会に住んでいる笙吉など、さまざまな登場人物の暗躍を描く。皇太子といっしょに鉄道に乗って、高崎、軽井沢、長野、新潟、長岡、柏崎、高田、桐生、水戸など、近代化に沸き揺れていた、明治の日本を巡る歴史伝奇小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

若かりし大正天皇が、鉄道に乗り巡る明治の日本−。高崎、長野、新潟、桐生など、近代化に沸き揺れていた日本各地を旅する皇太子を軸に、さまざまな人々が暗中飛躍する歴史伝奇小説。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

田中 聡

略歴
〈田中聡〉1962年生まれ。富山大学文学専攻科修了。作家。著書に「怪物科学者の時代」「妖怪と怨霊の日本史」など。

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評価内訳

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紙の本

結構、実名で有名人が出てきます。で、大正時代の石油会社の勢力争い、なんていうあまり教科書には出ていないような話も重要な役割を果たします。なんだか、どれがホントでどれがフィクションなのかよくわかりません・・・

2010/06/14 19:17

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

皇室嫌いの私ですから、普通であればスルーする本なのですが、副題なしのタイトル『美しき天然』と、明るい印象のカバー画に惹かれて手にしました。なんといっても黄色は幸せを呼ぶいろなわけで、しかもホセ・フランキーのカバーイラストが、レトロでいながらモダンな、まさに戦前、唯一日本がハッピーだったとされる大正時代の雰囲気をよく表しています。ブックデザインは岩瀬聡。

で、私は造本と装幀の雰囲気から、実際に手にとって見るまでは東京創元社の本だとばかり思っていたんです。例えば戸松淳矩『剣と薔薇の夏』、山口芳宏『雲上都市の大冒険』がそれで、カバーデザインのよさと扱う時代、それと頁数、やっぱり東京創元社だよな、って。ところがです、なんとバジリコなんです、以前もどうしてこんな名前つけたんだろう、って思わず書いてしまった出版社。

それにしても「美しき天然」、この言葉に反応するのは若い人ではないでしょう。武島羽衣作詞・田中穂積作曲の日本初のワルツなんていわれても、そんなこと学校で教わった記憶もありません。ジンタ、なんていわれてもピンとこない。だいいち記憶がありません。結局、ネットで調べる安直さですが、ああ、古い日本映画でチンドンヤさんやサーカス(曲馬団)が登場するときに流れる曲なんだ、なんて肯きます。

それにしても、明治どころか大正も遠くなりました。だって「嘉仁皇太子」を読めないんです、わたし。そういう人って、多いと思います。ヨシヒト、なんてねえ難しすぎます。そんなだからジンタも日本のワルツも分からない。どころか、この小説に登場する人物の多くが実在するなんて、思いもしませんでした。時代背景としてだけの利用で、有名人もそれに寄与するだけの登場だろううて。

だから本を読み終わって改めてカバー折り返しの言葉に驚きます。
                *
大正天皇は皇太子時代に日本国内をくまなく旅した。旅先では、厳しいスケジュ
ールにも関わらず、一人で散歩にでたり、人々に話しかけたり、思いがけない言動
で人々を驚かせた。
その史実を下敷きとして、皇太子のお伴をしていた有栖川宮威仁、新聞記者だっ
た「電通」の創設者のひとり権藤震二、同じく新聞記者の山路愛山、ときの政治家・
山県有朋、小説家・江見水蔭、人類学者・坪井正五郎、そして日本の山を守ってい
るという謎の民スクナ衆……その巫女であるサワ、スクナ衆から離れて今は
都会に住んでいる笙吉など、さまざまな登場人物の暗躍を描く。皇太子といっし
ょに鉄道に乗って、高崎、軽井沢、長野、新潟、長岡、柏崎、高田、桐生、水戸など、近
代化に沸き揺れていた、明治の日本を巡る歴史伝奇小説。
                *
山路愛山、山県有朋は分かります。でも新聞記者だった「電通」の創設者のひとり権藤震二、小説家・江見水蔭、人類学者・坪井正五郎となるとさっぱり。電通の創始者か・・・、そんなひとをこんなにヤクザに描いちゃっていいの? なんて思うばかり。しかもです、スクナ衆ですよ。私などは隆慶一郎全集を読んでいるものだから、あ、同じだ、新鮮じゃないなあ、なんて勝手なことを思うわけです。

で、お話です。時代は明治35年、背景に当時の日本における宝田石油、日本石油、イントル(スタンダード石油)3社の主導権を巡る争いがあります。そういう意味で基本は石油です。私などは何度か長岡に足を運んでいますが、長岡といえば河井継之助であり、山本五十六であって、石油の話なんて初耳なわけです。ま、大正天皇の皇太子時代の国内旅行なんていうのも殆ど知らなかったんですけど。

まず主人公ですが、歴史に殆ど興味を持たないという嘉仁皇太子、日本国内をくまなく旅した皇太子時代の大正天皇ではありません。理由があってスクナ衆から離れ、都会に住んでいる25歳の男・沼部笙吉が主人公です。笙吉は記者になって2年という駆け出しですが、今回は山県の依頼で、高崎に皇太子の旅行ぶりを見に来て、同業の権藤に目をつけられてしまいます。

もう一人が笙吉に目をつけた31歳の権藤震二で、彼は大浦総監に依頼されて皇太子の旅行を取材する通信社の記者です。一方で、スクナについて調べています。事件を未然に防ぐよりは、事件が起きることを望んでいて、それこそがマスコミの使命というあたりは、現代のマスコミと全く変わりません。ゆすりの辣腕ぶりも噂され、世間からゴロツキ扱いされてもいますが、それでも日本広告会社の子会社である電通の編集長になっています。

もう一人がサワです。スクナ衆の女性で、皇太子の旅先にいつも現れます。スクナについて調べている権藤にも追われますが、笙吉との関係のほうが重要です。あとは有栖川宮威仁です。お話では海軍を辞し、皇太子の補導に専心しています。ここでも皇太子のお伴をし、教育をしていますが、それは決して杓子定規で押しつけがましいものではなく、皇太子の気持ちを重視し、どちらかというと聞かれれば答えるという姿勢を貫いています。

皇太子は訪問先の市長たちの歓迎に辟易しながら、ときに歩くルートを変更し、思いもよらない質問を相手に投げかけ、当時の日本が置かれた状況を学んでいきます。山の民の存在にも気付くようになり・・・。私のように皇太子の巡幸の事実を知らないと、このお話を本当に楽しんだ、とはいえないような気がします。そういう意味では再読も可能でしょう。文章に癖がないので読みやすい。

ただ、このてのお話には山田風太郎という大先達の明治ものが存在します。目に見えない歴史のつながりを見つけ、その細い糸の上を曲芸のように渡っていきながら、私たちを全く新しい世界に導く大天才が。それどう越えるか、どうしても私の興味はそちらに向かってしまいます。今の時点では、まだまだとしか言えません。でも悪くは無い。ちょっと様子を見ておきたい作家ではあります。最後は、もくじ紹介。

1旅の始まり
    高崎 直訴する小人
   軽井沢 山桜香る御召車
2草木はなびく
    長野 宴と陰謀
    松代 お帰りを祝う者
    長野 迷走する人力車
3石油国の憂愁
    新潟 信濃川に降る雪
    長岡 泉水と爆弾
    柏崎 躍進日本
    高田 蔵われていたワイン
4糸織る女
    前橋 コロボックルの幽霊
    富岡 おのれと落つる白糸
    桐生 渡良瀬川の白い腹
   伊香保 さらわれた裏の玉
    水戸 千波湖に落ちた涙
    エピローグ――博覧界のコロボックル

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2010/02/07 13:35

投稿元:ブクログ

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