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20世紀少年の脇役ウジコウジオ作品集 本格科学冒険漫画 (ビッグスピリッツコミックススペシャル)
『20世紀少年』のスピンオフ作品、奇跡の発刊!! 2009年に「ビッグコミックスピリッツ」誌上で連載された大人気企画が奇跡の単行本化!! 浦沢直樹と漫画家コンビ・ウジコ...
20世紀少年の脇役ウジコウジオ作品集 本格科学冒険漫画 (ビッグスピリッツコミックススペシャル)
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商品説明
『20世紀少年』のスピンオフ作品、奇跡の発刊!!
2009年に「ビッグコミックスピリッツ」誌上で連載された大人気企画が奇跡の単行本化!! 浦沢直樹と漫画家コンビ・ウジコウジオの共作でおくる『20世紀少年』スピンオフ作品集。
【内容】西暦2015年、“ともだち”率いる友民党の制定した新青少年保護育成条例により自由な表現ができない時代、東京に常盤荘というアパートがあった。そこに住む漫画家・氏木と金子の両名は、二人で一つのペンネーム・ウジコウジオを名乗り、CG全盛時代に墨汁とペン先で漫画界に旋風を巻き起こそうとしていた。ところが自信作をユキジにダメ出しされ、二人の漫画家魂に火がついた。「描くぞ、ユキジさんが唸るような漫画を!」ユキジの強烈なダメ出しに、新作で立ち向かう二人、前代未聞の漫画対決が今、始まる!!
【編集担当からのおすすめ情報】
この作品集は、漫画に青春をかけた男達の汗と涙の結晶である。【商品解説】
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ウジコウジオを主人公にするくらいなら、オッチョだっていいじゃないか
2010/07/11 12:05
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
スピンオフ作品というのは、そのキャラクターがもともとの作品の主人公に勝るとも劣らない魅力があるから成り立つものだと思うのですが、『20世紀少年』においてウジコウジオの2人がそれに相当するのかどうか。それをどう考えるかによって、この作品の評価がわかれるのではないかと思います。
私は正直、ウジコウジオでスピンオフするくらいならもっと別のキャラクターがあったのではないかと思えてなりません。
私が今更言うまでもなく、ウジコウジオはあの漫画家のオマージュだと思います。『20世紀少年』本編に登場した時には、「脇役」だからこそこの手の登場人物が物語全体を彩るのに必要なのだろうとも思えたのですが、それがいきなり主人公になってしまうとは?!
しかもこれはそのウジコウジオたちの物語ではなく、彼らが描いた作品にユキジがダメ出しをしていくという、その繰り返しのエピソードを挟んで、ウジコウジオが描いた「作品」が7本と描きかけ1本収められているというやや複雑な構成の「作品集」という体裁になっています。
ウジコウジオ作品はまあいわゆるラブコメ調(それがウジコウジオが描くマンガの傾向だったようですが)の短編で、面白いと言えば面白いし、こんなものと言えばこんなものかとは思いますが、それならそれでユキジがどうしてこの2人に入れ込んでいるかのような態度を示すのかもよくわかりません。ユキジとウジコウジオのやりとりをメインとした『20世紀少年』番外編の方がもっと面白かったのかなんてことまで考えてしまいます。
『20世紀少年/21世紀少年』は、あの話ですべてであって、いまさらその名を借りた別の作品を出すなんていうことを浦沢直樹が許したと思いたくないのですが、そう言えば以前テレビ番組の中で『20世紀少年』番外編を描いていると言っていたのを思い出しました。あの時の番外編って、これだったんですか?