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紙の本
白痴 2 (河出文庫)
夜会での奇妙な事件から六ヶ月後、ムィシキンはペテルブルグに帰還した。ナスターシャ、ロゴージンとの愛憎入り交じった関係はさらに複雑怪奇なものとなり、さまざまな階層の人々を巻...
白痴 2 (河出文庫)
白痴2
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商品説明
夜会での奇妙な事件から六ヶ月後、ムィシキンはペテルブルグに帰還した。ナスターシャ、ロゴージンとの愛憎入り交じった関係はさらに複雑怪奇なものとなり、さまざまな階層の人々を巻きこんでいく。自らの癲癇による至高体験や、現実の殺人事件にも想を得た、ドストエフスキー流恋愛小説を、画期的な新訳で。【「BOOK」データベースの商品解説】
純朴なムィシキン公爵と血気盛んな商人ロゴージン。絶世の美女ナスターシヤをめぐり二人の思惑が交錯する。自らの癲癇による至高体験や、現実の殺人事件に想を得たドストエフスキー流の恋愛小説。新訳。【本の内容】
著者紹介
ドストエフスキー
- 略歴
- (Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。
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紙の本
ロシアの文豪ドストエフスキーの名作で、人々の愛憎が絡み合って、読者にとってはワクワクドキドキの連続です!
2020/06/02 10:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、19世紀のロシアを代表する文豪ドストエフスキーの長編小説です。河出文庫からは3巻シリーズで刊行されており、同書はその第2巻目です。同書では、前巻に引き続き、主人公であるムイシュキンが、将軍の秘書ガウリーラ・アルダリオノヴィチと会って自分と共通する部分を感じ、ついに自らも求婚します。ところが、彼女は最初にムイシュキンの善良さに気付きながらも、ロゴージンの元に走ってしまいます。こうして、仲のよかったムイシュキンとロゴージンの二人はライバルとなり、ロゴージンはムイシュキンを殺そうと企てるようになります。しかし、その企ては、すんでのところでムイシュキンが発作を起こして、人に気付かれたために失敗します。そのうち、将軍の娘アグラーヤも、ムイシュキンに思いを寄せるようになります。ロゴージンを選びながらも、陰ながらムイシュキンを愛していたナスターシャは、ムイシュキンに幸せになって欲しいと思い、アグラーヤに手紙で結婚を勧めます。そのうち、アグラーヤとムイシュキンは相思相愛になっていきます。その後はどうなっていくのでしょうか。続きは、ぜひ、同書をお読みください。
電子書籍
ナスターシャの出番少ない
2017/02/12 22:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻で強烈な印象を残した彼女だが、公爵とエパンチン将軍の三女アグラーヤを結びつけようと画策する。このあたりの心情は複雑極まりなく、公爵の幸せを第一に考えてという解釈もできるのだが、とにかく一筋縄ではいかないエキセントリックな女性である。そのほか、肺病で死期の迫っているイッポリートの自殺未遂騒動などがおこっている。