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紙の本
純喫茶探偵は死体がお好き (幻冬舎文庫)
著者 木下 半太 (著)
元刑事の真子は、柔道は黒帯だけど恋愛は白帯。一目惚れした純喫茶のマスターの傍にいたくてアルバイトに入ったのに、近くの中学で起きた女教師殺人事件を調べる羽目に。しかも追い詰...
純喫茶探偵は死体がお好き (幻冬舎文庫)
純喫茶探偵は死体がお好き
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商品説明
元刑事の真子は、柔道は黒帯だけど恋愛は白帯。一目惚れした純喫茶のマスターの傍にいたくてアルバイトに入ったのに、近くの中学で起きた女教師殺人事件を調べる羽目に。しかも追い詰めた犯人は、何者かに横奪され、気づけば真子たちは、鎌倉時代から続く壮大なお家騒動に巻き込まれていた。火の海と血の海を見るバイオレンス・サスペンス。【「BOOK」データベースの商品解説】
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電子書籍
Love&Battle
2022/01/02 07:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほっこり型ミステリーみたいなタイトルだけど、実際は怒涛のアクションサスペンス。著者お得意のお笑いツッコミトークを交えつつの殺人鬼争奪ゲーム。ラストまで手に汗握る一気読み必至の一冊
紙の本
ここまでくるともはやコメディ。
2010/10/28 21:14
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の文庫化された作品は全て読んでいる。とりわけ『悪夢の観覧車』が切なくて哀しくて好きだ。
しかし…回を重ねるごとに「うーん」と首をひねることが遠くなった。そして今回本書を読んで、決めた。木下半太は卒業しよう。
一目ぼれしたマスターがいる喫茶店でアルバイトすることになった元刑事の真子。しかしマスター・ツヨシの勘がものすごく良すぎるおかげで殺人事件に巻き込まれ、挙句の果てには鎌倉時代から続く――国家権力までもが平伏す桃山家と没落寸前の猿渡家の――壮大なお家騒動にまで巻き込まれてしまう。地に飢えた殺人鬼に戦車までもが登場してバッタバッタと人が死んで行くスプラッタ…コメディ。
B級ホラー映画は「やりすぎ」るとコメディになると聞く。何事も塩梅というものは肝心で、度を超すと笑い話にしかならない。そして本書も…バッタバッタと人が死んでいくため、バイオレンスよりもサスペンスよりもコメディの色が濃くなってしまっている。
そういう「やりすぎ」コメディは嫌いではないのだけれど、欲を言えばその中にも何かひとつくらい粋な小細工が欲しい。だらだら人がただただ死んで行くのではなく、小気味良いなにかがないと全体として引きしまらない。ただの「垂れ流し」になってしまう。
そして本書はそんな「垂れ流し」状態。ただただ人が殺し殺され死んで行くだけ。そこにちょこっとした恋愛やなんやを絡めているけれど、それがあろうなかろうが大差はないように思う。
『悪夢の観覧車』のような作品が読みたい!!と、ここまで読み続けてきたけれど、やはりこれで卒業することにしよう。