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紙の本
竹むきが記全注釈
著者 岩佐 美代子 (著)
抗い難い時代の転換期、南北朝の大乱のなか、自らの宿運・使命に、忠実に現実的に生き抜いた女性・日野名子の日記の全文、全訳を収録。解題、系図、年譜、参考文献一覧、詠歌一覧も掲...
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商品説明
抗い難い時代の転換期、南北朝の大乱のなか、自らの宿運・使命に、忠実に現実的に生き抜いた女性・日野名子の日記の全文、全訳を収録。解題、系図、年譜、参考文献一覧、詠歌一覧も掲載する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
岩佐 美代子
- 略歴
- 〈岩佐美代子〉大正15年東京生まれ。女子学習院高等科卒業。鶴見大学名誉教授。文学博士。著書に「岩佐美代子の眼」「藤原為家勅撰集詠 詠歌一躰新注」「秋思歌 秋夢集新注」など。
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紙の本
日野家の女性の書いた日記と運命。
2011/02/25 23:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
光厳天皇に強い思い入れを感じる「光厳院御集全釈」の著者の書いた注釈本なので注文して買って読んだ。
同じ藤原氏でも清華家の西園寺家と名家の日野家では家格の違いがあるから、日野名子が西園寺公宗の正室といっても近現代の夫婦関係で想像しない方がいいわけだ。
名子の遠縁にあたる親鸞聖人の息女覚信尼が久我通光(清和源氏だが、やはり清華家)の女房勤めをしていた事を連想した。親鸞聖人を貴族社会と関係がなく、日野家との関係を曾孫の覚如上人の創作だという説が非現実的か、という事が分かる。貴族社会と関係のない女性が貴族の女房になれるわけがないから。
と同時に名子の時代の日野家が朝廷や室町幕府と何故ここまで強い結びつきがあったのだろう、と思う事もある。日野資朝のような後醍醐天皇の寵臣を兄弟に持つにしても、日野家は持明院統とのつながりが深い家柄だ。