まおゆう魔王勇者 1 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
著者 著者:橙乃 ままれ , カバー・本文イラスト:toi8 , キャラクター原案・本文イラスト:水玉 螢之丞 , 脚注・設定監修・地図作成:山北 篤 , 総監修:桝田 省治
ネットで最もアツイといわれる物語『まおゆう』が遂に登場!! RPGにありがちな魔王と勇者の対立から始まる物語は、世界全体を巻き込んで大きく動き出します。書籍化にあたり著者...
まおゆう魔王勇者 1 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
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商品説明
ネットで最もアツイといわれる物語『まおゆう』が遂に登場!! RPGにありがちな魔王と勇者の対立から始まる物語は、世界全体を巻き込んで大きく動き出します。書籍化にあたり著者による大幅な加筆修正を加え、さらにゲームデザイナー桝田省治が完全監修!
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書店員レビュー
小さい頃、おとぎ話の...
ジュンク堂書店西宮店さん
小さい頃、おとぎ話の続きを空想したことはありませんか?
人魚姫がいなくなった後、王子様は結局何も気付かず隣の国の王女様と結婚したのかな、
浦島太郎はおじいさんになった後、どうやって日々を過ごしたんだろう…などなど。
白雪姫が継母に復讐したり、桃太郎が鬼ヶ島で独裁者になったり、旬の過ぎたバンドマンが覚醒剤で逮捕されたり、
後日談がついてくるお話もたくさんありますね。
この『まおゆう』は、
「勇者が人間界を侵略する魔王を倒したら、世界は本当に幸せになるのか?」
というテーマのファンタジー小説です。
戦争が終われば消費が減って不況がやってきて、結局また人は戦いを選ぶのではないか?
どうすれば本当に世界に平和が訪れて皆が幸せになれるのか、勇者と魔王が協力してその道を模索します。
「めでたしめでたし」で終わって、本来ならば作者あとがきなんかが始まっているはずのページからの、
今まで描かれなかったファンタジーのその後。面白いです。
ちょっとした経済学入門としてもお勧めです。
西宮店コミック担当M
魔王の間に辿り着いた...
ジュンク堂書店千日前店さん
魔王の間に辿り着いた勇者。
そこにいた魔王は女性で……
魔王「この我のものとなれ、勇者よ」
勇者「断る!」
……この作品は、上記会話をタイトルとして呼ばれていたネット小説を書籍化したものです。
本文のほとんどが会話で、しかも台詞前に名前が入る為、小説というよりはシナリオの方が近いかと思います。
上記会話からラブコメだと思うかも知れません。
確かにラブコメ要素も満載ですが、この作品はそれだけではないのです。
魔王が倒されれば魔族が滅んで平和が訪れる?
戦争が終わる?
そんなものはおとぎ話の中だけ。
魔王と勇者は密かに手をたずさえ、魔族と人間が対立する「社会構造」へ立ち向かおうとするのです。
魔王の持つ経済学/社会学の知識をもとに、2人で始まった闘い。
それが徐々に伝播し、様々な立場の脇役達がその時々の主役へと躍り出してくる。
物語は躍動し、会話のみでありながら「世界」がしっかりと見えてくるんです。
今巻、その辺りはまだ胎動程度ですが、私達の世界にも通じるこの「闘い」がどういう結末を迎えるのか。
新たな「魔王と勇者」の物語。
紐解いてみてはいかがでしょうか。
(卯)