パリのビストロ手帖

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投稿者：だーあーnet　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、以下の点でガイドブックとして信頼を持てます。

・この方が食のプロで味に対する評価に説得力がある
・実際にパリに住んでいて普段使いしてる店をチョイスしてる
・数百店舗実際に食べて、その中のたった20件について詳細に説明している

そのチョイスはほとんど無名の店から有名店までありますが、現地のプロが厳選した20件なので、読んでいて本当にわくわくしちゃいます！

実際、旅行する時、食事に関する事は、いわゆる旅行ガイドよりも現地の人が書いたブログか、このような穴場感満載な単行本を参考にしています。

で、実際この本を片手にパリでビストロ巡りしてきたんです！
まず、マイナス点をいくつか

・店の所在地を示したマップが大雑把すぎて、これだけでは辿り着けない
→グーグルマップで確認が必要です。一番楽しみにしてた「ジャディス」は辿り着けなかった。。。
・掲載店が何店か閉店してる
→最初のページでイチオシしてる「アルフレッド」とか閉店してました。
行く前に必ず電話確認しましょう。パリって店の入れ替わりが激しいので、この辺は年度更新してる本が頼りになります。2,3年前の本だとちょっと頼りないです。
・おすすめメニューとかが、フランス語で並列表記されていない。
→されてると注文がスムーズにできます。

次に良い点
・掲載されてる店は美味しい店が多い。その店のスペシャリテやお勧めのメニュー、値段がしっかり表記されてるので計画立てやすく、注文しやすい。
・ほかのガイドブックと違い、1店に関する情報が多い。店のバックグラウンドや、地元の方に愛されてる理由などがよくわかり、実際に行ってみたくなる。

実際に行ったのは「ショーメ」や「ラ・ティンブル」どちらもディナーで。
本におすすめされてた「ショーメ」のポトフや「ラ・ティンブル」の鴨のコンフィをオーダーしました。ポトフは味が薄かったけど、風邪で鼻が詰まっていたせいかも（笑）
全体的に、納得のお味でしたよ！

以下のような使い方がお勧めです
1.各店の説明が詳しいので、まずお気に入りのお店を見つける
2.パリ全土のマップがあるので、各店舗の位置を把握しスケジュールを立てる
3.各店のマップは貧弱なので行きたい店はグーグルで地図を印刷
4.閉店の可能性もあるので、できれば電話確認と予約。言葉の問題があるなら現地のホテルの人かカード会社の海外サポートセンターで予約・確認をしてもらう

実際に掲載店に行きたくなる優良なガイドブックで、おすすめですよ！