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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.7 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/03/01
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/427p 図版16p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-20560-1
  • 国内送料無料

紙の本

ブラッドベリ年代記

著者 サム・ウェラー (著),中村 融 (訳)

偉大なる「宇宙時代の抒情詩人」、その記憶の全貌−。本人や関係者への徹底的なインタビューに基づいて、誕生から現在にいたるまでの足跡を丹念にたどる。レイ・ブラッドベリ初の公認...

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ブラッドベリ年代記

税込 3,630 33pt

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商品説明

偉大なる「宇宙時代の抒情詩人」、その記憶の全貌−。本人や関係者への徹底的なインタビューに基づいて、誕生から現在にいたるまでの足跡を丹念にたどる。レイ・ブラッドベリ初の公認伝記。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

サム・ウェラー

略歴
〈サム・ウェラー〉1967年イリノイ州生まれ。コロンビア・カレッジ・シカゴの小説創作学科でブラッドベリの人と作品について教える。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

わくわくしすぎて、先に進めない…

2011/07/06 16:00

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみひこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これくらい、読者に待たれていた伝記はなかっただろう。
私も嬉しくて、冒頭の写真を見るだけでどきどきして、先に進めなかった。
例えば、祖父母の家の前で無邪気に座っている赤ちゃんブラッドベリの後ろにあるのは…。あのステンドガラス、「二階の下宿人」のステンドガラスじゃないか!もう、そこで心は物語の中に入り込んでしまうのだ。
 そして、作者の序文を読んでいるときにも同じ気分になってしまった。ブラッドベリの熱烈な愛読者である作者が、ブラッドベリに出会い、インタビュウし、伝記を書くまでに至る経緯だけでも一つの冒険談であるし、(だって、同じ愛読者じゃないか)その気持ちが痛いほど分かるところがあって、またまたどきどきして先に進めなかった。
 そして、本文。
いきなり第1章で読者はセーレムの魔女の世界に入り込まされる。ブラッドベリの一族の歴史から始まるページの中に、魔女裁判の文字を見つけたときの驚き。この告発を受けた女性は、運よく処刑は免れたらしいが、この事実だけでも、一族の秘密の物語を受け取った気分になりはしないだろうか?
 次に、ブラッドベリが、長い幼少期を過ごしたことを読むと、ああ、やはりという思いに捉えられる。スペイン風邪で急死した兄の後で生まれた一家の末っ子は、六歳まで哺乳瓶を与えられ、十歳ごろまで、スプーンで食べさせてもらうような過保護な育ち方をした。そして、このことが、母親の不安や心配性が、逆に悪夢と説明できない漆黒の地下世界に惹かれる原因となったと、ブラッドベリは語るのだ。
 生まれた育った緑濃いイリノイ州ウォーキガンに、『たんぽぽのお酒』の舞台を見、祖父や父親が一攫千金の夢を追ってネヴァダの砂漠へ探鉱に行き夢破れて戻る物語に、『火星年代記』の舞台が見ながら読み進んでいくと、不意にカーニヴァルの奇術師との出会いと「永遠に生きよ」の言葉に出くわす。これを元に、ブラッドベリは、毎日の創作を始めたのだと語られる。
 こうやって、始まった長い長い少年期、創作とコレクションの日々。
アメリカ大不況の下でハリウッドへ移住した一家と、ローラースケートをはいてハリウッド中を駆け抜け、サインと写真を取り捲る少年の姿。今で言うおたくの元祖のような少年ブラッドベリを知ることができる。
 やがて青年時代がやってくる。
街角で新聞の売り子をしながら、図書館で独学をし、ひたすら書いていく日々。SF協会で仲間たちと出会い、パルプ雑誌に作品が多数掲載されるようになり「パルプの詩人」と呼ばれるようになる。ニューヨークの一流雑誌に思い切って送った短編が売れ、(そのうちの一つは編集助手だった、トルーマン・カポーティがお蔵入りから救ったのだった)ニューヨークの文壇に受け入れられていく。
 そしてある日、ロサンゼルスの書店で、若い店員とは恋に落ち結婚する。
 ラジオ台本、最初の短編集『闇のカーニヴァル』。『火星年代記』『刺青の男』『華氏451度』。
物語が生まれ、出版され、ブラッドベリの評価が高まっていく過程は、一種のアメリカン・ドリ-ムだ。
 やがて、ジョン・ヒューストン監督とのどうしようもない出会い、『白鯨』の脚本化の物語、『緑の影、白い鯨』で描かれた陰鬱なアイルランド滞在の日々が語られる。
 そして、テレビの時代が来る。
ヒチコックのためのテレビ脚本。そして、「トワイライト・ゾーン」。ブラッドベリのアイディアが山ほど使われていたこの番組は、の作品の権利を買ったりせず、剽窃をしたらしいことがわかってくる。
 ニューヨーク万博、ウォルト・ディズニーとの出会い、そして、ジョンソン宇宙センターでの宇宙飛行士たちとの対話。こうやって読んでいくだけで、SFというものがアメリカの歴史の物語でもある気がしてしょうがない。
 おたく、マニア、カメラ小僧、永遠の少年。
あらゆる意味で否定的に語られるもの全てでありながら、人々の先駈けであったブラッドベリの生涯と創作は、ありがたいことにまだ続いている。
だからだろうか?この伝記は、残念なことにマニアが知りたい全てのことが記載されているにもかかわらず、伝記作品として評価ができないほど、作者の言葉が聞こえてこない。例えば、ブラッドベリの結婚生活の傷、二度にわたる浮気のことについても、書かれてはいるが作者による判断や解釈がないのは不思議だ。妻のマギーとも山ほど話し合っていながら、作者は何をしているのだろう?ここら辺が、本人が生きている間に書かれた伝記の難しいところであり、ブラッドベリの愛読者たる作者が、踏み込めず自分の作品となしきれなかったところでもある。
だから、これは、まだ伝記ではなく年代記。生々しい山ほどのインタビュウの成果が満ちあふれている。そして、この年代記が、愛読者たちの好奇心と夢を満足させる作品であることは、間違いない。


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紙の本

これでもか、とまで調べられたSFファンタジー作家の生と作品

2011/07/02 11:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本を読むひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

 レイ・ブラッドベリの小説のつくり方の特徴は、短編を執筆する際の早さ(毎週、1編は書いているという)とかかわるが、まずインスピレーションの重視があるようだ。あるエッセイで、彼はこう書く。《素速さ、のなかに真実はあり。さっさと早書きするほど、正直に書いていられる。その逆に、思考は逡巡のなかにあり。手間をかけると、文体をひねくることになる。真実に飛びかかるものではなくなる。》
 またこのブラッドベリ伝の著者、サム・ウェラーはフェリーニに近づけて、作家のことを次のように記す。《潜在意識にまかせろ――がむかしからレイの信条だった。あれこれ考えるうちに、分析やあと知恵による批判が生まれる。「芸術家はそれをしてはいけない」とレイは警告する。》
 ブラッドベリは時間をかけ、文章を彫琢するタイプではなさそうだ。また長編をじっくり書き抜く作家でもない。その初期に遠く彼方で彼の著作を読み、やがて親交を深めた美術史家バーナード・ベレンソンは、《ブラッドベリのなかに、芸術と創作への情熱を分かちあってくれる若者を見いだした》。ウェラーは特に指摘していないが、ベレンソンは短編小説への好みがあったのではないだろうか。《ベレンソンの見るところ、レイの最大の長所はこの愛を簡潔に表現する能力だった。》
 ブラッドベリの熱心な読者にとって本書は、彼の足どりを逐一確かめるために楽しい読み物に違いない。だが私のようにこれまでほんの一握りしか読んでいないものにとって、つまりほとんどブラッドベリについて知らないものにとって、この本は別種の楽しさを味合わせる。知らない人生と膨大な作品、ただしどこか関心があった存在のすべてを時系列で確認させてくれる書物なのだ。
 その若き日からブラッドベリが、どんな小説を書き(ファンには周知のことなのだろうが短編が中心で、長編も短編から生じたもの、短編が集積したものが多いことを知った)、どんな風に認められ、雑誌に掲載され、初めての本を出し、ということが「年代記」として、これでもかというくらい精密にたどられる。各作品がどのように面白いのか、解き明かしている(おかげでこの本を読んでいる途中から、いくつかの小説を読みたくなり、読み終わったあとに、長編『何かが道をやってくる』をはじめ、かなりの短編を読んでしまった)。
 またどんな風に生涯の伴侶となる女性と出会い、彼女との家庭生活はどうであったかということも、相当につっこんだ部分まで調べられ、書かれている。本書の「謝辞」には、ブラッドベリ本人を筆頭に、原著上梓の少し前に亡くなった夫人、そして四人の娘ほか多くの、著者が取材した人たちの名が連ねられている。たとえば《何百時間にもおよぶ会話》と著者は夫人と対話した時間にふれており、半端ではない。
 公認の伝記というものの意味が痛いほど分かる。結局、公認の伝記とは、書かれるかもしれない非公認の伝記に対して、あらかじめ防御の真実を張ろうとするものなのだろう。それは一応他者としての伝記作者が、ある客観性をもって語るので、自伝とも異なる。
 訳者のあとがきには、《批評性を発揮するよりも、エピソードの紹介に重点を置いて》おり、《悪くいえば提灯持ち》と本書への印象が語られている。だが徹底して事実を追ったことで、期せずして一種の批評性がそなわっている部分がないとはいえない。
 私が特に関心をもったのは、ブラッドベリの映画とのかかわりである。ここには一通り、それが書かれている。残念ながら彼の映画とのかかわりは失敗が多い。もともと彼の小説が映画向きではないのかもしれない。またブラッドベリの安易な映画界への接近(たとえばヒューストンからの『白鯨』脚本化の依頼に応じたこと)には疑問を感じる。
 この時期のことを後に『緑の影、白い鯨』という長編に書いているが、たぶん読まないだろう。ヒューストンの映画自体が全くつまらないことも原因している。
 ブラッドベリが映画にくちばしをはさめるようになると、事態はもっと悪くなる。『何かが道をやってくる』映画化に際し、ロバート・レッドフォードが主演したギャツビーの映画を夫婦でいいと思い、ジャック・クレイトンを頑固に推薦し、大失敗する。プロデューサーも無能だったのだろうと推測する。
 スティーヴン・キングも映画ファンだったが、自分が書いた『デッド・ゾーン』の脚本は話にならないものだったらしく、監督によって却下された。キングの脚本はアメリカの大統領をめざす悪党を大きく焦点化したものだった。クローネンバーグの見事な判断と演出により、結果的にキングの映画化では水準の高い映画が出来上がった。
 小説家は下手に映画に手を出さないほうがいい。フィリップ・K・ディックは『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の脚本に不満だったが、特に映画にかかわりをもたず、『ブレードランナー』は傑出したSF映画となった。
 数々のブラッドベリ映画化の失敗とくらべれば、相対的にテレビの『レイ・ブラッドベリ・シアター』は成功したと言えるかもしれない。まとめて放映してくれれば嬉しいのだが。



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2011/04/20 21:58

投稿元:ブクログ

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2011/07/26 10:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/10/14 06:06

投稿元:ブクログ

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