紙の本
これもまたひとつの可能性
2011/08/01 22:31
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版順は8巻の方が先だけれど、内容的にはこちらを先に読んだ方が良いかもしれない。ニワルの説明があるのもこっちだし。
1巻をいま作り直したらこうなる、という様なお話。スタートとゴールはほぼ同じ。ただしルートが違います、という内容になっている。この巻を読んで1巻を読んでいない人はいないと思うので書くが、つまり、引っ越してきた丹羽真がスマキの藤和エリオと出会い、自転車で海にダイブするというところは変わらない。
微妙に異なるのは、星宮社が脈絡もなく登場してくるところや、引越し後も星中小海と電話のやりとりが続いていること、リュウシさんや前川さんと仲良くなる過程がことなること、などだろう。描写だけ見ると、星中は丹羽真の脳内にしかいないんじゃないかと勘繰りたくなってしまう。
なぜいまリメイクなのかと、アニメとの関係だろうかとかいろいろ考えたが、一応、8巻とのつながりもあるらしい。
紙の本
青春とは恥ずかしい事をやる事だ
2019/01/13 18:32
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投稿者:HIDETO - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分を宇宙人と信じ、周りの人間とコミュニケーションが上手くいかず昼間は家にひきこもるエリオ。
常識的な価値観を持ちつつ、自分の中の世界に何か面白事や漫画みたいな事を起こる事を望む真。
二人が出会い、常識と非常識の中で周りの世界を変えていく・・・
自分にもかなり覚えがあり、周りの目を気にして行動できなかったり、声が出せない・・・そんな時に自分の思うままに行動が出来れば青春が感じれるかも(笑)
下記が青春ポイントだ!
自分の青春ポイント結構マイナス・・・
青春っぽいな、と感じたときに加算され、逆にショックを受けた時や女々に絡まれたときなどに減少する。加算の際は最大で5ポイントずつの加算だが、減少時には数字に上限が無く、地道に貯めた青春ポイントが一気にマイナスになることもある。
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1巻のリメイク。Sukoshi Fushigi版だけあって展開もやや差異はあったと思われます。地の文が三人称だと印象も変わりますね。最後のエリオ可愛かったな。SF版だろうと他の登場人物より一向に変わらない気配の女々さんはさすが女々さん。
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SF版っていうからなんだろうと思ってみたら、
「すこしふしぎ版」だそうな^^;
話しの大筋は1巻と同じなんですが、ところどころ・・・イヤ、
だいぶ違う部分が多い気がします。1巻と読み比べたらいろいろわかるかも。
内容は、1巻と比較してここが違う!とか楽しく読むことができたので、とても面白かった^^
一部、最終巻の補完があるので、SF版を読む前に最終巻を読むこと推奨です。
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僕は読み方を間違っていた。この作品はSFではなく、障碍者が周囲の素敵な家族や友人の助けで社会復帰していく人間ドラマだったのだ
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この本の存在意義がいまいちわからんですな。シリーズを最後まで書いてみた後に練り直した1巻てことなようなので、前巻読んだ後では違和感もなくていいんだけど、こういうのアリなの?ともおもうし面白いチャレンジだなとも思う。
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どういう位置づけかは、あとがきにて
加筆とかではなく、書き下ろし
一番最後に読むで正解かな?
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2011 4/28読了。WonderGooで購入。
1巻のリメイク版。丹羽くんが未だに星中とよく連絡を取り合っていたりするのをはじめ、個々の設定や話の展開がちょっとずつ違う。
SF版だからと言って飛べるわけではない・・・けど、自分はこのリメイク版1巻の方がより好きだった。
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“「きみって、藤和エリオの友達かなにかなの?」
質問は、真の予想通りだった。
真はそこで顔を上げる。そして。
平然とした表情で、嘘をつく。
「え、それなんの話?」
自分の声なのに、それは耳も骨も、なにも揺るがさなかった。
言った途端、真の頭は潰れていた。
少なくとも真の認識では、頭の中身の左半分が潰れたように重々しくなっていた。
目の前に立っている男子生徒が遠くなり、教室の輪郭が曖昧となる。真は自分が今、どんな表情を浮かべているか分からなくなる。男子は尚も話を聞き出そうとする。
「いや、だって見たぜ、藤和が籠に載ってるの」
「んん?だから、なんの話だ。トウワッテダレダヨ」
真の頭は真っ白になる。目の前の現実味がどんどんと薄まり、薄い膜を一枚、男子との間に敷いているようだった。三半規管に異常を来したように、真の頭がふらつく。
「俺、引っ越してきたばっかりでさ。町のこと、よく知らんのよ」
言葉の内容は嘘ではない。だが、気持ちに大きな嘘をついていると、真は実感する。
自信の限界を悟って、席を立った。
「飯買いに行かないといけないから。んじゃあ、な」
真は逃げるように、だが早足にならないよう気を遣って教室の入り口へ向かう。
疑惑を晴らすことも、いっそ認めてしまうこともせず中途半端に、場から離れる。
その途端、流子と目が合った。だが流子の方はなにも把握していないらしく、目を丸くしているだけだった。真はなぜか申し訳ない気持ちになって愛想笑いを浮かべて、廊下に出た。
廊下ですぐ、真は腹部を押さえる。
気分が悪かった。本当に気持ち悪くなっていた。”
ここんとこの表現上手いなーと思ったり。
前川さん素敵。
女々さんは変わらんなー。
本来の一巻より幾分シリアスな気が。
“「お前、なんで布団巻いてたの?」
その質問に、エリオの首がかくんと伸びる。
ひくっと引きつるその頬に、真は波を感じる。
波の到来だ。
引いて引いて、また引いていたエリオの波。
押し返していたそれが、砂浜にやってくる。
顔の表という、乾ききった砂浜に。
砂浜を、感情の波が濡らし尽くす。
真はそれを待つ。口を噤み、海面に揺られて。
潮の匂いに様々な目覚めと、始まりを感じながら。
「う、く、ぃ、ぃ、ぃ」
そうして、エリオの顔が崩れた。
引き締めていた目元や鼻が弛緩して、だらだらと、溜め込んでいたものを流す。
「怖いんだよぉ」
ぐずぐずと、涙も抑えきれなくなったエリオが本音を吐き出す。鼻を啜り、肩を震わせてえづく。水色に輝くものすべてが崩れ落ち、海に還ってしまいそうな震え方だった。”
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リメイクなんだぜ。リメイクなんだぜ!なぜか三人称だけれども、不思議です。少し、不思議です。なぜ、入間人間父が声優しているのかが不思議でしたYO!やっちゅーに。
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電波女と青春男の1巻のリメイクらしいので、読んでみました。
アニメは観たけれど、原作は初めてです。
SFというのは「すごふしぎ」の略だそうです。
アニメとキャラの雰囲気も同じで、普通に面白かったと思います。
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もっと一巻と極端にズレてもよかったかなあと・・・
結局のところ、地に足ついて生きるしかないってことです
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1巻のリメイク。1巻とは別次元なのか?
本編の世界(8巻)とSF版の世界が融合して1つになったってこと?
真がいじめられているだけに、その後どうなったのかがすごく気になります。それでも前川さんとリューシさんは味方についてくれそう。
電波女の世界ではたくさんの並行世界があって社がそれを1つに結びつけたってことでいいんですかね?
社は本当の宇宙人(宇宙人じゃなくても普通の人間じゃない?)ってことだったのかなあ。
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なんとセルフリメイクです.
「エ○○ン○○○ン新劇場版 序」みたいなアレです.
しかも.破とかQに続かないという….
というわけで,ちょっと違う電波女と青春男の1巻みたいな?
2冊を読み比べてまちがい探しすると面白いかもしれないしそうじゃないかもしれない.
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1巻のリメイクで大筋は同じだが、時折異なる部分がある。
一番の変更点は8巻とつながりがあるところだろうか。
すでに1巻の内容を忘れかけていたのでこれから読み直してみようと思った。