引き出しの中のラブレター Ｌｉｓｔｅｎ ｔｏ Ｍｙ Ｈｅａｒｔ （河出文庫）

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親子の手紙のやり取りは泣けた。
手紙ってすごいなー。
「伝えたかったのに、伝えられなかった想い」
相手に伝えるのって大事だなー。

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読みながら電車で泣きそうになった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

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久々に本を読んで泣いた。すっごくベタだと思ったけど、それでも泣けた。
“感涙のベストセラー”などと謳われている小説は大抵ちっとも泣けないのに……ちょっと悔しい。笑

終盤のラジオのシーンは、是非映画化された時に主題歌になったSkoop On Somebodyの「椛」をBGMに読んで欲しい。

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よく読んでいる作家、新堂冬樹の「白新堂」作品。

思いを伝えることの大切さがテーマの本作は、様々な境遇の登場人物達が、それぞれの大事な人へ思い（想い）を伝えることで、それまでの誤解や素直になれない気持ちなどを乗り越えていく。

手紙というあえて一方通行の伝達方法を用いることで、率直な気持ちを伝えることができる。

伝えないと伝わらないということがよく分かる。

物語はハッピーエンドなので、読み終えた後はわだかまりがなく、気持ちが良い。野口法則「鏡の法則」と通じるところがあり、泣ける作品。

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女性のラジオパーソナリティーを中心にいろんな人の出来事があるんだけど、すごく無理な本だった。
自分に合わずイラッとした。都合よすぎる作中の手紙や偶然の多発。映画ありきの企画ものだったようで、映像ならまだマシなんだろうか・・・。
最後まで読めばもうちょっとなんかあるだろうと思いながら読んだけど、取ってつけたような結末に余計にガッカリ。
文章的にも薄っぺらく、いろんな人のストーリーを絡ませてるんだけど、無駄な登場人物までしっかりフルネームで登場してたりしてうっとおしい。
これで泣けるわけがない。狙い過ぎだ。

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86
心の想いは思ってるだけじゃ伝わらない
想いを伝えることで、自分の気持ちも整理できる

ラジオを通して想いを伝える仕事である主人公は、心の中のラブレターという企画にて、手紙は自分の気持ちを伝えるだけじゃないことに気づく

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「無限地獄」では人間を憎み 軽蔑しきっている新堂冬樹が描く名作。映画が先なのかな？
常盤貴子さんの演技もよかった。

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結婚と仕事の間で苦悩するラジオパーソナリティ
愛した人を身籠りながら、彼の未来を閉ざさないように
身を引きシングルマザーの道を選んだ女性
今の自分に納得がいかず、しかし一歩踏み出せないショップ店員
高校3年生という節目を迎え、進路という分かれ路の前に立たされて悩む少年。
ある出来事をきっかけで、笑うことを忘れてしまった漁師。
学生時代、親友に裏切られ、未来ではなく、いまを楽しく生きることを決めたキャバ嬢。
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「口に出していう言葉と、手で綴る言葉は、同じ意味の言葉でも、伝わる場所がちょっとだけ違うと思う。作用する場所がそれぞれにあて、声は身体全身に作用する。一方で、文字で書いた「ラブレター」は心の奥のほうの、閉じた扉の郵便受けに、スルッとはいってくるようなものじゃないかな？」

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伝えたいけど伝えられなかった想い、自分の中では受け止めきれない想い、伝えたい相手に伝えられない想い…様々な想いを載せて届けるラジオ番組ができるお話。ラジオパーソナリティーを主人公に、その知り合いやラジオを通じて繋がった人それぞれの幸せが手紙を通して描かれる。周りの登場人物がパーソナリティーと知り合いすぎる点もあるが心温まる一冊。伝えたいけど、伝えられない想いを手紙にするのは、いいかもね。

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仕舞い込んでしまった言葉を拾い集めていくのはいいけど、ベタなストーリーですぐに先が見えてしまった。群像劇としての人の関わりもベタ。水穂が、止めてしまった歩みを再開できたのがせめてもの救いか。