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再会キャッチボール (小学館文庫)
著者 山本 甲士 (著)
売れないフリーライターの白銀力也は、ある日、先方の要望で、実際に会ったことが一度もない実の父親、合馬邦人のインタビュー取材を行うことになった。そして取材の後で合馬から、会...
再会キャッチボール (小学館文庫)
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商品説明
売れないフリーライターの白銀力也は、ある日、先方の要望で、実際に会ったことが一度もない実の父親、合馬邦人のインタビュー取材を行うことになった。そして取材の後で合馬から、会いたい人物が四名いると言われ、その同行を求められた力也は了解する。俳優の傍ら居酒屋チェーンの経営を手がけて成功を収めた合馬は、評判どおり強引でアクの強い人物だった。元マネージャーや力也にとっての異母弟などを、合馬は何が目的で訪ねるのか。取材旅行を続ける凸凹親子の結末は!?読むと、これからの人生について考え直してみたくなる物語。文庫書き下ろし第一弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
〔「はじめまして、お父さん。」(双葉文庫 2018年刊)に改題,加筆訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】
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タイトル回収はラストで
2019/09/28 17:05
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公白銀力也は貧しい生活をしている。母はニコニコ教信者で、幼少期は様々な苦労をしていた。実父は女遊びをたくさんしてきた合馬邦人であったが、取材をするまでは会ったことなどなかった。しかし過去の清算をする旅行にライターとして同行する。芸能人時代のマネージャー、愛人の息子、経営者時代の部下、幼馴染。特に最後の幼馴染はなぜに恨みなどもたずに感謝しているのか。そういったレベルであった。
文体は読みやすい。すらすらと読める。本書は所謂いい話である。ラストに2人でキャッチボールをして別れるシーンはジーンとくるものがあるだろう。最後にタイトル回収をしてクライマックスを設けるのは素晴らしいと感じる。