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商品説明
天正10年(1582)の武田氏滅亡と、それに続く本能寺の変を契機に勃発した「天正壬午の乱(旧武田領国争奪戦)」終結後の、東国情勢を俯瞰する。巻末に、「天正壬午の乱」の全年表等を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
天正壬午の乱から小田原征伐にいたる東国史
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
信長横死後に権力の空白地帯となった信濃、上野を舞台に繰り広げられた騒乱をまとめあげた労作。
徳川、北条、上杉といった大国が鎬を削る中、在地の国衆や武士たちが本領復興、領土拡大を目指してそれぞれの思惑でうごめく。木曾、小笠原、真田など、その力は小さいものながら、彼らの動きが大国の戦略を翻弄し、目論見を狂わせたことは一度や二度ではない。離反と結合が繰り返され、数日として同じ局面がないほどに目まぐるしく変わり続ける状況を、史料をもとに丹念にまとめあげている。
本能寺の変後、「日本史」の主役は秀吉に移る。秀吉は拠点を畿内に置いたため、この時期の東国戦国史はどちらかといえばマイナーであり、ローカルな問題として扱われがちである。しかし、小牧・長久手で秀吉と対峙する家康は信長晩年には実質的には織田家の配下大名に過ぎなかった。その家康がいかにして天下人を目前とする秀吉の前に立ちはだかる勢力となったのか。その家康を切歯扼腕させた真田昌幸はどのように戦国大名としての地盤を確立したのか。史料に基づきながらその過程を詳細に読むことが出来る、おそらくは唯一の本。
本書は、はじめ前著である『天正壬午の乱』(増補版が戎光祥出版より出版されている)とともにひとつの著作として構想されていたものである。是非とも併読をオススメしたい。