紙の本
連載は画面を飛躍的に変える
2015/08/20 14:07
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「LOST PRINCESS」
2002年、デビュー作。二枚目半の旅の戦士が、お姉さんの歓心を得たくて囚われの娘を助けに行くというお話。
「読切版 結界師」
2003年、良守が高校生設定の読切版。お菓子好きは変わらないが、戦っている時の目つきが怖い。
「フェイク!」
2003年、増刊掲載作。フェイクを生み出す才能を持つ左手を持ったサカキシンイチロウが、とある理由で絵画を盗み出す話。少年が主役だけれど、「キャッツアイ」っぽい趣がある。
「バースデイ」
2009年、ゲッサン掲載作。子どもを溺愛する両親が巻き起こすコメディ。
「闇の中」
投稿作。化け物退治を募集する町にやって来た二人の旅人は、村人から異常なほどの歓待を受けるのだが、どこか違和感がある。それを抱えたまま、化物が棲むという城へ向かった二人は、手前の森で道に迷ってしまう。
紙の本
ジャンル色々。
2015/05/09 16:52
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投稿者:華音 - この投稿者のレビュー一覧を見る
田辺イエロウの短編集です。『フェイク』はその中の作品の一つです。全部で5作品収載されており、投稿作やデビュー作、『結界師』のプロトタイプ読切も載ってます。一つ一つにどんな意図があり、どんな思いで描いたのか、解説が載っているのが面白いです。どれもテーマが大きく違っていて、一気に読んでしまいました。
『読切版 結界師』は、良守が高校生で驚きましたが、家族の雰囲気はあんまり変わっていなくて懐かしい感じもしました。書籍名にもなっている『フェイク』は、夢があって好きです。個人的には、投稿作の『闇の中』が一番ハマりました。「田辺先生はダークファンタジーものが合っているのでは」と思える作品でした。
かなり昔の作品のようなので、絵の雰囲気とか今とはだいぶ違いますが、一度読んでみてほしい作品です。
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初期短編集を読んで思った
田辺イエロウさんと荒川弘さんは世代とタイプが似てるんじゃないかなー…と
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投稿作の「闇の中」が凄く好みでした。
「フェイク!」や「バースデイ」も楽しい。
デビュー作の主人公は投稿作での主人公二人組の内の一人ですが、
二人組そのまんま出してくれてもよかったと思う位でした。
個人的なことですが、
田辺先生は投稿作とデビュー作ではミリペンを使用していらっしゃり、不評ゆえにそれ以降の作品をつけペンに変えたらかなり漫画らしくなったと書かれているのですが、
確かにミリペンで描かれた作品とつけペンで描かれた作品では画面のハリが全く違って見えました。
漫画の描き方などの本でもよく解説されることですが
作品全体を通して見るとここまで違って見えるものなんだなと実感することができました。
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面白かった!センスがある。
結界師はアニメを見たことも漫画を読んだこともないんですが、この作者さんが気になるようになりました。
最後の話「闇の中」の解説を是非聞きたい。
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「結界師」まだ全部読めてないけど短編集のみ購入。
「闇の中」が読めただけでも大きな収穫。
デビュー前からこんな読み返したくなる話が作れるのは
やっぱり才能ですな。
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初期設定の結界師が読めます。良守がでかい(笑)ヒロインも居ない。やっぱり少年マンガは主人公が少年の方がいいですね^^
題名にもなっている「フェイク」が凄く面白い話でした。絵を描くと具現化出来る才能、これってちょっと錬金術にも通ずるところがあるかも( ´∀`)有り得ない才能ってやっぱり創作の醍醐味。「ないものを作る」才能は漫画で読むに限りますね!この作品大好き。連載してほしいくらい!
ミリペンで描いたという作品も載ってましたが、当時からお上手なものの、結界師がいかに完成した絵だったかが分かります。漫画家さんが昔の作品を世に出すのは恥ずかしいんでしょうかね〜。全ての作品にコメントもついています。
結界師も完結してしまいましたが、才能ある漫画家さんなので次回作も楽しみにしてます♪
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「結界師」の作者・田辺イエロウの短篇集。
キャラより設定というだあけあって、複雑なお話の方が光ります。
でも、少年マンガなので、それが解決した方が、カタルシスがある。だから、短編もそれなりですが、やっぱり長編の方がおもしろいかな?
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田辺イエロウさんの短編集。読み切り版「結界師」とかが入ってますが、表題作が一番好き。けれん味があって。
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フェイク!
・『LOST PRINCESS』
《デビュー作》少年サンデー特別増刊R 2002年11月7日号掲載
・『読切版 結界師』
《増刊掲載作》少年サンデー超 2003年1月25日増刊号掲載
・『フェイク!』
《増刊掲載作》少年サンデー超 2003年4月25日増刊号掲載
・『バースデイ』
《ゲッサン掲載作》月刊少年サンデー 2009年6月号掲載
・『闇の中』
《投稿作》第47回新人コミック大賞・少年部門佳作
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結界師は読んだことがないのだけれども、この読切の結界師は暗さとかっこよさと道化がうまく混ざっていてなかなか楽しい。
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●収録作品●
*LOST PRINCESS…デビュー作
*読切版結界師…その後連載作品となった『結界師』の元になった作品
*フェイク!…増刊号掲載作品
*バースデイ…ゲッサン掲載作品
*闇の中…投稿作品、佳作受賞
『結界師』の田辺イエロウ短編集。
『LOST PRINCESS』、『フェイク!』は少年誌!って作品ではないかと。
どちらかだと怪盗ものが好きだし、キャラクタ的にも『フェイク』の方が好みかな。
『読切版結界師』は以前にも公式本に収録されたもの。
主人公の名前や設定はほぼ一緒。
『バースデイ』は完全にギャグ。
両親に溺愛されている男の子のお話。
この作品の中では『闇の中』のみちょっと違う空気の作品。
どの作品にも全くコミカルなシーンがない、というわけではないけれど、現在の絵より少し線が荒い?のかな?
でも、それがお話の不気味さを増している気がする。
投稿作品を読むことができる、ということはファンとして嬉しい。
『結界師』以外の田辺先生の本を読むのは初めてでしたが、雰囲気としては現在に近付くにつれ明るい?
明るさの中に少しぞくっとしたりほろっときてしまう感じ、好きです。
次の作品も楽しみです。
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「結界師」が完結したので、これまでの短編をまとめてみましたという感じ。でも、このフェイクは話を膨らまして、長編として描いてもらいたい作品で、盛り上がりそうなんだけど、次回作はいつからどこで発表されるんだろうか。
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田辺イエロウさんの短編集。結界師のキャラクターたちプロトタイプたちが懐かしい。
もう、新作は書かないのかしら。
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コメディ路線あり、魔法(的な特殊能力)あり、ゾクッと恐ろしいモンスターも。
田辺イエロウさんの漫画の魅力満載の短編集。
絵の変化もそんなに気にならない。
特に好きなのは過保護なお父さん、お母さんが暴走している「バースデイ」。
自分の親だと困るけど見てる分には楽しい♪
ヒロシくん、負けるな!