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紙の本
荘子 内篇 (講談社学術文庫)
著者 福永 光司 (著)
自由無碍の境地を語る「鵬鯤(ほうこん)」の物語、一切肯定を謳う「荘周夢に胡蝶となる」――。老子とともに道教の始祖とされる、中国が生んだ鬼才・荘子が遺し、後世に多大な影響を...
荘子 内篇 (講談社学術文庫)
荘子 内篇
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商品説明
自由無碍の境地を語る「鵬鯤(ほうこん)」の物語、一切肯定を謳う「荘周夢に胡蝶となる」――。老子とともに道教の始祖とされる、中国が生んだ鬼才・荘子が遺し、後世に多大な影響を与えた、無為自然を基とし人為を拒絶する思想とはなにか。荘子自身の手によるとされる「内篇」を、老荘思想研究の泰斗が実存主義的に解釈、荘子の思想の精髄に迫った古典的名著。
「人間はただ、万物の窮まりない流転のなかで楽しく逍遥すればよい」
「無為自然」と「一切斉同」中国が生んだ鬼才の思想
自由無碍の境地を語る「鵬鯤(ほうこん)」の物語、一切肯定を謳う「荘周夢に胡蝶となる」――。老子とともに道教の始祖とされる、中国が生んだ鬼才・荘子が遺し、後世に多大な影響を与えた、無為自然を基とし人為を拒絶する思想とはなにか。荘子自身の手によるとされる「内篇」を、老荘思想研究の泰斗が実存主義的に解釈、荘子の思想の精髄に迫った古典的名著。
『荘子』は解脱の中国的論理を明かにした書物である。荘子における解脱の論理とは何か。それは人間の、道――実在への渾沌(こんどん)化であった。荘子において道――実在とは、“生きたる渾沌”、すなわち、あらゆる対立と矛盾をそのまま自らの内に包む大いなる無秩序、人間の概念的認識を超えて体験するよりほかない生々溌剌たる宇宙のはたらきそのものであったが、この生きたる渾沌とそのまま一つとなり、生きたる渾沌を生きたる渾沌として愛してゆくことが荘子の解脱であった。――<本書「解説」より>
※本書の原本は、1966年、朝日新聞社より刊行されました。【商品解説】
目次
- 逍遥遊篇 第一
- 斉物論篇 第二
- 養生主篇 第三
- 人間世篇 第四
- 徳充符篇 第五
- 大宗師篇 第六
- 応帝王篇 第七
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中国の道教の始祖の一人とされる荘子の著した古典的名著です!
2020/03/26 13:26
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中国戦国時代の宋の蒙に産まれた思想家で、道教の始祖の一人とされる荘子が著した道家の文献で、原著は内篇7篇、外篇15篇、雑篇11篇の全33篇で構成されるが、同書はそのうちの内篇の現代邦訳版です。同書には、荘子の思想である、無為自然を基とし人為を拒絶する考え方が如実に著されており、荘子がどのように考え、どのような思想をもっていたのかが、よくわかるようになっています。ぜひ、この機会にこの古典的名著を読まれてはいかがでしょうか。