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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.10
  • 出版社: 吉川弘文館
  • サイズ:19cm/271p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-642-05729-5

紙の本

〈新〉弥生時代 五〇〇年早かった水田稲作 (歴史文化ライブラリー)

著者 藤尾 慎一郎 (著)

「炭素14年代測定法」の衝撃が、これまでの弥生文化像を覆しつつある。東アジアの国際情勢、広まりの遅い水田稲作など、500年遡る“新”弥生時代における日本列島像を描く。【「...

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〈新〉弥生時代 五〇〇年早かった水田稲作 (歴史文化ライブラリー)

税込 1,980 18pt

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商品説明

「炭素14年代測定法」の衝撃が、これまでの弥生文化像を覆しつつある。東アジアの国際情勢、広まりの遅い水田稲作など、500年遡る“新”弥生時代における日本列島像を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

藤尾 慎一郎

略歴
〈藤尾慎一郎〉1959年福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授、博士(文学)。著書に「縄文論争」「弥生変革期の考古学」など。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

学問の宿命

2012/02/01 21:31

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2003年、国立歴史民俗博物館は弥生時代の開始年代を定説より500年さかのぼらせて紀元前10世紀とする新見解を発表した。ただし、新聞各紙の一面を飾ったこのニュースの衝撃は、一般的には必ずしも大きいものばかりではなかったようで、2009年に刊行された『もう一度読む山川日本史』での弥生文化観は、年代も含めて旧説のままであるという。本書はこのような対応への啓蒙書と言えよう。

 本書はまず新見解を構築する起爆となった炭素14年代法について解説する。これは自然界に存在する炭素14がチッソ14に改変する性質を利用した年代測定法で、1940年代に確立された方法である。新見解は1980年代に実用化が進んだ加速器を用いて測定を実施したものである。加速器の使用により年代測定に供する資料は土器に付着したわずかなススで十分となったという。この方法で日本全国の資料の調査を行い、新見解へとまとめあげられて公表となったそうだ。

 しかし、新見解が学会にすんなりと受け入れられているわけではなく、激しい批判を多く受けたともいう。特に鉄を巡る議論は活発に展開されたようだ。

 弥生時代は当初から鉄製品を持つとされてきた。開始期に近い時期に比定された40点余りの鉄製品が重要視されての見解だ。無論、いずれもが自前の製品ではなく大陸からの輸入品である。新年代観ではこれらの鉄製品の存在が問題となった。弥生時代の開始年代が500年さかのぼったことで、上記40点余りの鉄製品は中国ですら鉄が稀少な段階の遺物ということになってしまったというのだ。そんな段階に遠い東方の島に鉄が持ち出されるのか。ここに批判が集中したようだ。

 この疑問を受けて40数余りの鉄製品の出土状況が再検討された。その結果、いずれもが弥生時代の開始期近くの所属とは言いがたいという見解が出された。鉄からの反証は検討違いということが示されたのだ。資料の出土状況をきちんと検討すること自体は考古学的手法としてはしごくまっとうである。ただ、新年代観を巡る議論が紛糾するまで野放し状態だった点は歴史民俗博物館側にも問題があったのではないだろうか。

 さて、本書後半は新年代観を受けて、弥生時代像をいかに再構築するかというところに力点が置かれている。それは、稲作が北部九州に入って順次東へと広まり、青銅器や鉄製品を持ち、さらに個人の墳丘墓を築きはじめるという、列島全体で比較的等質的な描きかたをされてきた弥生時代像の崩すところから議論は深められている。そして、地域、時期を細かく追究し、それぞれの様相を詳細に検討して、それを日本列島の全体像を捉える仕事へとフィードバックされた。その結果、弥生時代の日本列島は決して等質的な文化に覆われていたわけではなく、稲作の有無など生業の問題、墳墓や青銅器の有無といった祭祀など、地域色が色濃い文化という輪郭が描かれた。

 さらに著者は、そのような地域色豊かな日本列島を古墳という等質的装置で塗り固めていくところに、古墳時代文化の本質が隠されているとも指摘している。年代論もさることながら、弥生時代像を再構築し、さらに古墳時代への展望を示した後半部分こそ本書の魅力と言えよう。

 資料の蓄積や新技法の確立により学問的見解は一新される。これは学問の宿命である。新見解が共通認識たる学説に昇華するまで活発な議論が戦わされるが、それと並行して社会に広めていく必要がある。歴史学の場合、教科書という手段が社会拡散の最たる手段と言える。そして、本書のような概説書が担う役割も大きい。弥生時代の年代観についての学史と新年代観公表までの動き、旧年代観による弥生時代像と新弥生時代像の相違点など、本書には分かりやすくまとめられている。旧説を真とするか、はたまた新説を是とするか。一読しての思索をお薦めしたい。

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2012/01/27 16:23

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2012/01/25 17:04

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2012/07/25 00:50

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2014/01/30 15:43

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