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紙の本
ビジネスマンのための「行動観察」入門 (講談社現代新書)
著者 松波 晴人 (著)
インタビュー形式のマーケティングや、成功者の話を聞くだけでは限界がある。対象となる人間の行動をつぶさに観察した上で分析し、問題解決法を提案する「行動観察」のノウハウを事例...
ビジネスマンのための「行動観察」入門 (講談社現代新書)
ビジネスマンのための「行動観察」入門
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商品説明
インタビュー形式のマーケティングや、成功者の話を聞くだけでは限界がある。対象となる人間の行動をつぶさに観察した上で分析し、問題解決法を提案する「行動観察」のノウハウを事例とともに紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
ビジネスの限界を突破する注目の手法。インタビュー形式のマーケティングや、成功者の話を聞くだけでは限界がある。行動を観察することで、その人の言語化されない欲望やノウハウを引き出す手法を解説。マーケティング、営業スキル、人材育成、オフィス、工場、レストラン、書店、さまざまな分野で、問題解決に役立つと話題沸騰!
すでにテレビ(『ガイアの夜明け』)やビジネス誌などでも紹介され、話題沸騰中!!
大阪ガス入社後、米国への留学時に「行動観察」を学び、その手法に魅せられ、帰国後に社内で研究所を立ち上げ、日本の「行動観察」の第一人者として東奔西走している筆者が、その手法と、サービス、マーケティング、営業、研修、書店など多くの現場での実際の成果について紹介する。
〔行動観察とは?〕
人の行動を人間工学、心理学、表情分析などの知見を通じて観察・分析することで、問題解決に役立てようとする手法。
従来のインタビューやアンケートなどではわからなかった潜在的なニーズ、言語化しにくい知識を共有化する手法として、欧米では多くの企業・組織で商品開発、生産性の向上、個人の能力開発などの分野で実践され、 効果をあげている。
【商品解説】
目次
- 第1章 行動観察とは何か?
- 第2章 これが行動観察だ
- 1 ワーキングマザーの隠れた欲望
- 2 人でにぎわう場の作り方
- 3 銭湯をもっと気持ちのいい空間に
- 4 優秀な営業マンはここが違う
- 5 オフィスの残業を減らせ
- 6 飲食業を観察する
- 7 達人の驚異の記憶術に学ぶ
- 8 工場における生産性向上と品質向上という古くて新しいアプローチ
著者紹介
松波 晴人
- 略歴
- 〈松波晴人〉1966年大阪生まれ。米コーネル大学大学院にて修士号取得後、和歌山大学にて博士号(工学)を取得。大阪ガス行動観察研究所所長。株式会社エルネット技術顧問。
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著者/著名人のレビュー
「見る」のではなく「...
ジュンク堂
「見る」のではなく「観察する」、そして「気づく」ことの面白さがよくわかる。
ビジネス書でなくノンフィクションだと思います。
紙の本
理屈ではない人間の行動。自分のことを考えれば、わかるよね。
2012/03/18 00:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「迷ったら現場へ行け」「行き詰ったらお客様に聞け」わりと耳にするフレーズである。企業が誰に対してモノやサービスを売っているのか、それに見合う対価をうけているのか、を考えたら、「次の手」を考える際に、一番しらなければならないのは、あきらかに「お客様」であるのだ。
だから、企業はアンケートを実施する。そのアンケート結果の分析、解析をして、お客様を「知る」という狙いで。けれど、自分お経験則からしても、これはなかなか困難である、といえる。アンケートに答えていただく環境、たとえばインセンティブの有無(回答者には○○をプレゼント!)とか、アンケート方法(記述式/自由回答など)とか、諸々の条件、フィルター、環境を考慮すると、出てきた「答え」の有用性に疑問がついたりして、「じゃあなんでアンケートやったん?」ってことにもなりかねない。そんなもやもやした経験をしたことがある人は少なくないんじゃないか。
本書で紹介されている「人間観察」はこのようなアンケートの類とは異なる。人の行動を人間工学、心理学、表情分析などの知見を通じて観察・分析することで、問題解決に役立てようとする手法であり、日本でのその分野の第一人者である著者が、事例をふんだんに使って紹介してくれる内容が本書である。
人間の行動を追っかける、しかもかなり深部にわたって。その一見不可解と思われる行動についても、著者の知見による心理学的なアプローチで、その因果関係を探る。そして行動の本質、本人も気づいていない行動の「理由」を導き出す。
行動観察はあくまでも「仮説」を生み出すためのフィールドワークであり、そこで得られた仮設を今度はアンケート等を利用して確認していくステージに入っていく。つまり我々が「お客さまを知る」ためにやろうとするアンケートは、実は第2ステージであり、前段階のステップを飛ばしてしまっているのかもしれない。前のステージによる仮説がないので、アタマの中だけで考えた仮説をもとに進めることになる。それが仮説として成り立っている場合もあれば、不完全な場合も当然にあるわけだ。
言われれば、「お客様の行動、考え、本音」といったところを探るマーケティングは当然の企業活動であるし、既にやっているという企業もあるだろう。けれど、本書に紹介されたような「人間工学、心理学」ベースに基づいた「行動観察」というアプローチは、結構斬新な切り口だと思う。そこまで考えて実行しているケースはそうそうないと思う。
本書は事例中心なので、読み物としても面白いし、著者のフィールドである「行動観察」については関心を持ったのも事実で、惹かれるものは多い。すぐに直接的に役立つかどうかは不明だが、その「考え方」=行動観察は科学である、という点は面白い。科学であるかどうかは、実はここ最近、考えていたこと。ヒントを得た思いだ。
【ことば】行動観察で様々な気付きを得るためには、自分の価値観をいったん横において、フィールドを観察することが求められる...行動観察においては、人間に関する知見が重要な意味を持つ。
どうやったら「行動観察」ができるようになるか、その条件を2つあげている。前者に関していえば、まだ完全ではないが、なんとなく「こういうことかな」って感じる瞬間がある。ただ、後者に関しては、今の自分では心もとない。もっと「勉強」せなば、なるまいね