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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.12
- 出版社: 丸善出版
- サイズ:19cm/116p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-621-08474-8
紙の本
おうちの科学 暮らしに効くおいしい!うれしい!なるほど!サイエンス
おいしいパンに塩が必須な理由、油と水の仲介役・界面活性剤の素顔、細菌とウイルスの違い…。炊事・掃除・洗濯など日々の暮らしに役立つ科学をイラストとともに紹介。『中日新聞』『...
おうちの科学 暮らしに効くおいしい!うれしい!なるほど!サイエンス
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:12,540円(114pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
おいしいパンに塩が必須な理由、油と水の仲介役・界面活性剤の素顔、細菌とウイルスの違い…。炊事・掃除・洗濯など日々の暮らしに役立つ科学をイラストとともに紹介。『中日新聞』『東京新聞』連載をまとめて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
内田 麻理香
- 略歴
- 〈内田麻理香〉1974年千葉県生まれ。東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻修士課程修了。同大学院学際情報学府博士課程在籍。サイエンスコミュニケーター・サイエンスライター。
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紙の本
暮らしに役立つ、即実践できる秘訣が満載。
2013/10/31 17:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、主婦として、暮らしに役立つことをたくさん知りたいほうである。少しでも、料理や家事に役立つ知識を身につけたい一心で、この本を手に取った。この本は、暮らしに役立つサイエンスが満載で、「なぜ?」から「なるほど!」へと導いてくれる1冊である。
著者は、2009年より東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍中で、サイエンスコミュニケーター・サイエンスライターとして活動しているそうだ。主な著作に「「『カソウケン(家庭科学総合研究所)へようこそ』(講談社)」など。他に、「世界一受けたい授業」(日テレ系列)、「すいエンサー」(NHK教育)に出演するなど、身近な科学を伝えるために各種媒体で活躍しているという。本書は、「中日新聞・東京新聞の「おうち科学」の連載をまとめたものを書籍化したもの。【おいしい科学:17項】、【うれしい科学:17項】、【なるほど科学:20項】と構成されている。見開くと、各問題ごとに、1ページ半の解説、残り半ページにイラストという、読みやすくわかりやすい親切な構成になっている。
【おいしい科学】では、「料理を科学でひもときながら、おいしさの裏側にあるメカニズムをご紹介します」というように、料理をさらにおいしくするための秘訣を知り、なぜおいしくなるのかという疑問を科学的に解決していくのだが、やさしくてわかりやすいので、スッキリと理解できる。なかでも、≪サツマイモはチンだと甘くない≫は、何度か、電子レンジで加熱したことがあるが、なぜ甘さがなくて、おいしくないのかわからなかったが、「サツマイモはでんぷんが多く含まれており、加熱でそのでんぷんが糖に分解され甘みが出ます。この分解のときに大事な役目を果たすのがアミラーゼという酵素。この酵素の働きで、でんぷんが糖に変化します。この酵素は熱に弱いので、70度以上になると効果を失ってしまいます(これを失活と言います)。(中略)一気にサツマイモの温度を高くしてしまうと、甘さをつくる役目の酵素が失活してしまいます。ですから、電子レンジは甘いサツマイモ作りに不向きなのです」という。なるほど・・・じわじわと熱を加える石焼き芋が甘くて美味しいわけだ。他に、天ぷら、ホッケーキ、チャーハンの調理の際に、マヨネーズが大活躍することも知り、早速調理の際に取り入れて、違いを実感している。
【うれしい科学】に、≪砂糖≫はダイエットや健康の敵と見ていたが、砂糖には「防腐効果や吸水の役割」があることや、【なるほど科学】の、≪10円玉≫の殺菌効果や、≪パスタのゆで汁≫の活用法など、すぐに実践できる秘訣が満載である。
そもそも<科学ってなんだろう? >と疑問に思い、調べてみた。すると、科学とは、[体系化された知識や経験の総称。社会科学や自然科学など、範囲が広い]とあった。要するに[いろいろな仕組みを理論的に考えるのが科学]ということらしい。
紙の本
気軽に読める、科学をちょこっと身近に引き寄せる本。
2012/01/29 19:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「サツマイモはチンだと甘くない」とか「IH調理器の不思議とは」など、家庭での身近な現象に簡単な科学の説明を見開きでしてくれる小冊子。新聞の日曜日生活面に連載されたコラムを再編集したもので、説明はやさしくてわかりやすい。著者はテレビ番組などでも身近な科学の話をしているらしいので、こういう説明は慣れていらっしゃるのでしょう。
最初の話に「料理は実験」という著者の自論がでています。これに「そうそう」と同感する方にはそれほど新しい話はないかもしれません。でも、「理科嫌い」と内心思っているような方には、科学をちょこっと身近に引き寄せる本となるのではないでしょうか。
まえがきでも、著者自身「驚かれるぐらい知識が少ない分野もある」と告白しています。だからこれを読む人だって、理科系だからといって知らないものもないとは限りません。「料理は実験」に同感する私も、「チョコレートとガムを一緒に食べるとガムが溶ける」というのは初めて知りました。なにしろ「いろんなものを一度に口に入れるな」としつけられたもので・・・。
表紙でもわかるような可愛いイラストも楽しいです。半ページぐらいを占めているこのイラストの追加情報の方が役に立ったりする話もあります。
出版社丸善にしては軽めかな、という感じでしたが、楽しく読んで「なるほどねえ」がひとつぐらいあればいい、というところでしょうか。