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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/03/29
- 出版社: 講談社
- サイズ:18cm/174p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-340864-5
ありをりはべり 7 (KC Kiss)
ありをりはべり(7)
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紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:3,687円(33pt)
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紙の本
出雲の神々の思い、人の思い
2012/01/25 00:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は神様を見ることができる女の子。高校入学と同時に始まった物語(正確にはその前の話もあるが)も、もう3年生。相変わらず神様達に振り回されつつも、そろそろ真剣に進路を考え始めた。
まあ、これまでの展開については既刊を読んでもらうとして、この巻の最大のウリは、なんといっても前後編に及んだ「出雲、縁結びの旅」だろう。
スケールの大きさもさることながら、すでに卒業した面々にしかスポットライトが当たっていない珍しさ!本来の主人公はといえば、おとなしくお留守番だ。
山岡元部長と普門寺さんのすれ違いっぷりを、タップリ楽しんで欲しい。
収録されている他の話にも出雲にからむものはあるのだが、主人公の成長が見られるという点で、「月のおはなし」が印象に強い。主人公が自分の進むべき、というより進みたい道を、まだ感覚的ながら選ぼうとするのだ。高校卒業は一つの節目、たとえマンガの中でのことでもワクワクとドキドキがいそいそと動き出す。
他に比べ多少説明的だが、主人公の心の動きがよく見て取れるエピソードだ。
神様だの幽霊だのいっても、全体の雰囲気はこれまで通り。フワフワのユルユルに、ほんの少し、ピリリとしたアクセント。
読んだあとは、心がホワッと温かい。