紙の本
「本書を読んでいるほとんどの方に、金融商品への投資はやめたほうがいいとアドバイスしたい」から続く一連の告白は、よっぽど後悔の念が強いのか、著者にしては非常に読みずらい。それだけに真実がそこにある。
2012/01/30 12:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リーマン・シスターズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お化粧をしている文章は読みやすく、スーッと入って、スーッと出て行く。
対して、感情の入った文章は、他人の推敲をも受け入れない雰囲気があり読みごたえ充分となる。
その投資に関する章で「ここで私が非常に「残念な投資家」であることを告白したい」とは著者の謙遜ではなく事実であると思えるから驚きだ。
ビジネスで成功している人が必ずしも投資で成功するとは限らない、いや、だからこそ失敗してしまうと言われるが、本当であった。成功体験が失敗を誘発する典型的な例だ。
若いときの話ばかりではない。「(金融商品への投資で)未だにどうしたら儲かるのかさっぱりわからない」ようだ。著者のことだから、とことん研究したに違いない。事実その様子が本書でも詳述されている。情報を集めて総合的に判断する。ビジネスでは有効な方法だ。仕事ができる人ほど陥る罠に、はまるべくしてはまったという感じがにじみ出ている。
ただし、自分には向かないとの決断は、さすがだ。
これだけのサンクコストを払いながら撤退するあたり、やはりビジネスの達人である。
投資以外のお金の話、その価値感の考え方、稼ぎ方に対するポリシーなどは、著者らしいいつもの明快さで伝えてくれている。とても残念な人には真似できないくらいの優秀さが見て取れた。
「お金の価値は、実は自分で決められる」にいたっては、お金の稼ぎ方ばかりでなく使い方に対しても、残念かどうかの差が明確にでてしまうと教えられた。
本書の990円に価値ありかどうかは、まさに人によって違うのだと。
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同じ著者の別書を読んだが、こちらは、もう少し具体的な内容かな。
この手のことは、常に意識していないとダメなような気がする。
別段、目新しい内容はないけれど、自分の棚卸にはいいかもしれない。
アオリイカ
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決して難しい内容ではなく、当たり前のことがきちんと書かれている作品。個人的には納得感のある内容。日々意識しないと忘れてしまいそうな当たり前なことなので、たまに読み返すと良いかも。
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前半はお金の稼ぎ方について、後半は著者自身の投資の失敗例について。前半とても参考なります。まず、お金があっても心配事はなくらない。何事も目標設定がすべて。結局はいくら稼ぎたいのかが大切。勤めて稼げる額は限られる。成長業界のポジションが重要。一番稼ぐには、自ら事業を起こすことです!大切なことは、ケンカをしない。←小さなケーキを取り合わない。新しいケーキを探してくる。←税金にとやかく言わない。だそうです。
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筆者の「残念な」投資体験を出すと、筆者自身が残念な人に思え、何かを得ようと買って読んだ読者ははっきり言ってがっかりする。
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王様のブランチで新書ランキング1位だったため手にとってみた本。「残念な人の○○シリーズ」で有名な山崎将志だんが著書。お金に特化した本かなと思いきや自己啓発系で少し的はずれな気もした。しかし、読みやすいこと。新たな気づきが得られたという点でそれなりに飽きずに読めた。仕事に優先順位をつける、疑問点はそのままにしない、TODOリスト作成の際は所要時間も見積もるなどが印象に残っている。また、お金に関しては消費、浪費、投資を意識し、投資をする気持ちで使うなどが印象に残る。中盤以降、起業のすすめや不動産投資のすすめの章がありそこは読み飛ばした。
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自身の失敗経験から得た考え方やごもっともな意見があったがさしたる感銘も無く、よくあるお金にまつわるお話でした。
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いくら稼ぎたいか目標を決める
資格は会社のコア業務に直接関係ある必要がある。
他の人へのお願いを先に、こじんの仕事は後でやる。先に概要を伝え、スケジュールを押さえる。
納期を必ず伝える
嫌な数字から逃げない
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久しぶりに小説以外の本よんだなー!
なかなか分かりやすくてすぐに読めた!
お金を増やすためというよりは、
そのための準備のための心得本って感じでした。
これからの人生についてのプランを考え直すきっかけの一つになりそうな本ですね、
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どのような勉強をしたらよいかは、目標によってしか決まらない。今の会社でクビにならない程度が目標の人と、年収3000万円を目標にする人とでは、勉強のテーマがまったく異なる。何が問題なのかは、「目標を達成するために何が欠けているか」でしか決まらない。目標がない人にとっては、身の回りのありとあらゆることが問題に感じられる。だから、どうでもいいことで悩んだり、怒ったりしてしまうわけだ。
「自分はいくら稼ぐ価値のある人間になりたいか」重要なのは、我々は強い目的意識を持つことによって行動が変わる。また、イメージできる事しか実現できないということである。成功するには、しつこく目標に向かって努力するかどうかが重要で、能力は努力する過程であとからついてくるものである。できるようになるためにはどうすればよいか、そこからがスタートだ。
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お金に関する考え方で、自分がいかに方向性を間違えていたか気づかせてくれた本。
お金の増やし方ではなく、基本的な思考を教えてくれる。
また世間で当たり前のように言われているものを検証しないとどれだけ損をしていくのか?気づかされる。
損してることに気づかないまま過ごしていく、ある意味幸せな生活を送りたい人は読まないでいいと思うが、それ以外の人は一度さらっと読んでお金の考え方を学んでおくべき。
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はっきり言ってこのタイトルのせいで買うのを相当躊躇していた。しかしこの本はあまりにも当たり前だが見えなくなっていることを教えてくれる良い本だった。
・「情熱的な指導者、顧客志向の高い目標、高い品質基準、結果を出すために努力する仲間のいる環境」のある組織が成功すること。
・お金が増えるのは「発展している経済活動に参加」するから。
・「なぜ投資は長期なのか、それは企業の利益がでるまでに時間がかかるからである。」
なぜこのような当然のことにあらためて気付かなければならないのか。
長く時間がかかる投資活動の流動性を高めるために株式の売買という仕組みが編み出されと言っても良いかもしれないが、現代では本来の投資とリターンの間にある企業活動の時間とその間の人間の活動というものが忘れさられてしまったようである。
この本にも書いてあるし、以前ほかの本にも書いてあったが、もっとも投資効率が良いのは働くことだ。計算してみればその通りなのに皆気がついていない。その目を曇らせているのが、たまたま成功した他人をうらやんだり、利益よりも損のほうに影響を受けやすいとかいう人間の心理だったりすることにもちゃんと触れている。
きわめてまっとうなお金の稼ぎ方を説いていて、誰にとっても何かかならず気付きのある本になるだろう。
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■マインド
1.習慣という名の鎖は、抜け出せないほど重くなって初めてその存在にあ気づかされる。
2.残念な人とは、能力もあり、やる気もああるが、考え方ープライオリティが間違っているために、結果が出ない人のことである。
3.If you think you can, or you think you can't you're right! 自分には出来ると思うか、自分には出来ないと思うか。いずれの場合も思ったとおりの結果となる。
4.最高ラインよりも最低ラインが大事。組織のレベルが高ければ、最低ラインはおのずと上がる。低い目標になれきっていたり、それが達成できなくても何も問題ないような環境にいた人は、それらの作業の先にある本当のよい仕事ができないのである。
5.A wise man will make more opportunities than he finds. 賢者は、機会を探すよりは、むしろ自分で作り出すものである。
6.金がないから何も出来ないという人間は、金があっても何も出来ない。
7.自分が言いたいことではなく、相手が知りたいことを伝える。
8.あきらめている人は実はあきらめが悪い。
9.固定費が高いと、チャンスを逸しがちである。ビジネスにおいては、コストは常に確定、売り上げは常に未確定である。
10.全ての行動を投資にかえる方法を考える。
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うーん、文章が少しわかりにくく感じてしまった。
突拍子ないことは書かれていなかったので今の自分の感覚でいいのだろう。
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お金は本当はどのくらい必要か
稼ぐにはどのような方法があるか
投資はなぜ失敗するか
お金は大事だね