紙の本
よく心に銘記して。
2019/08/03 18:07
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出世キャリアと残念キャリアとに分けて、その違いを随所に亘って述べてあります。かなり実際的で実践すべきポイントが痛い程よく分かります。
明日からに活かすべく!
電子書籍
2回読みたくなる
2014/03/02 11:14
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投稿者:たけたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャリアアップするにるは残念キャリアとなる人の特徴を理解すること、と言う内容で進んで行く本書。
最後のまとめの一言は納得できるものであり、それを念頭にもう一度読むとキャリアアップすしていく参考になる、そう感じることができた。
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●内容
・“100人以上の経営者にインタビューした”ビジネスコンサルによる出世のポイント集。
・時代の変化に応じ、経営者がマネジャー層に求めるものが変わってきている、という指摘。
・なぜ「厳しい上司」はいけないのか、なぜ「楽しさを感じさせるマネジャー」が求められるのか等、理論立って説明されており、納得感が強い。
●感想
・「出世」についての世界観が変わった。
"今のあなたの上司は、昔のルールで出世したのです"
・過去と未来、求められるものの違い。20代サラリーマンとして、自分がなんとなく持ってる感覚とは近いんだけど、それがすっきりと言語化されていて気分がいい。「いまどきスパルタ式ははやらねぇよ」って指摘だけど、次のとおり理由が解説されている。
"「厳しさ」は今日を見ている。手を抜いたり、楽を求めるメンバーを厳しく律し、自らが率先して厳しい仕事に取り組んでいくもの。「今のままのスタイルで、がんばって何とか業績をあげよう」"
"「楽しさを感じさせること」それが本書の結論。「昨日、今日ばかり見ずに、もっと明日の夢を見よう。我々の力をもってすればミッション、ビジョンは必ず実現できる。我々の未来は明るい。もっと明るく行動しよう」 出世キャリアがまわりから求められる最大のものは、「厳しさ」ではなく「楽しさ」"
・では、これから出世を目指す若者はどうしたらいいのか?という疑問にもきっちり答えてくれる。感覚的な先例研究(これまでにどういうおっさんが出世してきたか)ではなく、出世を決めるのが誰で、その基準は何か、というロジックにしたがって考えよう!という提案。
"あなたがマネジャーになれるかどうかという時、経営者の目は「あなたがマネジャーになったとき、どんなマネジメントをするか」と考える。だからあなたはその時までに、どんなマネジャーになるかを考えておかなければならない"
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#006 課長になれない人の特徴
自律のために、この手のべしべからず論もいやがらずに読んでみる。別に何か気になったわけでなく、平積みを手に取っただけで、たいていあんまり気になることは書いてないのだが、今回もご多分に漏れずぐっとこなかった。全体的にレベルが低い?うちの会社で言うと「代理になれない人の特徴」くらいでないかしら。言い過ぎ?
唯一と言っていいくらいで気になった一節が、残念な人は他組織を気にしない、というところ。自分の仕事以外にも視野を高める意識はつい忘れがちなので、意識しておきたい。
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■リーダーシップ
1.いいプレゼンテーションというのがあるとすれば、相手の意見を聞きやすいプレゼンテーションです。
2.残念なキャリアの行動パターン:忙しいが口癖。まわりの人が帰るまで残業している。業績ばっかりきにしている。仕事がつらそう。飲み屋で仕事の話をする。
3.仕事を任される対象は計画です。結果ではありません。結果を任せられても困ります。だから、結果は任せた上司が責任を取ります。
4.現代の会社は強いリーダーシップよりも優しいチームワーク、話す力よりも聞く力を求めている。
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正直、ウーンという内容もあったが、全般的にためになった。
自分も気を付けなければと思わせる箇所もあったかな?認めたくないが・・・。
本書中にあった西郷隆盛が言ったといわれている言葉に、全てが集約されている気がする。「功(業積)ある者には禄(カネ)を、徳(能力)ある者には地位(ポスト)を与えよ」
【気になる言葉たち】
★上司と合意するものは「目標の数字」というよりも、その「やり方」や「目標の根拠」です。
★暗く悲観的(つらい)なリーダーについていこうとは誰も思わない。
★人事評価のポイントはただ1つ、フェアです。
★戦略はミッション、ビジョンを実現するために、進むべき会社の道を考えたものです。決して「どうすれば業積が上がるか」というものではありません。
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この本で「課長」というのは、部下持ちの管理職のことを指しているようですが、人の上に立つ人に求められる能力が変わってきたことを解説しています。
経済が成長していた数十年前には、体力勝負で仕事をして業績を上げた人が昇進して、自分と同じ結果を部下にも強要していたように思いますが、今は昔とは経済状態が異なり、上に立つ人たちに求め
られるものが異なってきているのも当然だと思います。
私も部下を持つ時期が来るかどうかわかりませんが、現在求められている「上司像」について、この本を参考にして自分なりにイメージしておきたいと思いました。特に上司は、会社(経営者)がどのような根拠で目標を設定しているのかを把握すべき必要があることを認識しました。
以下は気になったポイントです。
・人事評価を行うのは上司だが、出世の基準を決めるのは経営者である(p12)
・自分の仕事量に対して「忙しい」と言ってはいけない理由は、1)能力を超えて仕事量があることを訴えることになる、2)計画性がないことを示す、ため(p27)
・出世キャリアに必要は2つの余裕は、1)仕事をスタートする時の余裕、2)実行中の余裕、である(p30)
・品質が求められない仕事は、とにかくスピードを上げること(p39)
・目標について上司と合意するのは、数字よりも、「やり方」や「目標の根拠」(p48)
・イベントが終わった時に反省するのは、どういう計画にすべきだったか(p52)
・出世するというのは、DoからPlanへ仕事が移っていくこと(p52)
・愛する仕事が見つかったら、自分がどんなに仕事を好きなのかを周りに積極的に訴えること、嫌いか辛いかを訴えても意味がない(p59)
・企業のメンバー企業の戦略を批判することはタブーであり、絶対にやってはいけない(p90)
・戦略は、ミッションやビジョンを実現するために、進むべき会社の道を考えたもの、どうすれば業績が上がるかというものではない(p94)
・上司が部下に任せる対象の仕事は「計画」であり、結果ではない(p124)
・任せる仕事の順番の原則は、「やさしい仕事」(p171)
・どんなに話が面白くても、話を聞いてくれない人とは仕事はしたくないもの(p191)
・聞いているメッセージのポイントは、1)メモをとる(合いの手をいれる、確認)、2)話すと「聞く」を明確に分ける(p195)
・自らのプレゼンに持ってほしくないイメージは、1)プッシュするイメージ、2)口がうまい人というイメージ、3)行動力が高いというイメージ(p206)
・あなたがリーダシップを高めたいのなら、どうやったら相手が納得してくれるかを考えること(p236)
・マネジメントを担ううえで必要な知識は、1)仕事に関する知識、2)担当仕事以外の知識を浅く広く、3)マネジメントに関する知識(p244)
2012年2月18日作成
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残業が多い。
苦しそう。
飲み屋で仕事の話をする。
当てはまっているが、昔だったからか、責任者になってしまった。
そして、今も同じ様な状態。
いい加減、変えていこう!
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早速実践してみよう。
と思うものもあり。
あう合わないは、実践してからわかる。
なによりも、好きな仕事がしたい。
そのためには上にいかないと。
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「課長になれない」=「残念キャリア」と呼び、要因と事例を説明している。例えば、「目立ちたがりの人」=残念キャリア、と「目立つ人」=出世型は異なる、といったように、「残念キャリア」と「出世する人」を対比して説明している。
書かれている要因の中には、相互に矛盾するような項目も含まれており、また、会社や業種により、重視される要因と許容される要因とそれぞれ分かれるに違いない。
ただ、管理者(そのうち経営者となりうる)は、他の人の目にさらされるという点では、書いてあることは妥当だと判断した。
それぞれの要因の最後に「こういう人の上司だったら、どのように接しなさい」というアドバイスが書いてあり、どっちかというとそれがためになる。
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耳が痛い!課長になるためのトリガー。
組織に優先される意見を出す力。
仕事を任せて欲しいという気持ちを持つ。
計画は紙に書いて逃げない。
人の話を聞く。そのときメモを取る。聞いている時は話さない。最後に意見を言う。
自分の仕事の成果物として恥ずかしくない文書を書く。書きたいことを列挙、グルーピングし重み付け、見出しをつけ、箇条書き、図表を使う。
時間を守る。
知識ー①自分の仕事②自分の仕事以外③マネージメントーを若いうちに勉強しておけ。
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現代の会社は強いリーダーシップよりも優しいチームワーク、「話す力」よりも「聞く力」を求めているのです。
出世するというのは、管理職になって「次のおもしろい仕事」=「マネジメント」を求めていくことです。いまがいっぱいいっぱいで、がんばらないと今の仕事をできないようでは、次の仕事は入れられません。
組織の上位に向かうと、実行よりも難しく大切な仕事である計画のウエイトが高くなっていきます。それがマネジメントという仕事の特徴です。「マネジメントは計画が全て、実行は部下に任せる」がマネジメントのセオリーです。
残業していたら課長にはなれません。
スピードははっきりと目に見えます。「仕事が速く終わる」ということです。この「早く終わる」ことを、出世キャリアはまわりに見せ付けることです。残業しないで終わったら、それが能力の証明です。
経営者の目は課長などの管理職に対して「適正なマネジメント(仕事の割り振り)をして、残業を減らすことを考えて欲しい」と望んでいるのです。それはプレイヤーに「過度の負担をかけさせるな」という想いです。
「残業している」というのは、本人とその上司の問題です。この二人に分けて考えて見ます。上司から部下の残業を見れば、自らのマネジメントミスです。出世キャリアのチームワークとは、思いやりというよりもマネジメントの理解であり、組織のために自らの能力をあらゆる局面で生かしたいという心意気です。だから積極的に上司がヘルプしやすいムードを作りましょう。それが先ほど述べた余裕です。テンパッテいない感じを見せることです。
目標というのは上司との「合意」です。ここで上司と合意するのは「目標の数字」というよりも、その「やり方」や「目標の根拠」です。上司とはやり方、目標の根拠について話し合い、合意し、約束します。
次はDOです。合意した「やり方」どおりにやります。もし実行中に、このままこのやり方でやっていくと「目標に届かない」と思ったら、1秒でも早く上司に伝えることです。
最後はSEEです。出世キャリアのSEEでのキーワードは期待感です。上司に目標は未達だったけど、あなたに「もう一度チャンスを与えたい」という評価をさせることです。今考えればどういう計画とすればよかったかを上司に説明し、合意を得ます。
あなたが目指すのは上司からの「結果に対する期待感」ではなく、「計画に対する期待感」です。出世するというのは、DOからPLANへ仕事が移っていくことです。
経営者は「つらさ」を組織に持ち込んではいけないと思い、「つらさ」を持っていない人を組織の上位に持っていこうとしています。「明るく振舞うこと」というのは「明るくなれ」といっているのではなく、「マネジャーになるなら、明るく見えるように行動してくれ」ということです。「暗く悲観的なリーダーについていこうとは誰も思わない」
「出世する」というのは秩序が上がることであり、意見が優先されることです。つまり「組織の中で優先される意見を出す力」を見せればよいことになります。秩序の最上位者である経営者の意見にフィットしているものです。だから出世キャリアは経営者の話��よく聞き、書いたものをしっかり読み、自らの意見と同化させていくことが求められます。「上は何を考えているのかわからない」というのは、上と意見が合わないということを訴えているもので、これこそまさに残念キャリアです。
企業のメンバーが戦略を批判することはタブーであり、絶対にやってはいけないことです。出世キャリアなら戦略を見る前に、ミッション、ビジョンをしっかりと読み、理解し、合意しましょう。
チームリーダーにはチームメンバーのマネジメントをする以外に、もう一つ大切な仕事があります。それはチームメンバーを代表して、他チームのリーダーと折衝することです。経営者の目はあなたが「協働できる人か」を見ています。協働の出発点は、相手の仕事を知ることです。他チームが何をやっているかについて常に興味を持ち、興味を持っていることを折りに触れ、口に出して言うことです。
残念キャリアを出世キャリアに変えるのは、上司の「この仕事は君に任せる」の一言です。上司が「 任せよう」と思うには、信頼感と期待感を感じさせるモノが必要です。仕事を任される対象は計画です。結果は任せた上司が責任を取ります。まずは信頼感です。これは「紙に書くこと」です。計画書という形で上司と約束しましょう。「計画を紙にする」ということは、「約束をうやむやにしたい」という気持ちを断ち切り、ここから絶対に「逃げない」という誓いを自ら立て、上司を含めて一緒に仕事をする人に「この人は逃げない」という信頼感を与えるものです。
上司と約束した計画どおりに仕事が進んでいないことがわかったら、すぐに(リアルタイム=随時)上司へ伝えなくてはなりません。「どこが計画どおりにいかないのか」「これから自分としてはどうしようと思っているのか」の2つです。
同僚は仲間でありパートナー。同僚は同じ会社の人間なのですから、競争するなどと考えず、協力して何とか給与総額というパイを増やすことです。
メンバーのモチベーションは、自分の長所を生かした仕事をやればぐっと上がります。
リーダーシップはリーダーがチームにもたらす影響であり、チームのムードを高めるもっと大きなものは「このリーダーの下で働きたい」というメンバーの思いです。あなたは「人の長所を見ているリーダー」と「人の短所を見ているリーダー」のどちらの下で働きたいですか?長所思考はリーダーシップの大きな要素です。
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頑張っても出世できない人を残念キャリアと表現し、
残念キャリアの行動パターンを紹介している。
必ずしも、本の内容すべてが評価5つ星とは思わないが、
仕事編の記述については、チーム全員で読んで行動したいと思う内容。その章に関して星5つ。
[残念キャリアの行動パターン]
・「忙しい」が口ぐせ
⇒ 「計画力」がありませんと主張しているようなもの
⇒ 忙しい人には、上のステップの仕事は回ってこない
・まわりの人が帰るまで仕事をしている
⇒ 残業はマネジメントミス
・つまらない仕事を頼まれるとイヤな顔を剃る
⇒ 断ったところでいいことはない。上司はやるように
仕向けてくるのだから
⇒ 集中力の見せ所
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刺激的なタイトルだが、中身は自己啓発系のビジネス本。
問題のある社員の具体例が豊富で、たしかに言えてるなぁと思うところもある反面、自戒を込めて読んでいた。
あるべき姿を再確認できた本だ。
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自分のキャリアを描くうえで、マネジメント職になるためにはどうすればいいのかを知りたくて手に取った本。
読んだうえで私が課長になるために必要と感じたことは、「計画を立てる力」そして「仕事を任せることで部下を育てる力」の2点。
後輩に仕事を任せる習慣はできてきたけど、計画とかは結構無関心だったので参考になりました。
あとは「そもそも論を学べ」「よく勉強しろ」「務めている会社、商品を好きになれ」「いやな顔をせず楽しく!」「残業は自身のマネジメントミス」などよく聞くお話を。
目から鱗だったのは「2日かかる見積もりのつまらない仕事は、1日で終わらせなければいけない難しい仕事に置き換えちゃえ!!」ってところ。こういう考えは結構好き。