紙の本
震災支援とマンガ家の本気
2013/10/19 01:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災の被災者支援のために、制作された本。
マンガ家・装丁者は全員無償で参加し、必要最小限の経費を除いた収益すべてを、岩手・宮崎・福島各県庁が主催する「震災遺児・孤児のための育英基金」に寄付されることになっている。
27名の漫画家が28本の読み切りを描き下ろした。
震災や東北に関連したもの、特に関わらないで描かれたもの、日常を描いたもの、ファンタジーに徹したもの…、各人各様で、本当にいろいろな作品を味わうことが出来た。
そして、どの作品もマンガ家の「本気」の思いが感じられて、すばらしかった。
特に印象深い作品は、ラストを飾るとり・みき「Mighty TOPIO」だ。
とり・みきお得意のパロディギャグで描き出され(超有名ロボットのパロディ)、わずか8ページの中に震災の被害も、復興も、希望や風刺も、そして将来への願いまでも詰め込んである。
それも、ごく自然な流れの中に。
最終コマを見て、何を感じるか。
読んだ者、それぞれが、それぞれに感慨にふけるだろう。
*電子書籍版もあり。
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東日本大震災復興支援チャリティーコミック。
27名の漫画家さんの描きおろし。
なんかもう豪華!!
麻生みこと先生と小玉ユキ先生やっぱり好き。
でも今回の話ですごく好き!私的ベストの作品は進藤ウニ先生のLuckyStar。
SFチックな、それでいてすごく大切なことを伝えてると思う。
子供ができたら小さいうちに読ませたい作品。
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チャリティであることを意識しなくても十分読み応えのある企画。チャリティを否定するものではないが、作品としての力があってこそ。どの作品も読み応えがあるが、掉尾を飾るとり・みき作品がベスト。
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面白かった。読みごたえばっちり。450頁くらい。総勢27人の読切り。知らない作者さんもいた。これを読んで単行本読みたいと思ったのがだいぶあった。内容は震災にもろ関わって苦しい悲しい感じの話はなかった。なんとなくみんな大切なひとのことを想いながら描いたんだろうなぁという感じ。または過去の思い出とか気持ちとか。こんないい漫画読めて寄付までできるとかスゴすぎ。
もっと刷って欲しいなぁ。
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はじめての作家さんばかりでしたが、皆さんの本気が詰まっているのを感じました。てか、普通に面白かったよん。
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何人か好きな作家さんが入ってたので買いました。
そうでない作家さんのページはスキップしながら・・・(ごめんなさい!)
趣旨に賛同します。
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祝、重版。久しぶりに「生」の漫画を読んだ、という気持ちになった。ネムキの震災チャリティ同人誌も購入させて頂いたが、主旨が主旨だけに、漫画の向こうの漫画家さんの想いが強く伝わって来ました。漫画を読んで貢献出来るのであれば、嬉しい。
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ぜいたく。たっぷり。
ねむようこ、小玉ユキ、磯谷友紀を目当てに。
ヤマシタトモコさんの作品が良かった。
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震災ボランティアマンガなのですが、良作が集まっています。信濃川日出雄のが特によかったなー。
『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリの作品も載っていると書いたら購買者増えるかな。
それから、国樹由香の『くりかのこちゃん。』というマンガがあったのですが、こたくんは、お亡くなりになっていたのですね。
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東日本大震災チャリティアンソロジー。
知ってる漫画家さんは、四、五人くらい?ヤマシタトモコさんと小玉ユキさんに惹かれて。
LUCKY STARが思いのほか好き。
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ヤマシタトモコさんの作品目当てで購入しました。とても雰囲気のある作品で好きです。
他にも様々な短編が読めてお徳ですが、夜空の窓、うさぎのキモチ、You'll Never Walk Alone が好きでした。
震災に対する思いもひしひしと伝わってくるようです。
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正確には電子書籍で購入。
東日本大震災のチャリティーが目的の作品集ではあるが、そういったテーマには全く縛られていない。テーマがないのが逆にいい。
それぞれの読切にそれぞれの味があって、多様な漫画家の漫画を境界なしにまとめて読めるというのもなかなか貴重なのではないかと思う。
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ツイッター上でも書いたが、僕は「チャリティー」という言葉よりも各々の漫画家達が自由に描いた「漫画集」という風体に惹かれてこの漫画を購入した。
漫画の特色はほんとキレイにそれぞれが際立っていて読み応えがある。しかもテーマも決められてないのに、それぞれの漫画の根底には優しさが滲み出ている。
950円で450ページも楽しめる。正しく良書。子どもに読ませても良い感じに受け取ってくれそうだ。
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それぞれのマンガ家さんが、かなり伸びやかに書きたいことを書いている、という感じで予想以上に楽しめた。普段の連載だといろいろ制約もあるのだろうなと思う。
小玉ユキさんの「夜空の窓」は少しだけ幻想的に。
ヤマザキマリさんの「野阿の箱湯」。相変わらず風呂ネタで楽しませてくれる。
ねむようこさん「其を射落とすは明日の矢」。この人がたまにみせる奇想天外さが顔をのぞかせる。
ヤマシタトモコさん「きみの女の子」。外で女二人でゴハン食べてるだけの話だが、さすが。
信濃川日出雄さん「僕らの未来はスカートの中」。画の雰囲気含めなかなか気になったマンガ家さん。今度読んでみよう。
手原和憲さんの「You'll Never Walk Alone」も余韻がよかった。「ミル」の人なのか。これもチェックだな。
さそうあきらさん「ダンのこと」。文句を叫びながら働く工場の人達がすがすがしい。
ちょっとずつ読もうと思ったが、どれもよかったので一気読みになった。
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東日本大震災復興支援チャリティーコミック。和田フミエさんの作品が読みたくて。単行本化を待ってました。フミエさんは2本描いてて、嬉しい~。