電子書籍
現代の坂本龍馬か?
2012/07/31 10:45
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投稿者:Pokhara - この投稿者のレビュー一覧を見る
プレハブの建物に車輪をつければ車両扱いになる。それを賃貸駐車場に停めて住めるとしたら、35年ローンの家を買うことや、その為に東京に縛られて放射能を恐れ満員電車に揺られる生活に意味はあるのか?
日本人の無意識によってできた現代の社会システムは匿名が故に壊すことはできない。けれど上記のように今の世の中で当然と思われていることに疑問を持ち、視点を変えて、たとえ一見稚拙に見えても解決策を実行に移せることは今を生きる上で非常に重要だと感じた。それはあの日、仕事よりも命を優先して西へ避難しようとした人たちにも繋がっている。
匿名化した社会でこれまで存続してきた政治、マスコミ、電力、土地神話ももはや崩壊していることに誰もが気づきながら、空気を読んで、つまはじきになることを恐れ、発言しないまま今日まで来てしまったが、そんな中でこのような人が出現して、動き始めていることは非常に興味深い。もしかすると現代の坂本龍馬になるかもしれない。
実際、世界中でも「中東の春」に見られるようにSNSの力で持って若者が蜂起し、独裁政権を倒し、それが別の国にまで飛び火している。幻想が幻想のままで終わらないようなことが世界中で現実に起きているのだ。
紙の本
つくろうよ、僕たちの国
2017/01/13 10:43
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
モンテビデオ条約を信じる著者の周りには、土地はないがたくさんの人が集まってくる。今の日本がいかに土地に縛られているか考えさせられた。
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タイトルだけで、また最近の馬鹿な若者の著作か?と判断しない方がいい。
正直、めちゃくちゃおもしろかった。
坂口氏は、大きな政府だったり、特権階級でいまだに国民をバカにし続ける政治家や官僚とその利権集団、また過去の常識にとらわれている人々に対して、
もちろん憲法や法律を守りながら、今までにない斬新なアイディアを実践して対抗している。
最後の章には、鳥肌がたった。
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違和感を感じ、疑問を持つ。解き明かしていく過程で生きる上での強さを身につけることができる。それを糧にして0からでも作り出す姿勢。世の中をもっと楽しく生き抜いていけるかもしれない、と思わせるそんな本
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態度経済 学校社会と放課後社会 自己実現ではなく社会実現を なぜ世の中の人は試すことをしないのか。
ぶっ飛んだ本。面白い。
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タイトルに惹かれて買ったけど、タイトルとはあんまり関係無いかも。
それよりも違う視点を持つことの大切さを力説している感じです。
著者の過去の話(自分語り)の部分は全く興味ないしどうでもいいけど、思想自体は面白いと思う。
なぜ土地はそんなに高いのか?駐車場を借りて自分で簡易的な家を作れば数万円で済むというのに・・・
社会的にすりこまれたプライドを少し無くすだけで、少しだけ社会から独立するだけでだいぶお金をかけずに生活できる。
世界は無駄に溢れている。食糧だって電化製品だってなんでもゴミ(都市の幸)として無料で手に入れることができる。
それでもあなたは無駄なお金を使い続けますか?
確かにそうだなーって思わされました。
まぁ極論すぎる気もするけど、実際にそれを実現しようとしてるのは素晴らしいですね。
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著者が言う「都市型狩猟生活」とは生活のローコスト戦略。都市の果実や公園の水道も、他の誰かの税金や稼ぎで成り立っている。
こういった考え方や生活に感銘はなかった。
堤幸彦監督監督の「My House」は著者の「0円生活」がベースになっているとのこと。映画は一度見てみたい。
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ニコ動で観た時の印象と書籍の印象はだいぶ違う。
映像ではかなりのチャラ男。
書籍ではかなり構成もしっかりしていて論理的。
内容的には、
ちょっと「一般意志2.0」に構成が似ている気がする。
それは、
自分の考えをエピソードにちりばめているところだ。
結局のところ人は、
物語化しないとあらゆることを理解することが出来ない。
つまり、
時間と関係性に置き換えないと理解できないということ。
それは言語化すれば物語であるし、
リズムと音にすれば音楽となる。
音楽が理屈抜きに「わかる」のはそれが物語だからだ。
この人の考えは、
最近のぼくの様々な考えとかなりの部分リンクする。
内田樹の贈与経済的なもの、
岡田斗司夫の拡張する人格(パブリック)的なもの、
東浩紀の一般意志2.0的なもの。
人間は「誰かのために行動する」時に、
一番能力にレバレッジがかかるということ。
自己実現ではなく社会実現に向いた時に、
爆発的に能力が花開く。
ぼくの実体験としてもこれは正しいと思う。
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【ブクログ評価平均:4.27】※2012年6月23日17時現在
この内容にこの高評価は正直驚きである
それだけ社会に閉塞感を感じている人が多い事の表れなのだろうか
ただ『命ある限り死ぬまで生きる』みたいな気概は感じられた
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面白かった。一気に読める。
路上生活者の暮らし方を端に発して、自分を規定している生活の領域・考えを拡大、エクスパンドしていこうという提案。
紹介の一つであった車輪をつけただけの移動可能なモバイルハウスは
その見かけも、家賃も中々魅力的であった。
駐車場にお金を払って、トイレはコンビニや公園、分からない事があったら図書館で調べればいい。お風呂は必要なら銭湯、どうしても電気がいるならソーラーパネルで。すると月5000の家賃でいいんだ、って、いろいろ大雑把過ぎだろ、ギャグかという感じかもしれないが、極論そうなのだ。
どうして土地が誰かの私的所有物で、大地にでなくそれを持っている大家にお金を支払わなければならないのか。
経済に組み込まれたたシステムに慣れ過ぎて、見えないレイヤーにがんじがらめになっている私達。
お金がないと生きられないというのは本当か?
貴方はそれを本気で考えてみたことがあるのか、試したことがあるのか。
この人の話はお気楽なようで、真剣で重い。
自分達はどうやって生きているのか、当たり前すぎて考えたことも無かったのだと気付かされる。
余談だが、河川敷の話が出ると荒川アンダーザブリッジが頭を過ぎる。
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面白かった。正確にいえば著者の思考と行動の過程が面白いと感じさせるものばかりだった。なによりも大切なのは生きること。ただ生きるのではなく、自分を取り囲む枠組みやルールに素直な疑問をもつこと。思考停止状態の動物にならないこと。ルールや枠組みはそれがあると都合がよい人々が作ったものであると認識すること。今後の著者の活動にも興味を持たざるを得ない。
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坂口恭平読本
強いメッセージ性
これまでの活動
レイヤー
態度経済
zero public
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新聞広告でタイトルを目にして
興味を持ったときのイメージとは
違った内容だったんだけど
興味深くて一気読み。
あとは読んでみて感じて考えてください。
それしかいえない。
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思考することを許してくれた本『独立国家のつくりかた』坂口恭平著。今までアホなこと抜かすな、屁理屈やなんだと揶揄されてきたことはもっと思考しててよかったんや。長野に来てからブレてた感覚が戻ってきた。
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【出会い】
書店の平積みで、前著の0円生活がおもしろかったので。
【概要】
著者の経験から考えた社会・空間・生活に対する見方。
国のありかた。
【感想】
フィールドワークから得た発見というのはやはり迫力があり目が開く思い。
ある程度言いたいことを言いやすい立ち位置になって極端だとは思うけれど、発信することは重要か。
国家に頼らないという考えは高まっていきそう。