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商品説明
「二十四の瞳」の舞台で有名な小豆島。平成、昭和、大正、明治、4つの時代に島で起きた事件と悲恋の背後には因縁の物語があった…。『別册文藝春秋』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
小豆島別離伝説。あなたはニジコを知っていますか?鬼才樋口毅宏が切り開く文学の新たな一頁。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
小豆島へ行くつもりじゃなかった | 5−12 | |
---|---|---|
あらかじめ失われた恋人たち | 13−64 | |
『二十四の瞳』殺人事件 | 65−129 |
著者紹介
樋口 毅宏
- 略歴
- 〈樋口毅宏〉1971年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2009年「さらば雑司ケ谷」で作家デビュー。その他の著書に「日本のセックス」「民宿雪国」など。
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書店員レビュー
今回樋口毅宏の新刊が出て、『二十五の瞳』というタイトルをみて...
ジュンク堂書店新潟店さん
今回樋口毅宏の新刊が出て、『二十五の瞳』というタイトルをみて、
随分昔に壺井栄の『二十四の瞳』を読んだことを思い出した。
が、その思い出したものと全く違ったものを樋口毅宏は作り上げていた。
壺井栄がこの物語をみたら、びっくりするだろう。
いや、彼女だけでなく、現代に生きる誰もが彼の物語にはびっくりするに違いない。
書名で察しがつくとおり、『二十四の瞳』は勿論のことその他に、
高峰秀子や、尾崎放哉等々沢山オマージュしている。
まさに敬意をもって自分の物語へと連れてきているのであるが、
とにかく連れてきたからには誠意をもって物語を作ろうというのが、
凄く伝わってきて、その真剣さが面白さにつながっている。
そして樋口毅宏はよく刺激的だ、とか激しい作品が多いとかそんなイメージを持つ人が多いと思うが、
確かにそのことを否定は出来ないが、その一方で凄くセンチメンタルというかあたたかなところを持ち合わせているように思うのだ。
特に今回の物語は小豆島別離伝説というだけあってその色合いが濃いように感じた。
まさか樋口毅宏の作品を読んでこんなにも切なくなるとは・・。