この世で一番おもしろいマクロ経済学 みんながもっと豊かになれるかもしれない１６講

投稿元：

レビューを見る

前作はミクロ経済で今作はマクロ経済を取り扱っている。

前作とは異なりこちらは入門編として成り立っている。

初めて読む人でも大丈夫だろう。

ざっと経済を勉強してみたい人には二冊共オススメです。


では、バイちゃ！

投稿元：

レビューを見る

・マクロ経済学は純粋な学問ではありえない。何故なら、経済がどうあるべきかという
　規範性があるからだ。
・短期と長期。これがマクロ経済学が抱える問題。
・マクロ経済学の目標は２つ
①長期的視野にたって生活水準を高めること（経済成長を説明すること）
②好景気と不景気等を理解すること（経済崩壊を説明すること）
・失業には３つある
①摩擦的失業（転職において一時的に生じる失業）
②構造的失業（労働価格の需要と供給のバランスが崩れて長期的に失業すること）
３循環的失業（不況の時の失業。ケインズ派は粘着賃金（一度上昇した賃金は下降しない）による失業だという）
・デフレは負債の実質負担を増やす。
・GDP（国内総生産）
①GDP＝最終材-輸入（付加価値から考える。最終材とは消費財や投資財がこれにあたる）
②GDP＝労働所得＋資本所得（国民所得から考える）
③GDP＝最終材（消費者の支出＋企業投資＋政府支出＋輸出）ー輸入（支出から考える）
・技術進歩と貿易は似ている
①技術進歩は勝者と同時に敗者も作る
②技術進歩はかなりすごい
③技術進歩と貿易は区別がつかない
・タコ部屋理論。仕事がないよりはましという個人の選択として何が悪いのか？
　一方で先進国が人権擁護するのは、低賃金×長時間労働では勝てないという理由かもしれない。（羊の皮をかぶった狼）
・後進国を助けるのは貿易（物を買うこと）だ。

投稿元：

レビューを見る

前作の"ミクロ経済学"が面白いと聞いていたものの、漫画で書かれている点が気になり、読んでいなかった。新刊で"マクロ経済学"とのことだったので、購入。もっと早く読んでいれば良かった。ミクロも買おう。

投稿元：

レビューを見る

　文章だけで書かれると圧迫されるだけの内容をマンガでこれだけコンパクトにまとめているので大変わかりやすい。

　しかし、正統派をもう少しこのようにわかりやすくできればと思うのだが無理なのだろうか。

　文章力のある経済学者に期待したい。

投稿元：

レビューを見る

どうもマクロ経済学というと思想、哲学という印象が抜けないのだけれど、ミクロは最適化する個人の集まり、という動かしがたい基本認識から始まるので大筋の話は変わらないのに対し、マクロは前提条件が人によって違う（国家は成長と安定を促進するのか、それとも小さい国家が望ましいのか）、と説明されている。

マンガというのも、文字ばかりの本に比べると情報量としては少なくならざるをえないので、やはり内容的にはちょっと薄い。読みやすく、軽快である点は前作同様なので、「ミクロ経済学」のスタイルがフィットするのであれば本書も読んで損はない。

■ロバート・マンデル
通貨の自由な取引、独立した金融政策、固定為替レート
この三つのうち二つまでしか実現できない。三つともは不可能

投稿元：

レビューを見る

アダムスミス-マルクス-ケインズの流れはさることながら、そもそも#マクロ経済学は何を目標としている学問なのか"を軸に書かれていて、各章そこへの意識は一貫している。

最終章にある通り、１００年後のマクロ経済学の教科書はミクロ経済学の教科書と異なり、内容が全然違うもになるだろうと言う通り、これまでマクロ経済学者間で行われてきた主張が２転３転しながら進歩している。

重厚な教科書ではなかなか理解しずらいその歴史と体系だからこそ、漫画で面白おかしく理解できることにやはりこの本の意味がある。

投稿元：

レビューを見る

クルーグマンにノーベル賞をあげる時にいつもの人が嫌そうなのは気のせい？
異星人の星の名前とかって何か元ネタあるのかな？

投稿元：

レビューを見る

経済学初心者にもわかりやすい。内容もざっくり掴むにはこれくらいから初めるのがGoodだと思う。マクロから読みましたがミクロの方も読んでみたいと思います。

投稿元：

レビューを見る

めちゃくちゃおもしろい経済学パート２。
今度はマクロ経済学です。

前作に引き続き、時間を忘れて楽しめちゃう。
そんな本。

こう読んでいくと、経済学ってめちゃくちゃ奥が深くて面白いんだなぁって改めて感じます。
どんどん、経済学者の書籍もかじっていこう。
そう思った本です。

個人的には、ミクロよりマクロの方がわかりやすい気がします。
これは本当にオススメ。

投稿元：

レビューを見る

マクロ経済学の2大目標は、経済成長を説明することと、経済崩壊を説明すること。アダム・スミスの古典派的な見方は、長期の経済成長は説明できるが、短期的に起こる景気の波、大恐慌などは説明できない。ケインズ的な見方はこれを説明するもの。
→マクロ経済学の聖杯は、経済が崩壊せずに成長するにはどうすればいいか。
・失業には、摩擦的失業、構造的失業、循環的失業がある。
摩擦的失業とは、経済や人生の中で転職において生じる一時的な失業。
・構造的失業とは、労働力の需要と供給のバランスが崩れることによって生じるもの。最低賃金法や効率賃金などによってバランスが崩れることがある。
・循環的失業とは、自然失業率の上下で短期的に変動するもの。ケインズ学はこれを説明するために、「粘着賃金」という理論を考えた。
・国の経済力を図る指標として最適なのはＧＤＰ,特に一人当たり実質ＧＤＰである。しかしＧＤＰは富の偏在や社会問題などを反映できないので、人間開発指数が用いられることもある。
・最大の経済援助は、自由貿易である。

投稿元：

レビューを見る

ミクロ経済の方と同じような感じ。
視点はおもしろいし、文章が短いので取っ付きにくさはないが、
説明不足で何を言いたいのかわかりにくいところも。